台南・ダイアリー

台湾の台南市で3年、新竹市で2年駐在して、色々な所へ行ったり美味しいものを食べたりしました。

膨湖島旅遊記録

2006年05月03日 | イベント





この前の週末は3連休だったから
   ” 膨湖島 ” に遊びに行ってきた ♪



オレが仕事をしている新竹とか台南は、
ちょっと海が汚すぎて、
沿岸で魚を釣ったって怖くて食えやしないから、
この機会に、
前から行きたかった膨湖島に釣りに行くことにしたのサ。





膨湖は台湾の西にある群島で、
夏以外のシーズンは台北と高雄から、
飛行機や船で行くことができる。
そして夏季には、
台南の安平からも2時間位で着く船が出ている。

今回の旅行プランとしては、
台北←→膨湖島の往復には、航空券 ( 4千元位 ) を買い、
それ以外の膨湖島内での宿泊、移動費、食費については、
全部コミコミの現地観光会社の一式パックツァー
( 5千元位、イカ・小物釣り含む )
を利用することにして、
オレはのほほ~んとお気楽に家を出た。


1日目



膨湖島の馬公飛行場に着くと、
観光会社の車が迎えに来ていて、
車で事務所まで連れて行かれた。

事務所では、
これから3日間の予定についてざっとした説明があったが、
よくよく聞いてみると、
その日の午後のスケジュールだけは大体決まっているが、
2日目以後の予定や泊まるホテルについては、
あまりはっきり決まってないみたいだった。

しかも予定表とか、行く先とかの印刷物も全然もらえ無くて、
口頭での行動説明しかしてくれない。
こういうのが膨湖島流なのかもしれないが、
オレみたいな
北京語の説明が半分も判らない外国人にとっては、
かなりスリリングな観光旅行の幕開けだった。

上左の写真は、
事務所で説明を聞いたあと連れて行かれた
吉貝島の漁港の様子。

上右の写真は、
吉貝島でみたイカ釣り舟。
これを見てオレは
「 こーいうので釣りに行くんだなぁ。 」
なんて思ってちょっと盛り上がってきた。




しかし現実には、もっとでかい船に乗って、
左上の写真に写っている3階建ての海上施設に行ったのであった。
杖をついたおばあさんや、小さな子供でも参加できる
すげー安全な釣りだったが、
釣果も大したことはなかった。
( 施設上に40人いて釣れたのは8ハイだけ - トホホ )

釣りのあと、
右上の写真みたいに施設から網を打ってイカをとったが、
それでも結局、
山ほどのダツと、小さなバケツに一杯分のイカが採れただけだったネ。

左下は、
ちっこいイカを持ってちょっと悲しいオレ。
右下は、
少ないながらも、刺身にして振舞われたイカ。
新鮮でうま~い !
量が少ないから、ありがたみもまたひとしおだったゾ。







ほんと、
これだけのことだったら、ガックリ来ちゃう所だが、
この海上施設には他にもサービスがあって、
採れたてのカキを、好きなだけ炭で焼きガキにして食わせてくれるし、
もっとでかいイカで作ったイカソーメンも振舞ってくれる。
こーいうのがあって、
しかも7月位のバリバリにイカがかかる時期だったら
これもすごく楽しい遊びになるかもしれないナ
- と最後には思ってしまったりした。


2日目



2日目には、
膨湖島の色々な島巡りと、
東側の浅瀬の海での干潟遊びに行った。

上の写真は島巡りでみた変った形の島。

膨湖島のまわりには、
初日オレが泊まった吉貝島とか、
員貝島、鳥島みたいな小さな島が沢山あるが、
どの島にも下の写真みたいな立派なお寺が必ずある。

ちょっと気安くなった同じツァーのおっさんが
「 島どうしではりあってんじゃないのー。
  昔の人は自分がメシ食わなくても、お寺にはお金だしてたからネー。 」
なんて言っていた。








左上は、
東海での干潟遊びで採ったカサゴ。

干潟で、
前もって手ごろな石を数個山積みにしておいた場所に行き、
石の周りを小さな網で囲ってしまってから、
石を一つずつ網の外側へ拾い出してしまうと、
こそっと隠れていたカサゴが網の中に残る
- という仕掛けで採った。

