コナンが年中の頃の話です。
珍しく夫の帰宅が早く、ワタクシはちょうどお風呂からあがって、
コナンにパジャマを着せていました。
その時、
でニュースかドラマか忘れましたが、親が子供に勉強を教えるシーンをやっていました。
それを見たワタクシ、
「コナンの勉強なんて、何年生まで見てあげられるかしら?
4年生くらいになったら、もう無理だったりして~
」
と言ったのです。すると、夫、
『コイツ、勉強なんて出来んの?』
と聞いてきました

いえ、無理のない話なんです。
当時のコナンはこちらの言ってることの理解ももうひとつだったし、発する言葉も不明瞭で、
どう見ても、周囲の子より発達が遅れていたことは事実でした。
実際、ワタクシも返す言葉がなく、
「いや・・・
そりゃ、他の子よりは出来ないかもしれないけど、
それなりには出来るんじゃないのかな?」
とシドロモドロになりました。すると、夫、
『無理やろ』
と、バッサリ切り捨てました。
そこまでは、ワタクシの中では許せる範囲でした。
でも、次に放たれた夫の言葉は、ワタクシに
とても強いショック
を与えたのです
夫は、コナンの正面に行くとしゃがんで、コナンの顔を見て言ったのです
『オレはお前にさ、これっぽっちも期待してないからさ。まー、好きに生きろや。』

アンタ、イマ イッタイ ナニ イッタノサ
あまりの衝撃にその時に何も言えなかったワタクシです


言われたコナンはきょとん
としていました。
こちらの言葉が理解できていない時で本当に良かったと思います。
その時に、夫に対して壁を作ってしまったワタクシ。
まさか、同じことは2度もないだろう、と思いつつ、次にそういうことがあったら、
ちゃんと言い返さないとっ
と思っていたら、数ヶ月後にまた同じことが・・・
2度目のシチュエーションは覚えていません
でも、夫はまたもやコナンに
『お前みたいなバカにはなんにも期待していないからさ。その方がお前もラクだろ?』
と言ったのです
前回、次は言い返すぞ
と心に決めていたワタクシ、頑張って言い返しました
「子どもに向かって、なんてこと言うのよっ
」
『バカにバカと言ってナニが悪いっ

』
「



コナンはっ・・・、そりゃ、出来ないことも多いけど、バカじゃないわっ
数字はっ・・・、5桁の数字も読めるし、時計も読める。
文字はひらがなだけじゃなくて、漢字も読めるわ
この年齢でそれが出来るコってそんなにいないのよっ
他の子よりも、優れた部分もあるのよっ
」
『・・・・・・・・・・』
その後のやりとりは記憶になく
でも、きまずいまま話は終わったと思います。
ワタクシ、本当にショックでした。
コナンに対する理解がない、ということより、子供に向かって心ない言葉を言えてしまうということに・・・。
夫のやるせない気持ちも分からなくはないのです。
彼は、コナンが生まれて、待望の長男の誕生を喜んでいました。(と思う。)
大きくなったら、あんなこと、こんなことを一緒にしたい
とあれこれ考えていたようです。
でも・・・。コナンは夫のそんなささやかな思いを脆くも崩しました。
ワタクシには微塵も見せませんでしたが、どうやら、コナンに障碍があるかも・・・
と疑いがかけられ、彼の中に「自分の子供が障碍児」という現実は受け入れられなかったようです。
コナンを連れて死のうか、とまで思っていたらしいです。
(ワタクシなんて、そんなこと、これっぽっちも考えもつかない、おキラクな性分でした
)
だけど、だけど・・・。やっぱり、子供に面と向かってそんなことを言う夫に
私は距離を置いてしまいました。
就学活動を前に、「この人とは一緒に闘っていけない
」と、その後の就学活動に関して、
彼を切り捨ててしまいました。
夏から冬にかけての就学活動において、ワタクシ、一人で突き進んでしまったのです。
夫には一切相談をしませんでした。
「こんなことをした」と事後報告をするのみでした。
専門家や親に「子供のことなんだから、夫婦で取り組んでください」と言われても
構わず、一人で全部やってしまいました。
夫はやはり、コナンの就学を私が一人でガシガシ
やってしまったことは
不満に思っていたようです。
後に、夫婦喧嘩になった時にそのことを責められました。
子どものことを、一人で決めてしまったワタクシは確かにいけなかったかもしれません。
でも、「なんにも期待していない」と面と向かって言える父親と、共に就学活動をすることは
その時のワタクシには出来ませんでした
今の夫は、コナンの良いところも、悪いところも、それなりに受け入れていると思います。
小さい頃に懸念していた「一緒に遊ぶ」ということも、今は出来るようになって
時間があれば(そんなことは滅多にないけど・・・)一緒に遊んでいます。
コナンは物心ついた頃から、お父さん、大好きっ子
です
ワタクシを前に、平気で「(お母さんより)お父さん大好き
」と言えちゃいます(笑)
その言葉を聞くたびに、あの時の夫の言葉が理解できてなくて良かったなぁ、と思う
ワタクシなのでありました。
家族が一つになっていくって、なかなか大変ですよね~(笑)





