山村留学体験記&棚田復活!         あの山の向こう

横浜→長野へ山村留学した長男(中学3年間)と次男(小4-5)の記録と山留「その後」+山村の耕作放棄棚田の再生挑戦記♪

日当たり良好

2010年07月22日 | 棚田再生プロジェクト
棚田プロジェクト、 午前中ちょこっと働いて 美味しい昼食の後は

お昼寝タイム(^^  なんせ、外は炎天下ですから。。。。 

2階に行って昼寝でもして来なさい~ って言われながらも 話が尽きず・・・

と言うことが多いのですが、 今回はたまたま立ち寄ってお手伝いしてくれた

山村留学のOBの方と 一緒に2階へ。


この部屋は、山村留学の子供たちが暮らしていた部屋で

家の中でも特等席! 窓からは絶景!!! まるで絵画のようです。


屋根に干した布団が 気持ち良さそう。。。。



畳にごろん♪ と横になり 見上げた窓の景色。


独り占めするのが 気が引けて

友達とか、スタッフとか・・・ みんな ここに連れてきてあげたくなっちゃう~

ここは・・・・  疲れた体と心が 深呼吸できるところ。

棚田復興プロジェクト。 仲間募集中です(^^
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草刈より長い休憩時間

2010年07月21日 | 棚田再生プロジェクト
月に一度しか 棚田に行けない横浜に住んでいる私たちは

どうも・・・ 貧乏性なのか、

勢いだけは 丸1日働くつもりで 長野入りするのですが


まずは・・・ 父さん母さんの家にお邪魔して

お茶をいただき・・・ すぐに話に花が咲いて時間が過ぎていく~


さーーーー ぼちぼち行きますか~と

畑や田んぼに行き、 1時間半くらい働くと お昼ごはん♪

なんか・・・ 毎度 母さんに負担をかけてしまって申し訳ないなぁーと

思うんだけど、 母さんの手料理は棚田の楽しみの一つに

しっかり組み込まれてしまっている。。。



自家製うどん! 興味津々♪ 手早くしないといけないのに・・・

私にも初体験させてくれました~ くっついて団子になったりで・・・汗、、、


私のうどんは、やったら長ーーくなったり、極端に短かったり、もう滅茶苦茶、、、

でも、母さんは さすがいろいろな山留生を見てきただけあって 

ほんとに寛容で優しい~~ 安心して失敗できる(笑)


自家製シソジュース♪


手前のそばで作ったピザ?も美味。

父さんのレシピ、ナス炒めは 帰宅後 早速作って食べました~

ズッキーニといい・・・ お世辞じゃなくて全てがオイシイ♪

ここにくると、野菜ってこんなに美味しかったんだ~ってほんとに思う。

シアワセな時間。。。。
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ミッション2 「草刈」

2010年07月21日 | 棚田再生プロジェクト
日曜日は早朝から 長野は美麻へ。 今回のミッションは「草刈」です!

早朝なのに・・・ すでに気温が急上昇~ あづ、、、




1ヶ月ぶりの棚田は・・・・ ちゃんと生きてました~

順調に生育中。

とりあえず、この景色を見るだけで 心身の隅々に酸素が行き届く感じがする。


さて! 人生2度目の草刈機。 今度はもうちょっと要領よく・・・

と思ったら、今回は急斜面。 しかも私の背丈をはるかに越える雑草は

弦草も混じって 草刈機にまとわりつくように邪魔をする、、、


父さんが 私がやりやすいように、道筋を作ってくれた。

おーー プロの手本を見るチャンス!!

さすがにリズミカル。 同じペースで進んでいく。きれいで速い。

私は 欲張って1度になるべくいっぱい刈りたくなって

電動草刈機を 大きくぶんぶん振り回す(^^; 結果的に無駄な動きが多くなり

雑草も虎刈りだ~~


ちょっとコツ?を掴んで、 小さな動きでリズムを意識してやってみた。

うん、、、 まぁまぁかな(笑)


問題は急斜面。

足場がかなり不安定。 傾斜地もあまりに急なところは初めてで

どうも要領を得ない。 平地のように刈ると切った雑草が自分に向かって落ちてくる。

またしてもリズムがバラバラ、、、


平地では長時間の草刈も余裕だったのに 斜面では足腰に力が入るわ、

電動草刈機を腕の力だけで持ち上げて 絡まる弦を先に切ったり・・

2段切りしたりたので すでに午前中の草刈で 左手が肘より上に上がらなくなった。

や・・ヤバイ。 これは・・・ 前回の主人のパターン。

主人は先月の草刈で、箸がもてなくなって食事もママならず・・

何より恥ずかしい状態(^^;


