鈴木宗男ランド ブログ by宗援会

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宗男日記から

2007年05月16日 | Weblog
ムネオ日記
2007年5月15日(火)
 朝のテレビニュース・新聞は、昨日成立した国民投票法でもちきりである。特に新聞各紙は社説から特集記事、シリーズもの等、盛りだくさんだ。一口に国民投票法と言っているが、正式な法律名は「憲法改正手続き法」である。言葉・フレーズが一人歩きすると、何かしら国民投票で憲法がつくられると言った錯覚を国民は持ちかねない。正しい法律名で統一していくのが良いのではと考える。
 同時に、「憲法改正手続き法」が成立したからと言ってすぐ改憲ありきだという短絡的議論は避けるべきだ。時代にあった憲法にするのが当然だが、急ぐべき話ではない。また、守るべき点、受け継いでいくべき点は堅持していかなくてはならない。戦争の放棄という条文はまさに21世紀を見据えた表現であり、その最たるものだと思う。いずれにせよ、十分時間をかけて、口先だけの「国民と共に議論を深めたい」ではなく、真摯に国民の声に耳を傾けながら進めて戴きたい。
 よく首相は「3年後を見据えている」と言っているが、北海道新聞1面トップに次の様な記事がある。
 「『3年後の政界は変わっているかもしれませんよ』。国民投票法案が参院で審議入りした4月16日。同法案の衆院通過に汗を流した中山氏を慰労した首相は、ぽつりとささやいた。」
 なかなか意味深な言いぶりだが、私は3年後と言わず、7月の参議院選挙後にも政界再編せざるを得ない状況になる事も考えられると思う。衆・参同日選挙の可能性も十分あると頭に入れながら、この1ヶ月の終盤国会、十分アンテナを高くあげながら情報戦に負けない様しっかり取り組んでいこうと思う。

本日提出した質問主意書1件

№151 情報収集衛星の導入の経緯に関する質問主意書

本日受領した政府答弁書9件

№137 特命全権大使の免官に関する再質問主意書

№138 政府開発援助(ODA)における使途不明金に関する質問主意書

№139 2002年度の政府開発援助(ODA)における使途不明金に関する質問主意書

№140 弔問外交に関する質問主意書

№141 実効支配の定義等に関する質問主意書

№142 北方領土交渉の今後の展望に関する質問主意書

№143 政府開発援助(ODA)に対する外務省の認識に関する質問主意書

№144 2007年4月11日付日中共同プレス発表における「最終的な境界画定」の意味に関する質問主意書

№145 前ローマ法王ヨハネ・パウロ2世の葬儀に関する質問主意書
 質問主意書に対する答弁書が9件返ってきた。相も変わらぬ外務官僚の小手先での答弁内容である。閣議決定を何と心得るのか。後で齟齬そごをきたす中身である。一例を挙げると次の通りだ。
 【№140弔問外交に関する質問主意書】
問 エリツィン前ロシア大統領の葬儀は外交上どの様な意味を持つと外務省は認識しているか。
答 外務省としては、エリツィン・ロシア連邦初代大統領の葬儀は、同初代大統領の御遺族並びにロシア連邦政府及び国民に対し、我が国政府及び国民の弔意を表す場であったと認識している。
問 エリツィン前ロシア大統領の国葬に日本からしかるべき人物が参列しなかったのは、適切なタイミングで適切な報告と提案を行わなかった外務官僚の不作為によるものではないか。
答 エリツィン・ロシア連邦初代大統領の葬儀に関しては、政府として本国からしかるべき者を派遣することを検討したが、ロシア側から、葬儀に外国代表団を公式に招待することは予定されていない旨が外交ルートを通じて連絡があったこと、また、東京から出張して葬儀に出席することが物理的に不可能と判断されたこと等から、本国から特使等を派遣せず、齋藤泰雄ロシア連邦駐箚特命全権大使を葬儀に出席させることとしたものである。このことについては、外務省として、内閣総理大臣官邸サイドとしかるべく調整を行ったものであり、「外務官僚の不作為」との御指摘は当たらない。
 12日の日記でも触れたが、24日にロシアに飛ぶ民間機はあった。決して「物理的に不可能」な話ではなかったのだ。また、エリツィン氏の葬儀が「我が国政府及び国民の弔意を表す場であった」と考えるならば、ロシア側の受け入れ態勢云々は関係なく、日本からしかるべき人物を派遣すればよいではないか。現にアメリカからはクリントン前大統領とブッシュ元大統領、イギリスからはメイジャー前首相等、国家を代表して弔意を表すに相応しい人物が参列しているではないか。
 私は、国民に信頼・理解され、国民の声を背に外交をしてもらいたいと、外務官僚の自浄能力に期待し、私自身外務官僚の言いなりになり、国民の尊い税金の中から無駄な予算をつけてしまったという国民への自責、反省の上に立ち、国民への情報開示、情報の透明性確保に努めている。そして、無所属で国会質問する機会もないので質問主意書を出しているのだが、外務官僚は本質を理解していない様である。正直に答えるのが一番であり、無駄なエネルギーを使う必要はない。「一に国益二に国益、三、四なくて五に国益」の観点で、外務官僚には働いてもらいたい。
 筑紫哲也さんが肺ガンを告白され、驚いた。私も平成15年10月に胃ガンを宣告され、しかも悪性で転移の可能性があると言われた時、「人生終わった」と思った。しかし、手術を受けたら、お陰様で転移もなく、今元気に政治活動が出来るまでになった。
 筑紫さん、ガンは怖くありません。一日でも早く手術を受け、お医者さんの言う通りにすれば、間違いなく元の生活に戻れます。筑紫さんの一日でも早いご全快をお祈り申し上げます。
 またテレビで筑紫さんの姿にお目にかかれる日を楽しみにしたい。
鈴 木 宗 男
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宗男日記から

