山村留学体験記&棚田復活!         あの山の向こう

横浜→長野へ山村留学した長男(中学3年間)と次男(小4-5)の記録と山留「その後」+山村の耕作放棄棚田の再生挑戦記♪

雨のお手植え

2011年05月24日 | 棚田再生プロジェクト
1週間前から毎日、棚田地域の天気予報をチェックしてましたが、

22日の雨の予報は変わらず。。。

超晴れ女の私ですが、「雨の田植えも面白そう。。。」と思ってたから

Joに誘われても、雨乞いはせず(^^

でも大きな誤算は、“ 気温が低くて寒かった ”こと。

もうひとつ大事なことは、雨合羽のスペアを持っていかなかったこと。




山の天気や気温は変わりやすい。 4年通ってるから、なんとなく対応できるように

準備をしてくるのだけど、でも地元ではない参加者も多いわけで

貸し出し用の上着や合羽を用意しておくべきだったーーー

雨に濡れるだけなら、なんてことないのだけど、気温が低いからダブルパンチ!

合羽無しの参加者は、寒さにガクガク震えてて申し訳なかったです。。。

風邪ひく人が出なければ良いのだけど。


そんな寒さにも負けず?約20人でいっせいにお手植え!



初めて田んぼに入る人の中には、ずっぽり足をとられて焦る人や

ついには、田んぼで尻もちをついて、笑っちゃうけど笑えない・・みたいなことも。

山村留学の修園生は、さすがに慣れたもの。

蛙やらおたまじゃくしと共存しながらスイスイ植えていく。。。



なんといっても、棚田の田んぼは真四角ではないから、

植えていくガイドライン(線引き)もカーブしてるわ、途中合流もあり・・・で

雨で線も見えにくくなり、初心者には難易度が高い。

稲刈りは、全部が手刈りじゃなく、機械も入れるところは稲刈り機を併用するので

熟練者の経験値で機械の動線を考えて線引きがされているのだ。




私は、去年初めて「田んぼ」と半年付き合って、

ようやく逆算が「少し」できるようになったけれど、

初心者には、田植えの、その先のことが見えないから

植えれるところはとりあえず植えていく(笑)


お手植えは、普段の生活にはない姿勢と動きなので、大概すぐに腰が痛くなる。

「お米を作るって、こんなに大変だったんですね。。」

ということを、みな一様に実感する時間です(^^

これから、茶碗のお米を見る目が変わるかも知れません♪


みんなが一生懸命頑張ってくれたお陰で、

ありがたいことに午前中いっぱいで田植えは終了。



農家の母さんや、ご親戚の方が煮物や山菜、

去年この田んぼで収穫した赤米のお赤飯など

手料理を用意して振舞ってくださいました。



そして都会人には滅多にお目にかかれない、猪肉のバーベキューと熱々の猪汁!


冷えた体に、幸せな猪汁でした~~





おっと!忘れてはいけない、田植えの奉納。

苗とおにぎりを、米俵に乗る大黒様、タイを釣る恵比寿様、そして、田の神様の

3人の神様に奉納するのだそうです。



何はともあれ、棚田のメインイベントのひとつ、「お手植え会」終了!

寒い雨の中、みなさん本当にお疲れ様でした!



もうひとつのイベント、稲刈りまでの間は、当面「畔刈り」作業が中心となります。

草刈機は、意外にもストレス発散に最高です♪

1~2時間でも大歓迎です。

稲穂の育ち具合を見にきがてら、観光ついでに?気軽にご参加下さい。


とりあえず・・・

みなさん、お疲れ様でした!!!

受け入れてくださった側の地元の農家さん、ご親戚の方、地域の方々も

大変お世話かけました。。。

ありがとうございました!!!


帰りしな、道で逢った地元の方が

「 きれいに田植えできたね~~ 良かったね~ 」 

と労いの声をかけてくださいました。

遠目で見れば、なんとなくそんな風にも見えるかな(笑)

でも、改めて高台から田植えの終った田んぼを見て・・ちょっとうれしかったです(^^
コメント
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