鶴田君からの電話

『お袋が逝きました』
『あ～、そうか～。良い人生だったと思うよ』

『はい、そうだったと思います。今日は会社に戻りませんが、明日の朝、出社し、詳しい話をします』
『はい了解。では明日』

7月30日の10時頃
『病院から、来てくれと言われましたので、早退したいのですが』
『早く行った方がいいよ』

16時01分の電話は、この知らせでした。

5月半ば頃だったでしょうか、
母親の心臓が止まったと云う知らせが病院からありました。

『心臓が止まった～！？それって死んじゃった事じゃない！』
『それが、看護婦さんが早く気付いてくれて、心臓マッサージで、生き返ったんです』

『え～？！奇跡の生還！？そんな事があるんだ～！』
『心臓マッサージを30分間続けてくれたら息を吹き返したそうです』

『凄い生命力だね～、まだ死ねなかったんだろう』
『ビックリしました！』