ムネオ日記
2010年5月21日(金)
毎日新聞朝刊5面に、野中広務先生のインタビュー記事がある。
野中先生は、小渕内閣で官房長官を務めていた時の機密費の使途について述べられている。その部分を読者の皆さんにお知らせしたい。
野中広務・元自民幹事長 官房長官時代 機密費を月7000万円
「国対、評論家にも」
野中広務元自民党幹事長(84)は20日、毎日新聞のインタビューに応じ、小渕内閣の官房長官在任中(98年7月~99年10月)、内閣官房報償費(官房機密費)を毎月5000万~7000万円程度使い、国会での野党工作のほか複数の政治評論家にも配っていたことを明らかにした。また、今夏の参院選で「第三極」が伸びる可能性に言及し、選挙後、政治情勢は流動化するとの見通しを語った。【聞き手・中田卓二】
―官房機密費の使途の一部を公表した理由は。
◆国民の税金を表に出せない形で操作することはある程度必要かもしれないが、ちょっと大まか過ぎる。私も年だし、政権交代で変えてもらうのが一番いいという意味も含めて話した。
―具体的には。
◆(総額は)月に5000万から7000万円。(自民党)国対委員長に与野党国会対策として月500万円、首相の部屋に1000万円、参院幹事長室にも定期的に配った。政治評論家へのあいさつなども前任の官房長官からノートで引き継いだ。1人だけ返してきたのが田原総一朗さん。「もうちょっと(金額の)ランクを上げてくれ」と言った人もいた。政治家から評論家になった人が小渕(恵三首相)さんに「家を建てたから3000万円、祝いをくれ」と言ってきたときは「絶対だめだ」と止めた。
―当時、機密費見直しを提起しなかったのか。
◆しかるべき友達に「非常に問題だなあ」と話したことはあるが、内閣の根幹にかかわる問題を私が打ち切ることはできない。娘に「今ごろ明らかにするなら、なぜ(当時)やめられなかったの」と厳しく叱責(しっせき)されたのが一番こたえた。ただ、ある程度(表に)出たので、(現政権は)断りやすいのではないか。
―相次ぐ新党発足をどうみるか。
◆かつて(自民党で)一緒に仕事をして、非常に力量を買っていた人たちが多いだけにむなしく悲しく、かつ今の自民党の覇気のなさが非常に悔しい。民主党に不満を持っている国民はすぐ自民党には帰らない。小党に行く可能性もあるし、棄権もある。よほどのことがなければ当分、自民党に政権が返ることはないと覚悟して再建しなければならない。
―参院選後も自民党議員は我慢できるか。
◆そこらで政変やらいろいろあるだろう。
(5月21日毎日新聞朝刊5面)
自民党政権では、機密費について全く国民に説明責任がなされていなかった。
私は質問主意書で、核・沖縄密約、更には外務省機密費の官邸への上納について質してきたが、「ないものはない」という木で鼻をくくった答弁書だった。それが政権交代すると、「あるものはある」という結果が出てきた。
機密費についても、野中先生は国民の税金を使う以上、出来る限り透明性を確保し、公開するのが当然であるし、それが国民に対する義務であるという思いで話をされている。
このことを平野官房長官はもっと重く受け止め、自民党政権時代とは違い、国民目線で鳩山政権はやっていくということを明確にすべきである。
宮崎県の口蹄疫感染が連日報道されているが、「テレビを観ていると、興味本位で、不安を煽(あお)る様な表現、映像が見受けられる」と何人の人から言われる。私もそう思う。
赤松農相が、海外出張先でゴルフをしていないのにも関わらず、していたかの様に全く事実でない報道が一人歩きしている。電波の怖さを身を持って経験している私としては、報道は真実のみを流して戴きたいと切に切に願うものである。
8年前、マスメディアによるメディアスクラムにより、バッシングを受けた者として、このことを強く指摘しておきたい。
読者の皆さんも、何が公平、公正か、しっかりチェックして戴きたい。
自治労群馬県本部より招かれ、昼に群馬県水上町で「鳩山政権の課題と参議院選挙の意義」というテーマで講演。参議院全国比例区で出馬する江崎孝さんの応援をさせて戴く。
夕方、香川県高松市に飛び、18時から「鈴木宗男とホンネで語る国政報告会inさぬき」に出席し、意見交換する。200人を超える人が参加して下さり、有難い限りだった。
こうしたネットワークを、夏の参議院選挙でも生かしていきたい。
東京地検特捜部が、民主党小沢一郎幹事長を不起訴にすると決定したと報じられている。
当然のことではあるが、検察側が「小沢ありき」でリークをしたり、世論操作をした責任はどう取るのか。国民に説明責任をしっかりしてほしい。
権力の暴走はあってはならない。私自身、検察のやり方を知る者として、国民目線で公正、公平を求めて闘って行きたい。
◎
本日提出した質問主意書2件
・
№166 鳩山由紀夫政権における外務省在勤基本手当に係る改革に関する再質問主意書
・
№167 鳩山由紀夫政権における外務省在外職員の住居手当に係る改革に関する再質問主意書
○
本日受領した政府答弁書3件
・
№153 鳩山由紀夫内閣における外務省在外職員の子女教育手当に係る改革に関する質問主意書
・
№154 鳩山由紀夫内閣における外務省在外職員の健康管理休暇制度に係る改革に関する質問主意書
・
№155 鳩山由紀夫内閣における外務省在外公館派遣員制度に係る改革に関する質問主意書
※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。
衆議院ホームページ
鈴 木 宗 男
◆++++++++++++++++++++++++++++++++++++++◆
新党 大地
鈴木宗男 オフィシャルページ
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2010年5月21日(金)
毎日新聞朝刊5面に、野中広務先生のインタビュー記事がある。