やっぱ、腕の力で動かすって言うのは賢くないなぁ~~

次回の課題にしておこう。。。。


午後の草刈は、助っ人参上で とってもスピーディー♪

いよいよ腕が限界近くなった頃、丁度 電動草刈機もガス欠になり

でも、急斜面をやり残すのは忍びなくて

もうひと踏ん張り! と給油するも・・・・・

機械の方も疲れたらしく エンジンがかからない。


見れば、 助っ人の草刈の達人が、私が悪戦苦闘した斜面を

一気にばっさばっさと 何の滞りもなくあっという間に刈り上げた。

後光がさして見えた瞬間でした!

いやいや・・・私はまだまだ修行が足らん、、、、


父さんは優しいので それでも何かと褒めてくれたり

「達人の草刈機は もっとパワーがあるから・・・」 と言ってくれるんだけど

ちょっと悔しい(笑)



3日経った今日は ようやく左腕が肘より上がるようになりました~

主人もしっかり筋肉痛。

ふたりで反省会をして・・・

年も考え、 ペースも自己管理できないとプロにはなれないよねぇ・・って

( 草刈のプロを目指すのか~???? (笑)

草刈にここまでのめりこんでいる私たちって・・・・



無心で自然と向き合い、 日常ではありえない程の吹き出る汗に自分がびっくり。 

ものすっごい爽快感。そして終ったあと、きれいになった棚田を見て得られる達成感。
 

でも、ちゃんとできない新たなプチ・ストレス?を感じ始め

帰路・・・ ホームセンターに電動草刈機を見に行く私たち。 

夫婦になり15年。 初めて共通の趣味ができたようです(笑)


はっきり言って・・・ 草刈は楽しいのです♪♪
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八坂&美麻学園 関東父母会

2010年07月11日 | 育てる会「山村留学」のこと
7月10日。 motoがスイスへ旅たった日の夜は、

山村留学・八坂&美麻学園の関東父母会の日でもありました。

私たち夫婦は、成田でmotoを見送り、KLASの父母懇親会の後

会場になっている新宿へ。

毎年この時期に行われる関東父母会は、 

山村留学生OBがやっている焼き鳥やさん、 「 ぼるが 」 が会場です。


例年より、ちょっと参加者が少ない印象でしたが

現役父母はもちろん、 古いOBの方々や、 育てる会の理事長や指導員の皆さんも

参加してくださり、 楽しい交流の時間をすごしました。

ここで、Joの様子や、今回のmotoへのメッセージのことはじめ、 他の子供たちの様子を

指導員さんからうかがう事ができました。

担当の指導員さんが 本当に子供たちの気持ちに寄り添って 接していただいていて

安心して任せきれることは本当にありがたいですね。。。。


春の入園から3ヶ月が経過し、 新入の子供たちも慣れと共に徐々に 「素」が

現れてくる時期。 表面だけの仲良しから、一歩踏み込んだ関係の始まりは

様々な摩擦を起こし 傷ついたり傷つけたりしながら

大事な何かを掴んでいく大切な時。

そんな成長期の大切な時期に、 周囲の大人の適切な干渉と見守る温かさで

包囲網は万全です。


motoの進学先、 KLASでも先生がたびたび親に向けておっしゃったていたことですが、

「時」が解決することは多くあります。 子供たちの一時的な感情の波に惑わされて

親が干渉しすぎないようにと。 全ては親から遠く離れたスイスで起きていること。

たとえ電話や手紙で子どもから聞かされても、

いっそ知らなかったことにしてください。。。。

というような内容でしたが、 まさに山村留学と同じですね。


山村留学の1年を通じて いろいろな事を経ての修園の時期は

毎年、見ていて羨ましいほど、子供たちの「絆」を感じます。

この1年、 このメンバーだからこそ得られるものがきっとあるはずです。

それぞれの成長が楽しみです。
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Joの涙とmotoの旅立ちの日

