こつなぎの写真ノート

身近な自然の彩りを楽しみながら

庭の春告げ花、 グンカイツツジ (光源氏)、 ホトケノザ(サンガイグサ) (2023年3月)

2023-03-12 | 

このところ、3月中旬とは思えないほど暖かい天気が続いている。そして、日中は近くの山並みがいわゆる春霞にしては強すぎるほど霞んで見える。スギ花粉が非常に多く飛散しているためだろうか。

さて、庭では、自分達にとって春告げ花である「ゲンカイツツジ(玄海ツツジ、園芸種「光源氏」)」が花を開きはじめた。このものでは、葉が出る前に花が咲く。

花の色は言葉では表現でないほど美しいが、デジカメが不得意としているたぐいでもある。

 

花では雌しべが雄しべにくらべて著しく長い。これは自家受粉を避けるためである。

 

ツボミ(蕾)が開く途中での姿も全開しているものに劣らず美しい。

 

薄日の光を浴びているときの色に、当方は惹かれている。

 

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庭では、ホトケノザ(仏の座、シソ科オドリコソウ属、本州・四国・九州・沖縄に分布)も朝の光を浴びている。

 

牧野富太郎博士は、春の七草の一つであるホトケノザ(キク科、コオニタビラコ、黄色の花を開く)と混同されないように、このものをサンガイグサ(三階草)と名付けた(花の大歳事記、角川書店)。

葉が段々についている。

2023年度前期連続テレビ小説(NHK朝ドラ)「らんまん」は

牧野富太郎博士をモデルとしたオリジナルの物語とのことである(NHKホームページ)。

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余談ながら、ホトケノザは越年草(2年草)として、しばしば群落をつくる。

桐生市新里町(赤城山の山麓)にて(2017年3月)

 

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今年も朝日を浴びるネジバナ

 

このものは、我が家にとって戸外においても冬の寒さに耐えられる貴重なラン(蘭)である。

 

撮影:12日他

 

 



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2 コメント

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花の色彩 (チョウキチ)
2023-03-27 09:48:16
人間が改良した花は香りや形に重点があるように感じますが、自然の花は色彩が鮮やかで生き延びるための傑作のようにも感じます。牧野博士は高知出身で、子供の頃、今は亡い母親から牧野博士のようになりなさいとよく聞かされたことを思い出しました。テレビドラマにどう表現されるか楽しみです。
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花の色彩 (こつなぎ)
2023-03-28 10:12:32
チョウキチさん、おはようございます。
確かにそのとおりです。自然の花での色彩、形、質感には言葉で言い表せないような必然性と魅力があります。
貴ブログを拝読しながら、自然の生き物に対するチョウキチさんの強い探求心と深い愛情に感服していますが、
その源は牧野博士のそれらに根ざしていることを知り、間もなくはじまるテレビドラマがより待ち遠しい気分になっています。
コメントありがとうございました。
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