香南市ファンクラブ

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1/25 野市小学校がエコまつりを開催しました

2009-01-28 | 市内外のイベント情報
皆さんこんにちは。高知県企画調整課 物部川の明日を考えるチームです。
今回は香南市立野市小学校が「かかわろう!つながろう!のいちのエコまつり」
と題したイベントを行いましたので、その報告をいたします。

野市小学校は以前から、全校を挙げて環境教育に取り組んでおり、昨年12月には
環境省「地球温暖化防止活動環境大臣表彰」の環境教育・普及啓発部門で全国一位となり
環境大臣表彰を受けています。その取り組みを地域の皆さんに知ってもらい、一緒に
エコについて考えていこう、という趣旨で今回のエコまつりの開催となりました。

当日は時折雪が舞い、大変寒い一日でした。


それでも保護者の方や地域の方々がたくさん集まってくれて、祭りは終日大盛況でした。


それでは、どんな出し物があったのか紹介します。

まず、3年4組のゲームコーナーです(画像はペットボトルのボウリング)。

この他にも、カブトムシの幼虫の販売などを行っていました。

次に、 4年1組の「ヤギと触れ合おう!」のコーナーです。

この組はクラスでヤギを飼っていて、大変かわいがっていました。

野市小エコクラブの「エコ味噌汁」の試飲です。

宗田節の削り節と味噌をお湯で溶き、ネギを入れると、大変おいしい味噌汁になります。
またこのクラブは、物部川や学校周辺の清掃活動に積極的に取り組んでいます。

この他にも、5年3組によるバザーやぶったい(魚を獲る道具)、ホットケーキの販売、
たんぽぽ学級による「エコのみ焼き(野菜の端材を使ったお好み焼き)」の販売、
放課後子ども教室によるぜんざい・ポテトフライの販売(最後まで列が途切れない!)
またPTAによるうどん・おでんの販売などがありました。

学校の生徒以外にも、多くのブースが出ていました。簡単に紹介します。

高知県ケナフ普及会による、紙漉き体験です。


子ども森林インストラクターの皆さんが、巨大バウムクーヘンをつくってくれました。


森づくり助っ人隊による、丸太切りの体験教室です。


こちらは竹馬づくりです。

竹馬や竹とんぼをたくさん作りましたが、子どもたちは嬉々として遊んでました。

高知農業高校による、自分たちでつくったお米やベーコン、卵の販売です。

特にベーコンと卵は、非常に人気商品で、ご覧のとおりたくさんの方が行列をつくって
買い求めていました。私も買って、その日の晩にベーコンを使ってパスタを作りました。
大変おいしかったです。

その他の出し物としては、香南市商工会青年部による焼きそばやフランクフルトの販売や、
野市幼稚園と野市保育所によるバザーと綿菓子の販売、草笛教室などがありました。

体育館の中でも、いろんな出し物がありました。

野市小の子どもたちが、これまで取り組んできた環境学習の成果を発表するための、
ダンボールでつくったパネルの展示です。

パネルの枚数だけ、熱心に取り組んだ成果が表れています。

ステージでも、いろんな発表がありました。
そよかぜの会による、食に関する紙芝居の様子です。


エコクラブによる、「ステップアップものべ川」の歌の披露です。


その他、森林総合センター情報交流館によるヒノキを使ったマイ箸づくりの体験や、
高知県公営企業局によるペットボトルを使った風車づくり体験などを行っており、
まつりの終了まで大変にぎわっていました。

エコまつりのフィナーレは、「のいちちんどんくらぶ」による演奏の披露。


体育館での演奏の後、外のお祭り会場も練り歩いていただき、まつりは終了しました。


初めにも書きましたが、この日は本当に寒い一日でしたが、野市小の生徒の皆さんや
保護者の皆さん、また先生方や関係者の皆さんが大変熱心に取り組んでいたせいもあり、
あまり寒さを感じない、楽しいお祭りになりました。

今回のお祭りでもその一端が垣間見えましたが、野市小が全校を挙げて取り組んでいる、
全国に誇れるような環境教育の輪を、地域をはじめ、願わくば高知県中に広がることを
願いながら、この報告を終わらせていただきます。

野市小をはじめとした関係者の皆様、当日お越しいただいた地域の皆様、
本当に、お疲れ様でした。

奥ものべを楽しむ会と高知工科大生の「まんぷく交流会」

2009-01-27 | 市内外のイベント情報
奥ものべを楽しむ会と高知工科大生の「まんぷく交流会」が、
12月14日(日)11時~高知工科大学 食堂で開かれました。

奥ものべを楽しむ会は
豊かな奥ものべの地域資源を活かし、自分たちも楽しみながら、地域内外の人々と交流活動をし、奥ものべの活性化につなげていくことを目的に、平成15年に発足し、現在は10グループと3つの協力団体が活動をしているとか・・・

奥ものべを楽しむ会の公文寛伸会長は、グループのまとめ役として、またけん引者として大変熱心に動かれていることが、ご挨拶や会の運営の中で感じられました。

高知工科大生が中心となり、受付・運営を担当していましたが、高知県の地域支援企画員や農業振興センターの職員も企画の段階から協力されていたようで、奥ものべを楽しむ会の皆さんとの三者の連携を頼もしく,また嬉しく思いました。

また、地元の行政担当課長も終日参加されていたり、渡邊教授のネットワークで埼玉や北海道・札幌からも交流参加が紹介されました。


高知工科大学の渡邊教授や奥ものべを楽しむ会の公文会長の挨拶につづき、
全国的にも有名になっている、物部川上流の物部町に守り伝えられてきた民間信仰「いざなぎ流」を伝承し、次世代に伝えていこうと活動している「物部いざなぎ流保存会」より、舞神楽が奉納されました。

