ムネオ日記
2007年5月22日(火)
本日発売の『月刊日本』6月号の「ミッキー安川のズバリ勝負!」というコーナーで、ミッキー安川さんと日本経済新聞社論説委員の田勢康弘さんとの対談記事が掲載されている。その中に極めて興味深いやりとりがあるので、その部分を以下に紹介したい。
安川 最近、佐藤優さんが『国家の罠』を書いたことから、「国策捜査」という言葉が流行ってますね。この言葉に象徴されるように、検察や裁判所に対する厳しい批判がようやく出てきました。
鈴木宗男さんや佐藤優さんの裁判経過を新聞などで見ると、僕たち素人目にも、オカシイぞ!と思うような事実が明らかにされています。刑事事件の捜査の在り方そのものに問題がありそうですね。
田勢 検察の捜査も実はイメージ先行なんです。「コイツは昔から噂があったから、きっと悪い奴に違いない。そういう奴は徹底的に叩け」というようなことで、捜査が行われる。最近どうもそういう捜査が多いような気がするんです。
例えば鈴木宗男さんですが、彼は逮捕され、現在控訴審の最中です。永田町周辺の人に「鈴木さんはどういう容疑で逮捕されたのか」と聞いても、実は誰も真相を知らない。一般の人は「ロシアで何か悪いことしたんだろう」という程度の認識です。
しかし、実際はこの事件はロシアと全く関係はないのです。鈴木さんが官房副長官就任の御祝いとして、北海道の材木業者から400万円を貰いましたが、それはキチンと政治資金報告書に記載して届けている。でも検察は、その400万円の祝儀の裏には業者の下心があったに違いない、その下心を承知で貰ったということで逮捕した。
検察は違う容疑で逮捕したかったが、それは立件できないと判断して、政治資金規正法違反に切り換えたのです。
安川 正しく「国家の罠」、デタラメだね。
鈴木さんと一緒に逮捕された佐藤優さんにはこの番組に出てもらいましたが、彼は「日本の国家権力は、一度逮捕したら絶対有罪にする」と言っていました。
田勢 佐藤さんは自らの著書で、朝から晩まで取り調べる検事と仲良くなったと書いています。その検事は「お前がいくら否定したって駄目だ。これは国策捜査で、お前を逮捕し、鈴木宗男とお前は初めっから有罪だと決まっているんだ」、「お前の言ってることは、いくらか理があることは自分もわかるが、検事として認めるわけにはいかない」と、検察の狙いを説明するんです。
安川 「国家の罠」にはまったら、無実でも刑務所送りになっちゃうんだね。
(月刊日本6月号 96~97頁)
日本を代表する識者の声として、多くの人に考えてもらいたい事である。
◎
本日提出した質問主意書1件
・
№158 北方領土における投資と北方領土問題解決を目指す我が国の立場に関する質問主意書
●
本日受領した政府答弁書2件
・
№149 エリツィン前大統領の国葬についての内閣官房長官及び外務大臣の発言に関する質問主意書
・
№150 緑資源機構の林道整備をめぐる入札談合に係る証拠品を東京地検が紛失した件に関する質問主意書
今日受領した「緑資源機構の林道整備をめぐる入札談合に係る証拠品を東京地検が紛失した件に関する質問主意書」に対する答弁書が返ってきた。以下、質問と答弁の一部を紹介したい。
問2 5月12日付北海道新聞の記事にあるように、独立行政法人「緑資源機構」の林道整備をめぐる入札談合で、東京地検特捜部が公正取引委員会の押収した証拠品を庁内で紛失し、証拠品が誤って溶解処理されていたというのは事実か。
答2 東京地方検察庁において、公正取引委員会から預かっていた証拠品の一部を誤って紛失し、廃棄されるという事態が生じたと承知している。
問3 問2が事実であるならば、このような不祥事が起きた原因についての政府はどう考えているか。
答3 証拠品の紛失・廃棄の原因については、東京地方検察庁における証拠品の管理が十分でなかったことにあると承知している。
問4 問2の不祥事に関連して、関係者に対してどのような処分が下されたか。
答4 関係者の人事上の処分については、法務省において、事案の内容等を踏まえて、適切に対処する考えである。
私の問に対してきちんと正面から答弁している様子がわかる。外務省の答弁書と比べると、遙かにマシな答弁書であると言える。この点、外務省も見習うべきだと思う。
※質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。
衆議院ホームページ
鈴 木 宗 男
◆++++++++++++++++++++++++++++++++++++++◆
新党 大地
鈴木宗男 オフィシャルページ
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2007年5月22日(火)
