K RAUM  お料理を主に日々のことを書いています。

東京国立博物館

2006年11月10日

今日は汗ばむほどの好天。やはり地球温暖化なのかと竜巻の恐ろしさ被害にあわれた方々はお気の毒で、ニュースの映像も見ていられませんでした。この自然の脅威科学進歩は自然に逆らうものですが、自然との共生の心を持ち自然に敬虔でなければと思いました。大きな竜巻はアメリカ大陸で起こるものだと思っていた私は浅はかでした。
今日は、ひょっと休みがとれたので、上野の山へ出かけました。「東京国立博物館 仏像 一木にこめられた祈り」を鑑賞しました。マンション管理のことでごちゃごちゃあったので、家を出たのがお昼近くになってしまいました。博物館内の法隆寺館のレストランでお食事をしてゆっくり観ようと思って、先ず、法隆寺館に直行以前、法隆寺館は木曜日しか開館していませんでしたが、この頃はいつでも開いています。建物もリニューアルして、外観は中宮寺のように、周囲を池にしました。観たところとても明るい建物なのですが、展示場の暗さにはまいってしまいます。私の好きな摩耶夫人像の釈迦の顔などは袖だかなにかわかりません。実はレストランが長蛇の列なので、あきらめて法隆寺館を周ったのです。観終わっても、まだまだ長い列諦めて東洋館のレストランに行きましたが、こちらも待っている人々が鶴屋吉信の出店がありますが、お抹茶と和菓子では・・。もうしょうがない 東洋館のレストランの隣にアジアンカフェ?だったか売店があったので・・。



でも、外のテーブルで気持ちよかったですよ。食べながら、向かいの改装した表慶館を・・。



久しぶりに東洋館をさーと観て・・・いよいよ平成館へ



今回の展覧会の目玉、勝持寺の菩薩半跏像は11月5日の展示のあとで、京都にお帰りでした。大学三年の春休みに、この仏像をお寺で拝観した時に、なんとも不思議な美しいお姿でした。博物館内でその姿をもう一度じっくりと観たいっと思っておりましたのに残念なことをしました。この菩薩半跏像と入れ替わりに、滋賀の渡岸寺の十一面観音さんがいらしてました。学生のころから一度拝観したいと思っていた仏像です。平安前期の一木造りの仏像は、神護寺の薬師如来や新薬師寺の薬師如来の力強さに圧倒されますが、この十一面観音は平安前期のもう一つの特色の密教のあやしげな美しさの仏像でした。今日のチケットの十一面観音頭部の写真が手元にありますが、お顔の写真だけではこのオーラはわからないので、全体から放つ美しさなのでしょうと思いました。そのほか多数ある仏像の中で、地蔵菩薩だったか右手で衣をちょいとつまんでいる仏さまが印象的でした。展示場最後に円空、木喰の木彫がたくさんありました。今までに、一二観たことはあったような気がしましたが、こんなにたくさんは初めてです。これらの仏さんは「くすっ」と笑いたくなりますね。木喰のお釈迦さまとアーナンダ、迦葉などの木彫を観ていると、木喰は何を伝えたくて彫ったのかしらと?棟方志向さんは木喰さんの影響を受けているのかしらと?

特別展を出て、平成館1階で、遮光土偶を見つけました。2003年秋に青森の亀ヶ岡まで観に行ったのに、東京国立博物館ということで・・あらあらと・・・。



この写真、隠れてこっそりじゃないんですよ。フラッシュや三脚を使わなければOKだったんです。やっと、ヨーロッパと同じになったと でも、平成館2階(特別展会場)はダメだそうです

写真がもう1枚掲載できますので、上野の紅葉はこのくらいです。ご覧ください。

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