名前の自由～クルムに寄せて

クルム伊達公子選手が、１１年半のブランクを経て現役復帰。予選からの連日の試合で本当に良く頑張ったものだと思う。

ニュースでは若い選手への刺激というだけでなく、同世代の人たちに夢を与えたと言っていた。

そのことは非常に良かったと思うが、気になったのは報道の際の名前の呼び方である。本人が「クルム伊達公子で」と言っているように思うのだが、クルムを省いて単に「伊達公子」と呼んでいたり、字幕がそのようになっているニュースが少なからず見受けられた。

名前は本人が希望するように呼べばいいと思う。そういう意味で、本人が「クルム伊達公子で宜しく」と言っているのなら、そのように統一したらいいと思った。今では誰も「イチロー」のことを「鈴木一朗」と言う人もいないだろう（もともとは仰木監督の命名かもしれないが…）。

「夫婦別姓」なども、なかなか公には認められないようだが、同じような話で、本人の好きにさせたらいいと思う。