食道がんと闘う自然爺の活動

自然の中での暮らしに憧れ、自作の山小屋を起点に自然と戯れていたが、平成21年10月、食道・胃がんが見つかり手術。

『本当の省エネとは』

2012年09月23日 18時07分22秒 | 日記

もう6年くらい前になるが、市民環境会議の委員を押しつけられ、自然環境を守る、省エ

ネに取り組むなどの活動に2~3年参加した。以前から省エネには興味があっから、

この会で知った『エコ・チャレンジ』に挑戦、家庭で使用したエネルギーを(電気、ス、

油、ガソリンなど)排出CO2に換算して、その量を競うものだ。

毎月の使用料を報告すると、全世帯や類似世帯と比較したデータが送ってくる。私の感

覚では、電気は小まめに消すし、エアコンは夏でも殆ど使わない、二人暮らしで寝る以

外はほぼ台所一か所で過ごすから、省エネ度は優秀な方だと思っていた。

ところが蓋を開けてみると、上位どころか真ん中より下、時には『もうちょっと頑張りま

しょうね』なんて悔しいコメント付きの報告書が来ることもあった。ある時、主催者から

『省エネモニター貸出』のお知らせがあり、それに飛びつき我が家の状況を調査してみ

た。この装置は電気使用量を一時間単位で記録してくれるもので、勿論のことPCに取

り込みEXCELで加工もできるから、グラフにしてみたりすると生活パターンがよく分か

る。昼間に急に電気使用量が減り暫くしてからまた上昇する。妻の外出によるものだ

った。

これで分かったことは、我が家の電気使用量の半分は深夜に使用する電気温水器だっ

た。風呂なんて二人で200リットル以下しか使っていないのに、夜11時から朝8時前

まで電気使用量のグラフは高い位置を歩んでいた。昼間に電気を小まめに消す、電気

機器の予熱は止めるなんて努力をしても、夜中に電気温水器が使う電気に比べたらゴ

みたいなもんだ。

さりとて、電気温水器は設置して1年余だから止める訳にはいかず、それから電気製品

古いものは徐々に止めていく。冷蔵庫は415㍑と二人用なら十分なのに別に冷凍庫

使っていたから止めにしたり、思い切ってエコキューに変更したり。

リフォームで台所の保温がよくなり夏はとても暑い、おまけにガスコンロだから直接熱が

出ないIHヒーターに替えたりと改善してきた。部屋の照明、台所、玄関,風呂などは勿論

の事、LEDに交換。

3年前はエコカー減税があったので、ちゃっかり悪乗りしてハイブリッドに変えたから乗

用車の燃費は改善されたが、私のミッドシップ、Honda Acty 軽トラックは相変わらず。

台所に鎮座する冷蔵庫、6ドアでピカピカしているが購入は7年前。子供に買い替えると

言ったら『まだ、こんなに新しいのに・・』と口を揃えて言う。そうなんだ、見た目は新

しいし困っていることは何もないが、今時の冷蔵庫はスペック上ではこの冷蔵庫の40%く

らいしか電気を食わない。

機器単位で電気料金が分かる『エコワット』で妻の調査によると、電気料金の30~40%

くらいは冷蔵庫という結果が出た。(電気温水器の電気使用量は多いが深夜割引などで

使用量の割に料金は安い)

右往左往のエコチャレンジの成績はぐーん、とよくなり類似世帯ではトップ近くにまで上

り詰めており、冷蔵庫を変えたら・・・なんてほくそ笑んでいる。

積極的に省エネに向けて投資した場合、所謂コスパは如何なものか。それより、壊れた

替えていく,待ちの姿勢の方が本当の意味の省エネになるのか。


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