本日発売の『月刊日本』6月号の「ミッキー安川のズバリ勝負!」というコーナーで、ミッキー安川さんと日本経済新聞社論説委員の田勢康弘さんとの対談記事が掲載されている。その中に極めて興味深いやりとりがあるので、その部分を以下に紹介したい。
安川 最近、佐藤優さんが『国家の罠』を書いたことから、「国策捜査」という言葉が流行ってますね。この言葉に象徴されるように、検察や裁判所に対する厳しい批判がようやく出てきました。
鈴木宗男さんや佐藤優さんの裁判経過を新聞などで見ると、僕たち素人目にも、オカシイぞ!と思うような事実が明らかにされています。刑事事件の捜査の在り方そのものに問題がありそうですね。
田勢 検察の捜査も実はイメージ先行なんです。「コイツは昔から噂があったから、きっと悪い奴に違いない。そういう奴は徹底的に叩け」というようなことで、捜査が行われる。最近どうもそういう捜査が多いような気がするんです。
例えば鈴木宗男さんですが、彼は逮捕され、現在控訴審の最中です。永田町周辺の人に「鈴木さんはどういう容疑で逮捕されたのか」と聞いても、実は誰も真相を知らない。一般の人は「ロシアで何か悪いことしたんだろう」という程度の認識です。
しかし、実際はこの事件はロシアと全く関係はないのです。鈴木さんが官房副長官就任の御祝いとして、北海道の材木業者から400万円を貰いましたが、それはキチンと政治資金報告書に記載して届けている。でも検察は、その400万円の祝儀の裏には業者の下心があったに違いない、その下心を承知で貰ったということで逮捕した。
検察は違う容疑で逮捕したかったが、それは立件できないと判断して、政治資金規正法違反に切り換えたのです。
安川 正しく「国家の罠」、デタラメだね。
鈴木さんと一緒に逮捕された佐藤優さんにはこの番組に出てもらいましたが、彼は「日本の国家権力は、一度逮捕したら絶対有罪にする」と言っていました。
田勢 佐藤さんは自らの著書で、朝から晩まで取り調べる検事と仲良くなったと書いています。その検事は「お前がいくら否定したって駄目だ。これは国策捜査で、お前を逮捕し、鈴木宗男とお前は初めっから有罪だと決まっているんだ」、「お前の言ってることは、いくらか理があることは自分もわかるが、検事として認めるわけにはいかない」と、検察の狙いを説明するんです。
安川 「国家の罠」にはまったら、無実でも刑務所送りになっちゃうんだね。
(月刊日本6月号 96~97頁)
日本を代表する識者の声として、多くの人に考えてもらいたい事である。
◎
本日提出した質問主意書1件
・
№158 北方領土における投資と北方領土問題解決を目指す我が国の立場に関する質問主意書
●
本日受領した政府答弁書2件
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№149 エリツィン前大統領の国葬についての内閣官房長官及び外務大臣の発言に関する質問主意書
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№150 緑資源機構の林道整備をめぐる入札談合に係る証拠品を東京地検が紛失した件に関する質問主意書
今日受領した「緑資源機構の林道整備をめぐる入札談合に係る証拠品を東京地検が紛失した件に関する質問主意書」に対する答弁書が返ってきた。以下、質問と答弁の一部を紹介したい。
問2 5月12日付北海道新聞の記事にあるように、独立行政法人「緑資源機構」の林道整備をめぐる入札談合で、東京地検特捜部が公正取引委員会の押収した証拠品を庁内で紛失し、証拠品が誤って溶解処理されていたというのは事実か。
答2 東京地方検察庁において、公正取引委員会から預かっていた証拠品の一部を誤って紛失し、廃棄されるという事態が生じたと承知している。
問3 問2が事実であるならば、このような不祥事が起きた原因についての政府はどう考えているか。
答3 証拠品の紛失・廃棄の原因については、東京地方検察庁における証拠品の管理が十分でなかったことにあると承知している。
問4 問2の不祥事に関連して、関係者に対してどのような処分が下されたか。
答4 関係者の人事上の処分については、法務省において、事案の内容等を踏まえて、適切に対処する考えである。
私の問に対してきちんと正面から答弁している様子がわかる。外務省の答弁書と比べると、遙かにマシな答弁書であると言える。この点、外務省も見習うべきだと思う。
※質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。
衆議院ホームページ
鈴 木 宗 男
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新党 大地
鈴木宗男 オフィシャルページ
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