小学校の時から始めたと言う、大栃高校2年生の女生徒の舞に、伝承を感じながら見入っていました。

奥ものべを楽しむ会のグループの活動が、それぞれの代表の方より、画像を見せながら紹介されました。

「べふ峡保勝会」(体験実習館内 電話 0887-58-2916)は、
祖先より伝わる純手打ちそばを「名物もみじそば」として、べふ峡のもみじとともにPRをはじめた昭和29年に結成。
もてなしの心、ふる里の味文化の継承を目的に活動し、田舎寿司づくり・こんにゃくづくり・豆腐づくり・そば粉100%のそば打ちなどの体験をしている。
紅葉の名所として知られているべふ峡では、昨年の秋に映画「私は貝になりたい」のロケが行われた事などが報告されました。

「体験農場夢の里公文農園」(電話FAX兼 0887-58-2392・090-8281-4989)は、
物部町庄谷相に公文照さんが、15年前から体験農場を自力で整備して来て、今では5ha。
春の山菜狩り、田植え、稲刈り、芋ほり、ぎんなん狩りなどが体験できる。

園内には1,000本のイチョウが植えられ、ぎんなん狩りは県内情報誌「くらしの情報」とタイアップしたイベントとして定着しています。

「塩の道香美市保存会」(同会公文寛伸携帯 090-5274-0025)は、

今から約400年前に利用されていた、いざなぎの里物部町から絵金の町赤岡へ約30km、「塩」や日常の生活物資を運んでいた「塩の道」を整備・保存・案内をする会で、香南市にも保存会があるとのこと。

このほか「勇にいの店」「ものべ夢工房」「クラウド桑谷」・・などの取り組みを楽しく聞かせていただきました。



今後は、それぞれのグループのメニュウを高知工科大学の希望する学生さんなどに体験してもらい、体験の様子の写真や感想などを連続的にインターネット上で情報発信する取り組みが進むと良いなと思いました。

次は、お楽しみの食事会。
食堂の会場には、奥ものべを楽しむ会の人達自慢の料理がズラッと並んでいました。

事前の準備や早朝からご苦労された様子も含め、料理の説明を受けました。
シカの害で悩んでいる物部ならではの、鹿肉のカレーやイノシシ汁ほか、地元の食材を使った沢山の自慢の料理に、若い学生さん達は目を輝かしていました。


サトイモとサツマイモにユリネを加えて、中のあんに柚子のママレードを入れた「けんか餅」は、独特の食感があり美味いので、帰りに妻のお土産にもいただきました。



食事の後は、工科大生でプロジェクトチームを作っている、楽しみながら物部川にちなんだ遊びとしてシバテン(かっぱ)の「環境教育ゲーム」で楽しみました。
年配の奥ものべを楽しむ会の皆さんも、相当盛り上がっていました。


その後は、工科大生からのプレゼンテーションがありました。
県下3大学の学生が「ひろえば街が好きになる運動in中央公園」でゴミ拾いをしたP-Sの報告。

物部川の環境問題についての修士論文報告。
渇水問題をシュミレーションした取り組みは、今後の渇水問題に一石を投じる素晴らしいものでした。

今年の8月・9月・10月に工科大学で、工科大生が講師を務めて実施された「ブログ教室」の報告では、県下各地から46名が参加され、アンケートの結果やこれを通して学生自身が学んだ事が、学生の実行委員長より報告され、できれば来年もやりたいと結ばれました。

次は、5つのグループに分かれて、「じっくり交流会」です。
テーマは、食・文化・自然・工作・遊び。
グループごとに与えられたテーマで話し合い、自分の意見をポストイットに書いて、模造紙に貼り付けて、どんな話をしたかの発表に使うと共に、”残す”という形にしていました。



今回の交流会は、実に盛り沢山の中身で、年配の参加者が多い「奥ものべを楽しむ会」の皆さんはさぞかしお疲れだろうと心配もしましたが、最後まで熱心に話に参加されており、私は脱帽でした。

HN:龍馬

シカの食害シンポジウム

2009-01-22 | 市内外のイベント情報
こんにちは無ノ用です。

シカの食害シンポジウムが開催されるのでお知らせします。



どう守る危機に立つ三嶺の森(2)
―深刻化する物部川源流のシカ食害―







日時:1月25日(日) 13時00分~16時30分
会場:香美市保健福祉センター香北(アンパンマンミュージアムの隣:入場無料)




第一部:報告「三嶺・剣山系の自然植生被害の実態と流域」
坂本彰(三嶺周辺におけるニホンジカの影響調査-樹皮剥ぎの状況-)、
内田忠宏(剣山山域のシカ食害の現状) 石川慎吾(シカによる林床植生の変化と保護柵の効果)、
依光良三(シカ食害の流域に及ぼす影響)


第二部:講演「増えすぎたニホンジカの指標と対策」
梶光一(東京農工大学教授・専門「野生動物管理学」)


第三部:質疑応答・ディスカッション


主催:三嶺の森をまもるみんなの会(問い合わせ先~情報交流館0887-52-0087 常石)
共催:林野庁四国森林管理局、環境省中国四国地方環境事務所、高知県、香美市、南国市、香南市
後援:高知新聞社、RKC 高知放送局、朝日新聞社高知総局、NHK 高知放送局、KUTV テレビ高知