野中先生は、小渕内閣で官房長官を務めていた時の機密費の使途について述べられている。その部分を読者の皆さんにお知らせしたい。
野中広務・元自民幹事長 官房長官時代 機密費を月7000万円
「国対、評論家にも」
野中広務元自民党幹事長(84)は20日、毎日新聞のインタビューに応じ、小渕内閣の官房長官在任中(98年7月~99年10月)、内閣官房報償費(官房機密費)を毎月5000万~7000万円程度使い、国会での野党工作のほか複数の政治評論家にも配っていたことを明らかにした。また、今夏の参院選で「第三極」が伸びる可能性に言及し、選挙後、政治情勢は流動化するとの見通しを語った。【聞き手・中田卓二】
―官房機密費の使途の一部を公表した理由は。
◆国民の税金を表に出せない形で操作することはある程度必要かもしれないが、ちょっと大まか過ぎる。私も年だし、政権交代で変えてもらうのが一番いいという意味も含めて話した。
―具体的には。
◆(総額は)月に5000万から7000万円。(自民党)国対委員長に与野党国会対策として月500万円、首相の部屋に1000万円、参院幹事長室にも定期的に配った。政治評論家へのあいさつなども前任の官房長官からノートで引き継いだ。1人だけ返してきたのが田原総一朗さん。「もうちょっと(金額の)ランクを上げてくれ」と言った人もいた。政治家から評論家になった人が小渕(恵三首相)さんに「家を建てたから3000万円、祝いをくれ」と言ってきたときは「絶対だめだ」と止めた。
―当時、機密費見直しを提起しなかったのか。
◆しかるべき友達に「非常に問題だなあ」と話したことはあるが、内閣の根幹にかかわる問題を私が打ち切ることはできない。娘に「今ごろ明らかにするなら、なぜ(当時)やめられなかったの」と厳しく叱責(しっせき)されたのが一番こたえた。ただ、ある程度(表に)出たので、(現政権は)断りやすいのではないか。
―相次ぐ新党発足をどうみるか。
◆かつて(自民党で)一緒に仕事をして、非常に力量を買っていた人たちが多いだけにむなしく悲しく、かつ今の自民党の覇気のなさが非常に悔しい。民主党に不満を持っている国民はすぐ自民党には帰らない。小党に行く可能性もあるし、棄権もある。よほどのことがなければ当分、自民党に政権が返ることはないと覚悟して再建しなければならない。
―参院選後も自民党議員は我慢できるか。
◆そこらで政変やらいろいろあるだろう。
(5月21日毎日新聞朝刊5面)
自民党政権では、機密費について全く国民に説明責任がなされていなかった。
私は質問主意書で、核・沖縄密約、更には外務省機密費の官邸への上納について質してきたが、「ないものはない」という木で鼻をくくった答弁書だった。それが政権交代すると、「あるものはある」という結果が出てきた。
機密費についても、野中先生は国民の税金を使う以上、出来る限り透明性を確保し、公開するのが当然であるし、それが国民に対する義務であるという思いで話をされている。
このことを平野官房長官はもっと重く受け止め、自民党政権時代とは違い、国民目線で鳩山政権はやっていくということを明確にすべきである。
宮崎県の口蹄疫感染が連日報道されているが、「テレビを観ていると、興味本位で、不安を煽(あお)る様な表現、映像が見受けられる」と何人の人から言われる。私もそう思う。
赤松農相が、海外出張先でゴルフをしていないのにも関わらず、していたかの様に全く事実でない報道が一人歩きしている。電波の怖さを身を持って経験している私としては、報道は真実のみを流して戴きたいと切に切に願うものである。
8年前、マスメディアによるメディアスクラムにより、バッシングを受けた者として、このことを強く指摘しておきたい。
読者の皆さんも、何が公平、公正か、しっかりチェックして戴きたい。
自治労群馬県本部より招かれ、昼に群馬県水上町で「鳩山政権の課題と参議院選挙の意義」というテーマで講演。参議院全国比例区で出馬する江崎孝さんの応援をさせて戴く。
夕方、香川県高松市に飛び、18時から「鈴木宗男とホンネで語る国政報告会inさぬき」に出席し、意見交換する。200人を超える人が参加して下さり、有難い限りだった。
こうしたネットワークを、夏の参議院選挙でも生かしていきたい。
東京地検特捜部が、民主党小沢一郎幹事長を不起訴にすると決定したと報じられている。
当然のことではあるが、検察側が「小沢ありき」でリークをしたり、世論操作をした責任はどう取るのか。国民に説明責任をしっかりしてほしい。
権力の暴走はあってはならない。私自身、検察のやり方を知る者として、国民目線で公正、公平を求めて闘って行きたい。
◎
本日提出した質問主意書2件
・
№166 鳩山由紀夫政権における外務省在勤基本手当に係る改革に関する再質問主意書
・
№167 鳩山由紀夫政権における外務省在外職員の住居手当に係る改革に関する再質問主意書
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本日受領した政府答弁書3件
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№153 鳩山由紀夫内閣における外務省在外職員の子女教育手当に係る改革に関する質問主意書
・
№154 鳩山由紀夫内閣における外務省在外職員の健康管理休暇制度に係る改革に関する質問主意書
・
№155 鳩山由紀夫内閣における外務省在外公館派遣員制度に係る改革に関する質問主意書
※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。
衆議院ホームページ
鈴 木 宗 男
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新党 大地
鈴木宗男 オフィシャルページ
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