健保のつぶやき

食事、トイレと他人様に頼る必要はないが、薬に頼る生活がソロソロ始まりました。当面は「親鸞さん」に照準。

意外、水素水が対療法の極みとは、わからない。

2015-03-25 21:26:06 | 内海医師

 

対症療法

週末の講演に向けて何を話そうか考えると、必ずこの言葉がテーマになるが、すべての人々は自分が対症療法していることに気付いていない。これはホメオパシーであれ、ナチュロパシーであれ、カイロプラクティックであれ、キネシオロジーであれ、量子医学であれ、栄養学であれ、東洋医学であれ、断食療法であれ、気功であれ整体であれすべて本質的には対症療法に過ぎない。もっと言えばそれは食事療法であれ心理の根源に至る療法であれそうである。もちろんホルミシス療法とか医療大麻なんてのはそれの最たるもので、患者に抗ガン剤やヘロインを入れているのと同じなのだが、その意味が分かる人間は日本には見当たらない。

症状を一時的に良くする=その場しのぎ=現代西洋医学=アロパシー医学と言われているが、本質的にはこうでさえない。本質的にいえばそれは毒を入れる方法論=麻痺させる方法論=問題を打ち消す方法論であり、これは医療や人体に限らず社会であっても全く同じことが言える点が重要だ。しかしいわゆるグーミンと呼ばれる人々は、なぜ「それ」が起こったかは理解せず、なぜ「それ」の原因にアプローチしないのかは考えず、なぜそのシステムになっているかは考えない中で、結果の方を追い求める。そしてこの考え方にのっとれば、世の人間のほぼすべては単なる対症療法者であり、陰謀論者などは対症療法者の最たるものであり、あなたたちのほとんどすべての仕事は意味がないということにつながっていく。

たとえば最近流行りなのが水素療法や水素水だが、これは対症療法の最たるものである。しかしニンゲン種というのはどこまでも愚かなので、とりあえず自分がよければよくその場がよければよいだけである。