カエルの僕が月へ行った話(10)

2014-09-01 20:58:38 | 童話
家に帰ってから、お父さんとお母さんに話をすると、お母さんは『すごいわね。』、と言ってくれましたが、お父さんは『まだダメだね。』と言った。

僕はもっと高い山から跳び上がる方法を考えて、世界で一番高い山のエベレストから跳び上がることにした。

エベレストの近くには池が無いが、エベレストから跳びあがって落ちてきた時は、雪の上に落ちるので大丈夫だと考えた。

この計画をお父さんとお母さんに話したら、お父さんは『エベレストは寒いぞ。』と言って温かい飛行服を作ってくれた。

それは、ミノムシの巣とクモの糸で作られていて軽くて温かい。

そして、宇宙まで跳び上がれる事を考えて、飛行服の中に息をするための空気をいっぱい詰込んだ。