
この時季になると、あのときの桜と雪山による美しい景色を今だに思い出す。それは、2009年4月中旬に偶然に出会ったものである。その年は雪解けが早かったので、関越自動車道での長いトンネル(関越トンネル、11 km)を通過して魚沼市方面(新潟県)に私たちは向かった。そして、桜並木の奥に残雪の八海山(はつかいさん)などがそびえるスポットに車を止めた。
雪が残っていた魚沼三山(越後三山)(左から、八海山(1778m)、平ヶ岳(2003 m)、魚沼駒ヶ岳(2085 m))。当時、桜の木はそれほど大きくなかった。それでも、自分たちの街では出会えないこの景色に、私たちは深く感動した。
このスポットは車の宣伝に使えそうだとジョークを言いながら.......。車はホンダ・シビックであった。
桜並木と八海山から巻機山(まきはたやま、1960 m)までのパノラマ
八海山のクローズアップ(1)
八海山のクローズアップ(2)
「古来修験道の山はたいてい岩山であって、その嶮岨(けんそ)な箇所には鎖や鉄梯子をとりつけ、参拝者の胆(きも)を寒からしめる所に、その功徳を誇っているように見受けられる。八海山も例外ではない。恐怖の度合いにおいては全国一かもしれない (深田久弥、日本百名山、魚沼駒ヶ岳)」
八海山のクローズアップ(3)
八海山のクローズアップ(4)
八海山の麓にて。花もされることながら、一本の枝がU字形に曲がっていることも、私たちには印象的であった。
数年後に、この景色を出会いたく4月中旬にこのスポットに向かった。しかし、そのときは桜は花を開いてなく、あたり一面に雪が残っていた。今は桜も大きくなったであろう。今年は雪解けが進んでいるようである。
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余談: 記事を投稿する前に、ここでの構図(八海山などを背景とする桜並木)に相当する景色の画像を、地元からのものを含めてCoogleで検索してみた。しかし、記事での画像のような構図で撮ったものは次の例だけであった。「PIXTA(画像・動画の素材サイト)、一例の画像、タイトルは「雪の八海山と桜並木(tenjouさん)」
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撮影:2009年4月中旬(後半)、再現像 2025年4月、ホワイトバランスは太陽光、RAW(撮影、現像)→ JPEG変換。
かなり以前での体験ながら、いまだにその時の景色を思い出しますので、記事とアップしました。
これぞ日本の故郷、のような絶景.........とのコメントいただき、ありがたく思っています。
もう一度、この景色をゆっくりと眺めるチャンスがあればと思っています。
コメントありがとうございました。