台南・ダイアリー

台湾の台南市で3年、新竹市で2年駐在して、色々な所へ行ったり美味しいものを食べたりしました。

2006年台南燈会

2006年03月14日 | イベント




ちょっと前の話になって申し訳ないが、
  今年の ” 台南燈会 ” に行った報告をする。


” 燈会 ” はランタン祭りだから、
当然、元宵節 ( 小正月 ) のころのイベントだったんだが、
そのころまとめる時間がなかったんで、
今回、簡単に記録しておくことにした。
( 去年も書いたので、すっ飛ばすのにしのびなかったんだよネ )

今年の ” 燈会 ” も、
小・中学生や一般参加のランタンの出品が多く、
なかなかにぎやかなものだった。




上左は、小学生参加の部の優秀作品だ。
大体、” 花燈、ランタン ” というのは、
農暦1月15日の ” 元宵節、ユェンショウジェ ” に、
子供が作って 遊んでいたものが 発祥だそうなので、
お金をかけた レーザーショーや、大掛かりなライティング設備より
小学生や中学生が作ったものこそ、本来の姿 のような気がする。

右上は、今回の燈会の目玉の一つで巨大な女神像だ。
1990年の、第一回 台北燈会 から始まった ランタン祭りだが、
こんなに大きなものを作ったりして、盛大にやるようになったのは、
民進党の 陳水扁が 大統領になった年からだ。
去年まで、各都市回り持ちで やっていたんだが、
今年になって、台北、高雄、台南などの大都市で
一斉に実施されるようになった。



上は、一般参加の部の最優秀作品で、
ミノカサゴをモチーフにしたランタンだ。
造形もしっかりしているし、
口やひれが動き、内部のランプが点滅する
なかなか見事なものだった。



最後にちょっと、おさらいしておくと、
花燈を飾る農暦1月15日の ” 元宵節 ” っていうのは、
一昨年の ” 農暦中元節 ” の回に説明した通り、
道教では、竜王の3人の孫の内、
” 天官 = 上元公 ” の誕生日のことだ。

この日行う花燈以外のメジャーな習慣としては、
昔は、道教のお寺にカメを置いて、
夜の間に、各家から
” 元宵団子 ” をカメの中に 奉納する習わしがあった。
それぞれ、別々の時に奉納するので、他家に見られることは無く、
裕福な家は、沢山入れればよいし、
逆に、貧しい家はカメから 団子を取ってきても、構わなかった。
但し、翌年には一生懸命働いて、
取った数より 多い団子を奉納するのが 約束ごとだった。

だが 今では、
そんな カメを置く寺もなくなったし、
各家庭でも、てまひまかけて 元宵団子をつくることも無くなった。
普通は、冷凍の
” 湯圓、タンユェン ” を買ってきて
簡単に湯で戻して、食べているみたいだ。


そして、
子供の素朴な細工だった
” 花燈 ” も
現代的な ライティングショー に変わった。
( 大体、元宵節の日のあともずっとやってるしね。 )

今では ”台湾燈会”は
見に来る人の数が、百万人単位になるビッグイベントだし、
開催場所の誘致には、政治的な意向が絡んでいる、という話も聞く。


- でも、今年も出かけてしまって、
  それはそれなりに面白かったのであった。
  来年も行こうっと。




と、いうようなところで
今日のところはおしまいにしておくことにしよう。

それではみなさん、 (^0^)/~~ また次回!



    
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3月11日の練習 - ウェイトとトラック(成大)  7.2km
3月12日の練習 - ウェイトとトレッドミル(ジム)6.2km
3月13日の練習 - 休み
3月14日の練習 - 休み



------ P.S.映画の話 ------


アメリカでは1月に公開されていて、
ほんと、待ちに待った
” UNDER WORLD 2 EVOLUTION ”
を台南の華納電影院で見てきたゼ!



今回も1作目と同じモチーフで、
暗い画面の中、
ヴァンパイヤ、狼男らゴシックっぽい登場人物が
” 紫外線放射性弾丸 ” なんていう魅力的な小道具
を使って大活躍する、
まぁ日本で言ったら伝奇小説の
” 神州天馬侠 ”
みたいな映画だった。

映画の画面や設定もオレ好みなんだが、
なんといっても一番の魅力は、
” パール・ハーバー ” や ” アビエイター ”
でも、きれいなところを見せた
ケイト・ベッキンセール が演じる
主役の女ヴァンパイヤ
” セリーン ”
だろう。
精緻なマスクとすっきりしたスタイルが
黒い皮の衣装にぴったり合っている。



最近女性が活躍するアクション映画が多いが、
この主人公に比べたら、
” トゥームレイダー ” の
アンジェリーナ・ジョリーンは
大味で品がないし、
” バイオハザード ” の
ミラ・ジョヴォビッチなんかは、
噛んだあとのガムみたいなもんだ。
それに今回は、
結構なサービスシーンもバッチリあるゾ。

途中、
幽閉されたヴァンパイヤとの会話だけで
ストーリーが説明される部分があって、
そこは冗長で惜しいけれど、
その他は、十分見ごたえがある。

オレが今回つけた点数は ” 85点 ” だった。
( ぜひ見に行くべきだ! )


------ P.S.映画の話おしまい ------


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (よしおさん)
2006-03-15 18:35:36
おひさしぶり

すごく!おひさしぶり



今月は骨折が治らんで働けないぜ…



ジョボビッチを噛んで捨てるな!

ベッキンだってきれーで好みだけどジョボもかっこいいやんか

こないだナルニア見に行ったよ
返信する
よしおさんへ (kool_tada)
2006-03-15 21:23:18
よしおさん、



骨折って、あんたどこの骨を折っちゃったの?

ちゃんと直して、それからくせにならないように、周辺の筋肉を強く、柔らかくしておかないといけないよ。

ケイト・ベッキンセールだけど、もう一度アンダーワールド1,2とバイオハザード1,2を見比べたら、

ワシの言ってる意味がよう判ると思うデ。



それでは、失礼致します。
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