2007年05月16日 | Weblog
ムネオ日記
2007年5月14日(月)
 「共同通信社が12、13両日に実施した全国電話世論調査で、集団的自衛権行使は憲法で禁じられているとの政府解釈に関し、『今のままでよい』が62.0%と、四月の前回調査より7.4ポイント上回った。『憲法解釈を変更し、行使できるようにするべきだ』との回答は5.0ポイント減の13.3%、『憲法改正し、行使できるようにすべきだ』はほぼ横ばいの19.1%だった。解釈の見直しを検討する政府の有識者会議の初会合が18日に開かれるが、変更の必要はないとの声が強まる結果となった」(東京新聞・北海道新聞1面トップ)。国民のバランス感覚が賢明である事を示す数字だと思う。
 今、世界は一部地域に関しては緊張関係はあるが、イデオロギーの対立はなくなり、協力、連携の流れである。なぜ今、集団的自衛権の解釈見直しなのか、私は理解出来ない。今、急ぐ必要の無い事である。
 国民投票法案が参議院で可決する。憲法改正の為の国民投票は憲法96条で定められているが、実施に関する法律がないことからの今回の法案となったのだが、国民がどれほど憲法改正を望んでいるのか。各種世論調査でも、今すぐ憲法改正だという調査結果は出ていないし、緊急課題にはなっていない。この点、国民に対する説明責任が十分果たされていないのではないだろうか。これも急ぐ必要のない話である。
 施行は3年後の2010年で、2011年には憲法改正の是非を問う国民投票が行われる訳だが、その時の政治状況はどうなっているか、政府与党はどんな枠組みかにかかっている。こうしたことを踏まえると、改めて7月の参議院選挙は歴史的に大事な、大きな意味のある選挙であると考える。イケイケドンドンの数の横暴による、勝ち組・負け組と溝をつくる今の与党で良いのか、地方重視、弱者をまもる我々の主張の方がいいのか、国民には是非とも賢明な判断をしてほしい。今の弱肉強食の新自由主義政策から、公平配分、新に平等でフェアな社会にする様、選挙で結果を出すしかない。私は目的達成に全力を尽くして闘っていく。
 午後の便で千歳に向かい、札幌事務所で仕事。昨日、札幌の隣りの石狩市で市議会議員選挙が公示されたので、同志の応援の為、夕方石狩市に行く。1時間程、応援演説をし、札幌に戻り、先月の選挙で見事札幌市議会議員に当選された方の会合に出席。
 19時半から後援会幹部との会合。東京からの経済人も来られ、意見交換をする。「札幌の実態経済は良くない。地方はもっと大変だ」という声であった。東京と地方の格差を私はしっかり受け止めてやっていきたい。
◎ 本日提出した質問主意書1件
・ №149 エリツィン前大統領の国葬についての内閣官房長官及び外務大臣の発言に関する質問主意書
・ №150 緑資源機構の林道整備をめぐる入札談合に係る証拠品を東京地検が紛失した件に関する質問主意書
※質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。
衆議院ホームページ
鈴 木 宗 男
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宗男日記から