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珍しく夫の帰宅が早く、ワタクシはちょうどお風呂からあがって、
コナンにパジャマを着せていました。
その時、

それを見たワタクシ、
「コナンの勉強なんて、何年生まで見てあげられるかしら?
4年生くらいになったら、もう無理だったりして~

と言ったのです。すると、夫、
『コイツ、勉強なんて出来んの?』
と聞いてきました


いえ、無理のない話なんです。
当時のコナンはこちらの言ってることの理解ももうひとつだったし、発する言葉も不明瞭で、
どう見ても、周囲の子より発達が遅れていたことは事実でした。
実際、ワタクシも返す言葉がなく、
「いや・・・

それなりには出来るんじゃないのかな?」
とシドロモドロになりました。すると、夫、
『無理やろ』
と、バッサリ切り捨てました。
そこまでは、ワタクシの中では許せる範囲でした。
でも、次に放たれた夫の言葉は、ワタクシに



夫は、コナンの正面に行くとしゃがんで、コナンの顔を見て言ったのです

『オレはお前にさ、これっぽっちも期待してないからさ。まー、好きに生きろや。』



アンタ、イマ イッタイ ナニ イッタノサ

あまりの衝撃にその時に何も言えなかったワタクシです



言われたコナンはきょとん

こちらの言葉が理解できていない時で本当に良かったと思います。
その時に、夫に対して壁を作ってしまったワタクシ。
まさか、同じことは2度もないだろう、と思いつつ、次にそういうことがあったら、
ちゃんと言い返さないとっ



2度目のシチュエーションは覚えていません

でも、夫はまたもやコナンに
『お前みたいなバカにはなんにも期待していないからさ。その方がお前もラクだろ?』
と言ったのです

前回、次は言い返すぞ


「子どもに向かって、なんてこと言うのよっ


『バカにバカと言ってナニが悪いっ



「




コナンはっ・・・、そりゃ、出来ないことも多いけど、バカじゃないわっ

数字はっ・・・、5桁の数字も読めるし、時計も読める。
文字はひらがなだけじゃなくて、漢字も読めるわ

この年齢でそれが出来るコってそんなにいないのよっ

他の子よりも、優れた部分もあるのよっ


『・・・・・・・・・・』
その後のやりとりは記憶になく

ワタクシ、本当にショックでした。
コナンに対する理解がない、ということより、子供に向かって心ない言葉を言えてしまうということに・・・。
夫のやるせない気持ちも分からなくはないのです。
彼は、コナンが生まれて、待望の長男の誕生を喜んでいました。(と思う。)
大きくなったら、あんなこと、こんなことを一緒にしたい

でも・・・。コナンは夫のそんなささやかな思いを脆くも崩しました。
ワタクシには微塵も見せませんでしたが、どうやら、コナンに障碍があるかも・・・
と疑いがかけられ、彼の中に「自分の子供が障碍児」という現実は受け入れられなかったようです。
コナンを連れて死のうか、とまで思っていたらしいです。
(ワタクシなんて、そんなこと、これっぽっちも考えもつかない、おキラクな性分でした


だけど、だけど・・・。やっぱり、子供に面と向かってそんなことを言う夫に
私は距離を置いてしまいました。
就学活動を前に、「この人とは一緒に闘っていけない

彼を切り捨ててしまいました。
夏から冬にかけての就学活動において、ワタクシ、一人で突き進んでしまったのです。
夫には一切相談をしませんでした。
「こんなことをした」と事後報告をするのみでした。
専門家や親に「子供のことなんだから、夫婦で取り組んでください」と言われても
構わず、一人で全部やってしまいました。
夫はやはり、コナンの就学を私が一人でガシガシ

不満に思っていたようです。
後に、夫婦喧嘩になった時にそのことを責められました。
子どものことを、一人で決めてしまったワタクシは確かにいけなかったかもしれません。
でも、「なんにも期待していない」と面と向かって言える父親と、共に就学活動をすることは
その時のワタクシには出来ませんでした

今の夫は、コナンの良いところも、悪いところも、それなりに受け入れていると思います。
小さい頃に懸念していた「一緒に遊ぶ」ということも、今は出来るようになって
時間があれば(そんなことは滅多にないけど・・・)一緒に遊んでいます。
コナンは物心ついた頃から、お父さん、大好きっ子


ワタクシを前に、平気で「(お母さんより)お父さん大好き

その言葉を聞くたびに、あの時の夫の言葉が理解できてなくて良かったなぁ、と思う
ワタクシなのでありました。
家族が一つになっていくって、なかなか大変ですよね~(笑)








