山村留学体験記&棚田復活!         あの山の向こう

横浜→長野へ山村留学した長男(中学3年間)と次男(小4-5)の記録と山留「その後」+山村の耕作放棄棚田の再生挑戦記♪

moto近況レポートから

2011年02月02日 | 優しい時間
Joの兄、山村留学→スイス公文国際高校(KLAS)へ進学したmoto。
高校のHP上の学校便りに掲載されたmotoのレポートをみつけました♪

山村留学のことにも触れてあり、motoの「今」のバックグラウンドに
山留の経験が根付いていることを感じる文面だったので一部転載します(^^

節目節目で立ち止まり、振り返る習慣も、山村留学で体得したものと思います。

親としても、このレポートを読んではじめて知るmotoの心の内。。。
とにかく忙しない冬休み。仕事の面でもいろいろ大変な局面の中でしたが
久しぶりの家族時間、みんながちょっとづつ成長したなぁ~とほっこりしています(^^



■冬期休暇での体験 by moto
          
KLASに入学してからもう半年が過ぎました。
スイスでの生活は、日本の生活とは、別のものでした。
最初は、右も左も分からず大変でしたが時間が経つにつれ
スイスでの生活に慣れてきました。

冬期休暇は、そんな自分を振り返る時間の一つだと僕は思います。

約5ヶ月ぶりの日本では、見るもの全てが新鮮に見え、懐かしくも見えました。
くたくたになりながら自宅に着き、eチケットを帰りの道中で落としてしまったことを
正直に話し早速、親に怒られて出だしは最悪でした。
最終的には再発行してもらいましたが、今回の事で反省しました。

その後僕を待っていたのは、母の手料理でした。
久々に食べた日本食、あの懐かしい味は最高でした。

日本に帰る1ヶ月前から、冬期休暇の計画を友達と話して
その通り実行するつもりでしたが、考えが甘かったようです。
ほとんどは、計画で終わり、ほぼ勉強の毎日でした。
家庭教師がつき、フランス語の塾にも行きました。

元旦に近づくと更に忙しくなりました。
元旦は、長野県の穂高というところで、おばあちゃんや親戚と過ごしました。

長野県には、日本を代表する日本アルプスがあります。
窓から見る日本アルプスはスイスのアルプスとはまた違った魅力があり
とてもきれいでした。

実は、KLASに行こうと決めたのは、長野県での[育てる会]山村留学が始まりでした。
「山村留学?」と思う人は大勢いると思います。
山村留学を簡単に言うと、小学生から中学生が親元を離れ指導員(+地元農家さん)
と1年間山里で自給自足生活をすることです。

ここでは、食べ物やものの大切さ、昔の人の苦労や偉大さを自分の身体で感じとること
ができます。
登下校は片道5キロ歩き、緑に囲まれた山道を色々な発見をしながら歩きます。
ヘロヘロになりながら歩いた後のご飯がとてもおいしいのです。
昔の人達は、これが普通なのかもしれません。

僕はここで中学3年間過ごしました。
衣食住はもちろん、自分達の手でやるので自然と自立心が芽生えてきます。
僕は、山村留学でやってきたことを少しでも継続できたらなと思い
KLAS入学を決意しました。

他にも、1月には秋田の大学を見学に行きました。
その頃東北のほうでは、大雪のため飛行機が飛ぶか心配でしたが
なんとか問題無く行けました。

KLASに入学してからの僕は、高校に入ったのは良いものの、次の目標がなかったため、
勉強に意欲があまりありませんでした。
そんな中、父が見つけた秋田国際教養大学を見学することにしました。

最初はただの見学だと思いながら行ったつもりが、自分の目標を見つけたのです。
ここの大学では、24時間開いている図書館、一年間の海外留学、就職率一位など、
誰もが魅力を感じるものばかりでした。
ここで初めて自分の目標を見つけることができました。

こうやって自分の目標を持てたのも、全て両親のおかげです。
やっぱり自分は、まだ子供なんだなとしみじみ感じさせられました。

これからKLASにいる間にKLASでしかできないたくさんの経験を吸収して
自分の新たな目標に向かって頑張りたいと思います。
長くにわたり読んでいただきありがとうございました。




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

山村留学中は、当然ですが塾へ行ったり家庭教師をつけたり・・なんてことは
一切できないので、KL受験はmotoにとってはハードルの高い学校だったかと思います。

3ターム終了して学校から、進級にイエローカードが出された彼が
リカバーできるのは、この冬休み中しかなく
まずは、その意識改革が必要! と、仕方なくの強行スケジュールでしたが
2年に進級できなきゃ帰国の約束です(^^;

山留で培った、「なんとかなるさー」的な臨機応変すぎるmotoにとって、
ここ一番の瞬発力や危機管理は課題でした(笑)


中学から3年家を離れて山村留学し、
さらに遠くスイスへ行ってしまったmotoに対して
私たち親がサポートできることは、かなり限定的と言えます。
少ない接触の中で、ほぼ親のカンで察したことを頼りに、
こちらも瞬発力と危機管理が必要。(笑) 鍛えられます(^^

どうやら、冬休みのあれこれで 弾みがついた様子。
進級して目標に向かって進んで行って欲しいものです~
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