2010年07月10日 | Jo(山留小5時代)のこと
今日7月10日、 59人のスイス公文学園・新入生とともに

motoはスイスへと旅立って行きました。

その様子は 後日 別ブログにアップすることにして・・・・



motoがスイスへ旅立つ前日、 きのうのこと。

長野に山村留学中の弟、Joは学校の授業参観日でした。

センターの指導員さんが 授業参観でJoに会った時

「 お兄ちゃんが あしたスイスに行っちゃう 」と

指導員さんに抱きついてきて泣きだしたらしい。。。


そんなJoの気持ちを汲んでくれて

「今だったら、まだ伝えられるから、明日渡してあげる」となだめ

その場でノートを破って伝言を預かってくださいました。

そのメッセージを、 指導員さんが とりいそぎ私のパソコンメールに

送ってくれていたようなのですが

昨日はすでに、 翌日早朝に行われるmotoの壮行会に備えて

私たちは成田空港のそばのホテルに前泊。

パソコンを開けて、 そのJoのメッセージを見たのは

空港でmotoを見送り、 父母懇親会を終え、 夕方自宅に帰宅した後だった、、、、、

残念なことに タイムリーに伝えてあげられず・・・

すぐに スイスのmotoあてにJoからのメッセージを書いて手紙を送ることにしました。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

お兄ちゃんへ

もうすぐでお兄ちゃん行っちゃうね。

こっちもあと3週間で帰省なのに、先に行っちゃうなんてさびしいよ。

もっとおそく行ってくれればいいのに、どうせならぼくもいっしょに行きたいよ。

短い文章だけど いってらっしゃい。


P、S もしさびしくなったら、見てください。

    場所は違くても、空はいっしょだよ。
                     
                       Joより

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


4つ半も年下の弟の・・・ 兄を思う気持を

充分に汲めるほどの器など motoにはないのは承知していますが

私が思っていたよりも ずっとJoはおにいちゃんを慕い、 意識していたのだな~と

あらためて感じる出来事でした。


Joが生まれてから 兄弟が一緒にすごした8年間は、 motoもJoも子どもで 

4歳半離れていても 同じオモチャやゲーム、テレビなどを共有し、 

たわいのない兄弟げんかも日常茶飯事。

その頃 Joは、 お兄ちゃんとは呼ばず、 「 もと 」 と呼んでいて

少なからず Joから見たmotoは、対等に近い感覚だったのだと思います。


それが・・・・ motoが中学生になり、 山村留学へ行ってしまってからは

それぞれの成長と、 物理的な距離感とが影響し

どんどん年齢差が広がっていくようなかんじがしていました。


特に昨年1年間、 親元を離れてJoも山村留学をし、 

兄と同じ場と時間、 経験を共有したことは

いい意味で 兄と弟の上下関係を際立たせ 

いつしか自然に 山村留学している兄motoの姿は 

弟Joの憧れの存在になって行ったようでした。


それでも、 山村留学先では JoはJoなりの自分の居場所と仲間ができ

今年、 「 兄のいない 」 山村留学を自分で継続すると決めたこともあって

私は motoのスイス行きに対して Joがそこまでの気持ちを募らせているとは

正直思っていませんでした。


なので、 指導員さんに抱きついて泣いたJoの気持ちを思うと

ちょっと 目がうるうる~ してきちゃいます、、、、



親としては 居た堪れない気持ちも募り、Joにもハガキを書きました。

motoにJoの気持ちは届いていること。

そして・・・・

今、 家族は それぞれの場で生きているけれど

さびしくなったら 同じ空を見て、 家族が頑張っていることを思い

自分も 「今」と「その場所」と「仲間」を大切にして明るく頑張ろうね♪ と。


離れていても 家族を大切に思う気持ちは変わらない。

でもJoは まだ10歳だから、 そんな幼いJoを思うとき

寂しさや 心配や、 迷う気持ちさえも生まれてくることはあるけれど

それでも、 ものすご~く たくさんのいろいろを・・・

感じながらすごす、その1日1日が幾重にも折り重なって綴られる365日が

Joの未来にとって、とても貴重なものになることを信じ、 

その選択をしたJoを尊重し

そして応援できる自分の価値基準を信じるしかない・・と思う私です。。。。


5年、 10年経って・・・・

兄弟で 山村留学というレア(笑)な話題を共有でき

それぞれが 親元から離れた暮らしの様々な思いを共有し

良好な兄弟関係を築いてくれたのなら

私はもうそれだけで充分♪ そんな気持ちです。。。。


motoのスイスへの旅立ちは

Joにとっても 気持ちの中で何かが変化した出来事であり、

私たち夫婦にとっても、 ひとつの大きな節目であり、

家族それぞれの心の旅立ちの時になったような気がします。
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