健保のつぶやき

食事、トイレと他人様に頼る必要はないが、薬に頼る生活がソロソロ始まりました。当面は「親鸞さん」に照準。

ビタミンCと風邪ひきの関係わかりました。糖質制限がよろしいようで。

2015-03-17 07:57:23 | 糖質制限推薦

 

ビタミンCと炭水化物

ビタミンCは植物性食品に多く含まれるビタミンです。ビタミンCはアスコルビン酸のL体のことで、壊血病の予防因子であることから、壊血病(=スコルビン)を引き起こさない(=ア)ことから「アスコルビン酸」という名前になっています。

ビタミンCの一日の推奨摂取量は成人で約100mgです。たとえば、ピーマンなら約1袋(150g)食べれば推奨摂取量が摂れます。キャベツであれば約1/5玉(250g)食べれば摂取量を満します。これらをきちんと食べるには意外と結構な量ですし、加熱する場合はもっと食べる必要があります。しかも、毎日食べるのって結構大変だと思いませんか。

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「ビタミンCと炭水化物    ビタミンCは植物性食品に多く含まれるビタミンです。ビタミンCはアスコルビン酸のL体のことで、壊血病の予防因子であることから、壊血病(=スコルビン)を引き起こさない(=ア)ことから「アスコルビン酸」という名前になっています。    ビタミンCの一日の推奨摂取量は成人で約100mgです。たとえば、ピーマンなら約1袋(150g)食べれば推奨摂取量が摂れます。キャベツであれば約1/5玉(250g)食べれば摂取量を満します。これらをきちんと食べるには意外と結構な量ですし、加熱する場合はもっと食べる必要があります。しかも、毎日食べるのって結構大変だと思いませんか。    さらによく考えてみてください。野菜をはじめとした植物性には「旬」というものがあり、食用できる植物には必ず端境期(はざかいき)が訪れ、季節の変わり目をはじめとした時期によっては、全く摂取できないことも自然界ではありえるのです。現代は、南から北までの産地リレーやハウス栽培、輸入食品などを通して年中食べることができますが、自然を相手にした本来の生態系ではかならずビタミンC不足に陥るのです。    もちろん、動物性食品にもビタミンCは存在します。牛や豚のレバーです。人間やモルモット、こうもり、魚などはL-グロノラクトンオキシダーゼという酵素を持っていませんので、自分でビタミンCを生合成することができませんが、他の動物はこの酵素を持っているため肝臓でビタミンCを生合成します。しかし、レバーも筋肉部に比べれば食べれる機会の少ない部位です。つまり、ビタミンCは必須栄養素でありながら、他のビタミンに比べ、摂取する機会の少ない栄養素なのです。    ここでよく引き合いに出されるのが、先住民族であるマーサイ族やイヌイットです。(糖質制限の江部先生のブログでも取り上げられていましたね。)彼らはほとんど植物性食品、特にビタミンCの多く含まれる食品を食べていませんので、血中のビタミンC濃度はかなり低いのです。それにもかかわらず、壊血病を患うこともなければ、いたって健康体のようです。    ではなぜビタミンC不足では現代人は壊血病になるのに、先住民はならないのかを考えてみましょう。    現代人を対象とした栄養学では通常の食事の6~7割を炭水化物としています。しかし、マーサイ族は遊牧民で牛・羊・ヤギなどの家畜の生乳や生き血を主食とし、イヌイットは狩猟民族でアザラシ、鯨、カリブなどの肉を主食としています。実はこの主食の違いにこそビタミンCの必要摂取量が変わってくるのです。つまり炭水化物を主食としている現代人ではビタミンCを大量に摂取しないと健康には生きていけないのです。逆に言えば低炭水化物を基本とした食事であれば、ビタミンCの摂取量が少なくても体に異常は出てこないのです。(個人差や他要因も関係しますので、ここは慎重にとらえてください)    ビタミンCは、代表的な炭水化物の単糖であるブドウ糖と構造が非常によく似ており、代謝経路において競合します。ビタミンCは細胞に必須の栄養素です。細胞内にビタミンCを効率的に取り込むの働きをするポンプ役が糖輸送体(GLUT、グルコーストランスポーター、グルコース輸送体ともいう)といわれるものです。この糖輸送体はいつも準備状態であるわけではなく、膵臓から出されるインスリンが細胞にある受容体に引っついたときに細胞の表面に出てきてはじめて、ビタミンCを受け入れる体勢になるのです。    しかし、ここでビタミンCの取り込みを邪魔するものがいます。それがブドウ糖です。これらの構造に類似性があるせいか、この糖輸送体を通ってビタミンCを阻害しブドウ糖が細胞内に入り込んでいくのです。ビタミンCとブドウ糖による糖輸送体で競合があるため、必要なビタミンCを取り入れるには大量の投与が必要になってくるわけです。    しかし、ブドウ糖をほとんど摂取しない人はビタミンCがブドウ糖と競合することはほとんどありませんので、着実に細胞内に取り込まれます。よってその場合はビタミンCの摂取量が少なくても健康に生きることができるのです。さらに、ブドウ糖は、ビタミンCのこの取り込みを阻害するだけでなく、ビタミンCによってできる細胞性免疫系(食細胞)の活性を阻害します。この阻害により病原体を撃退する能力が弱まってしまいます。    ビタミンCは風邪やインフルエンザそしてがんにも効くことが証明されています。風邪を引いたら消化の良いお粥やうどんを食べる人がいますが、これは以上記述したシステムからすれば全く逆効果です。今後はぜひこれらの炭水化物を避け、何も食べないか、ビタミンCを摂取した方がよいかもしれません。    糖質制限、先住民食、パレオ食、ケトン食などをすると、場合によっては確かにビタミンC摂取量が減ることがありますが、ブドウ糖を摂取する機会もかなり減ってきますので、欠乏症にはそうならないと思います。(何度もいいますが個人差がありますのでここは慎重にとらえてください。)」
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ビタミンCと風邪引きの関係わかりました。糖質制限がよろしいようで。
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