2007年05月16日 | Weblog
ムネオ日記
2007年5月13日(日)
 今朝の新聞報道で、『今夏の世界遺産(文化遺産)登録を目指している「石見銀山いわみぎんざん遺跡とその文化的景観」(島根県大田市)について、文化庁は12日、国連教育・化学・文化機関(ユネスコ)の諮問機関「国際記念物遺跡会議」(ICOMOS、本部・パリ)が、「登録延期を勧告する」との報告書をまとめたと発表した。』(読売新聞一面)と書かれている。国内の世界文化遺産は10件あるが、日本政府が推薦し登録が見送られたケースは初めてだという。イコモスは普遍的価値の証明がされていないということでの延期だというが、そもそもユネスコの事務局長は、外務官僚上がりの松浦さんである。外務官僚がユネスコの職員として何人も働いている。なぜ、前もって情報が取れなかったのか。こういう点でも官僚の基礎体力の無さが表れている。文化庁は延期から他の結論に変更された例もあるといい、関係国への働きかけなど巻き返しを図る動きもある。今後、外務官僚がどれほど国益の観点から努力していくのか注目していきたい。
 連日話題になっているが、高校野球の特待生の問題は高野連自身が今まで何もしてこなかったことが原因である。原点に立ち返り、高校球児を救うべく救済措置を考えるべきである。今まで純粋に野球に打ち込んできた生徒には罪はない。私も高校生の頃野球に打ち込んできた一人として、生徒に夢と希望の持てる公明正大な規則作りを期待するものである。
 今朝、北海道で大変お世話になっていた江別市の野村昭松さんの3回忌のお参りをし、9時5分千歳発の飛行機で上京。
 午後から古賀誠先生のご子息の結婚披露宴に出席。森元首相のご媒酌で各界、各層の方々が集まり盛大な披露宴であった。古賀ご夫妻の我が子の晴れ姿を見つめる目はまさに何とも言えぬお顔であった。古賀家の益々のご繁栄が約束された結婚披露宴であり、素晴らしい御慶事であった。
鈴 木 宗 男
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宗男日記から

2007年05月16日 | Weblog
ムネオ日記
2007年5月12日(土)
 昨日の法務委員会での質問について毎日新聞・朝日新聞のネット・新聞で「冤罪(えんざい)事件取り上げ検察批判・取調べの録画要求」といった配信記事がある。「国策捜査」はあってはならない事である。また冤罪(えんざい)事件をつくり大変な社会問題になった以上、責任を取るのは当然である。私は当たり前のことを言っただけであり、責任を取らない検察の態度・姿勢は国民の理解を得られるのか、信頼回復の上でも結果責任を取るのが普通の考えだと多くの人が思っていることを代弁させてもらった。
 今日も多くの人から「権力と闘って下さい」「権力にものを言う鈴木さんに期待します」「自分の経験則(けいけんそく)を踏まえて発言する鈴木さんは説得力があります」といった声が寄せられ、有難い限りである。これからも国民の声を背に頑張っていこう。
 塩崎官房長官は昨日の記者会見で、ロシアのエリツィン前大統領の葬儀に日本から特使を派遣しなかった理由として25日の会見では葬儀に間に合う航空便がなかったとの説明をしていた事を撤回した。政府は11日の閣議で私の質問主意書に、「エリツィン前大統領の逝去について、政府は2007年4月23日に情報を得ていたと承知するが、確認を求める」との問いに、「エリツィン・ロシア連邦初代大統領の逝去に関する公電は、平成19年4月23日午後11時48分に外務省にて受信した」と答え、「2007年4月24日に日本からモスクワに向かう航空便があったか。あったならば、その便の日本出発時刻とモスクワ到着時刻を明らかにされたい」との問いに、「平成19年4月24日に日本からモスクワに向かう直行便は、アエロフロート・ロシア航空のものが1便あった。当該便は、日本時間の午後0時27分に出発し、モスクワ時間の同日午後5時13分に到着した」と、答えてきた。
 これにより塩崎官房長官の4月25日の記者会見が間違っていた事が明らかになったのである。麻生外相が小型の政府専用機が必要だと閣僚懇談会で発言した事は何だったのか。官房長官も外相も基本がなっていない。ここに安倍首相の不幸がある。何が大事か、何が国益かを絶えず頭に入れておけば、なんでもない話である。今回の私の質問主意書によって少しは基礎体力をつけてほしいものだ。
 大阪から東京に戻り打ち合わせ等をし、午後から札幌に行く。札幌市内を廻り夕方、大変お世話になっている北海道を代表する企業の親睦会に出席。多くの人と旧交を温めながら日頃のご支援にお礼を申し上げる。あらためて人間関係・ご縁に感謝しながら有意義なひとときを過ごさせていただく。仲間とは尊いものだ。
鈴 木 宗 男
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