結構うまくカサゴが採れるし、
網を持っている手に、
カサゴがかかったときの動きがダイレクトに伝わるので
なかなか面白い遊びだネ。
( イカ釣りよりはるかに効率が良いゾ )

右上は島巡りで行った鳥島の一番高いところから見た風景。


3日目



3日目には膨湖島の中をバスで色々な場所に行った。

左上は、
膨湖島の島と島をつなぐでっかい
” 跨海大橋 ”
とチョキを出している変な中年男 。

右上は、
” 榕樹 ( ガジュマル ) ” の樹ですっぽり囲まれたお寺。
もとは1株の根から伸びていったものが、
今は90箇所以上で根付いているそうだ。

下の写真は、
榕樹のお寺で売られていた
” 仙人掌 ( サボテン ) ”
の実のアイスクリーム。
右側は加工する前のサボテンの実だ。
膨湖島の名物で、
同じバスに乗っていた客がみんな食ってたから、
写真を撮らせてもらってから、オレも1個買ってみた。
食べてみるとラズベリーっぽい風味があってうまいヨ。








それからオレを乗せたバスは、
何百年もの歴史があるらしい
” 大義宮 ”
という大きな寺に向かった。

まぁ、お寺は余り興味がなかったんだが、
寺の門前の市場が面白かった。
採れ立てのでっかいブダイやイサキがすごい安値で売られているし、
( こんなんだってちゃ~んと居るんだ ! )
右下の写真は
” 洋梅 ”
っていう、台湾本土では見かけたことがない果物だ。
1個わけてもらって食ったら、
味は殆どないが水分がどえらい多くて、
冷やして食えばすごく爽やかなものだナ。
( なんか糖尿病に効くらしい )








上の写真は、
大義宮の近くにある
120年くらい前膨湖島にイギリス軍が駐留していた時の
” 二崁古厝 ”
という要塞の跡だ。
レンガで半地下のような要塞が造られていて
夏でもひんやりして気持ち良い。
( その分外は照り返しで暑いけどネ )




バスツァーの最後には、
膨湖島の水族館に行った。
日本の巨大水族館と比べて、それほど大きな規模じゃあないが、
この島の周りに生息する生物を主体に構成されていて、
魚釣りや、干潟遊びのあとに来ると
何となく、
解説を追加してもらってるみたいで
結構楽しくみることができる。

水族館の裏には、
見晴らしの良い展望台もあるし、
今回の一番上の写真はその展望台から撮ったものだゾ。







そして本当の最後の最後、
飛行機を待っている間、
市内の
” 四眼井 ”
という井戸を見に行った。
川が無い膨湖島では、
水道がない時代、生活用水は井戸に頼っていた。
そんな井戸を
沢山の人が争わず使えるようにと、
一つの井戸に四つのくみ出し口をつけたものだってことで、
400年の歴史があるそうだ。
( 今でも立派に日常生活に使われてるゾ )

井戸を見た後は、
” 全てのスケジュールを直前に口頭で説明する ”
- という荒業で、3日間オレを色々な場所に連れて行った
( しかし不思議と迷子にもならなかった )
膨湖島の観光会社の車に乗って飛行場へ向かった。





こうやって3日間があっという間に終わって
帰りの飛行機に乗ってみれば
久しぶりに行った旅行だったもんで、
( それに、
  「 もう集合時間を聞きのがさないように緊張しなくても良いヤ 」
  - という安心感もあったし )
どっと疲れが出てきちまった。


もし、
今度来る機会があったら、
もう膨湖島の名所は大体回った感じがするから、
観光はやめちゃおう。
それで、
「 どこかの小島の民宿に長逗留して、
  釣竿1本とクーラーもって
  レンタルバイクであっちこっち移動しながら  
  毎日釣りをするのも良いかもナ。 」


- なんて、
  しょーも無いことを考えていたらいつの間にか、
  オレは台北まですっかり、
  ヨダレをたらし気味に眠りこけてしまっていたのサ。





 それでは今回はここまで!



   最後まで読んでくれてありがとネー  (* ^^)/  バイバイ!






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1 コメント

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今でも使えますね。 (甘ちゃん@台湾)
2010-05-03 14:38:16
丁度この記事は4年前に書かれたものですが、今でも使えますね。機会があったら又お出でください。
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