駅前などで大声を張り上げ、道行く人に募金を呼び掛ける「募金活動」だが。
この前を素通りするのは、いかにも情知らずの様で気がとがめるものだ。
この募金活動は、例えば給料日前でお金がない人が、自分の為に行っても良いものだろうか。
たとえば、以前東京都には「金銭物品等の寄付募集に関する条例」があり、募金を行う前の届け出や募金終了後の収支決算書の提出が必要だった。
しかし平成6年に条例がなくなり、現在では街頭で募金活動を行う場合のみ、警察に道路使用許可を取るだけでよくなっている。
したがって東京都では、道路使用許可さえ取れば、ほとんど勝手にやってよい状態になっている。
しかし、「貧乏なワタシに募金をお願いします」と群衆に呼び掛けるのは、かなりの勇気が必要だ。
それに「物乞い」とどう違うのかという疑問もわいてくる。
かと言って「アフガニスタンの子供たちの為に」などとウソの目的を掲げれば、詐欺罪に問われる可能性もある。
つまり、誰でも募金活動は出来るが、利己的な目的での実行は難しいという事なのだ。
ちゃんとした調査が必要になる。