食道がんと闘う自然爺の活動

自然の中での暮らしに憧れ、自作の山小屋を起点に自然と戯れていたが、平成21年10月、食道・胃がんが見つかり手術。

『回顧録、透視造影TV』

2013年01月12日 17時56分54秒 | 回顧録

 8月25日

 透視造影TVによる消化器の検診を行う。がんの患部は透視検査、CT検査で特

定できており、しかもこの検査機器は通称レントゲン写真のビデオ版だから精密度

合いから言えば先述の機器の方が上と思われる。この装置はX線造影剤の使用前

と使用後の差分で血管だけを映し出すX線血管撮影ができる。私の場合は食道下

部、胃の吻門部のがんを摘出後に再建するのに、腸を代用する案があり、血行状

態により可否を判断すると説明を受けていたが、その判断材料づくりの一つでもあ

ったと思う。手術説明の時に私の血管図を見せて貰ったが、ただただ赤い血管だら

けの気持ちの悪いものだった。

検査そのものは痛くも痒くもなく、回転台の上で医師の指示通りに身体を動かすだ

けのことだから、楽勝ではあるが未だ胃も食道も健在だったから空腹の方が辛かっ

た。検査を終え院内のコンビニに直行し、サンドイッチを買い缶コーヒーと共に遅い

朝食にありつく。空腹、食べ物の罠に落ちまいと意識していたのに、欲の深い人間

はそれが薄れてしまい、結局は嘔吐でしか回復できない戒めを受けざるを得ないこ

と度々。ああ情けなや。

 

 

明確な記憶なし、この検査の時の説明書と思われるが違っていたら何かの参考に。

 


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