『外国の市場 そのⅠ』
海外に行くと必ずといっていいほど市場に出かける。今回、行ったトルコのよう
に添乗員付きで、のべつ幕なしに近いほど団体行動の旅では、行ってみたい
市場でゆっくりと見ながら楽しむ暇などない。
最初から、行動パターンがみえていたから、行く先々の地図やホテルの近くに
何があるかなどについて、殆ど調べていなかったが、いつもは市場を探しホテ
ルからのアクセスや見どころなどを調べる。
特に、生鮮品市場が好きで魚市場なんてのは、たまらない所だ。韓国のノリャ
ンジンという魚市場は、お客が市場で魚を買うと、直ぐに調理人を紹介してく
れ、そこの店で指定の料理を作ってくれる。私たちは、40cm弱のひらめ1枚
を買った。魚屋さんに食堂を案内され階段を上がると、先客がいて料理され
た魚をつついていた。
2人で食べるには大き過ぎるが、これが一番小さいものだった。刺身を作っ
てもらい、残りはチゲ(鍋)にして食べたが、当然のこと沢山残してしまった。
ここの魚市場は見どころ、買いどころが沢山ありとても面白かった。日本と
近いから種類は日本と同じだったのが残念だった。
市場には何でもありのところもある。アンコールワットのオールドマーケットは、
衣類から魚、肉、野菜、貴金属と何でもある。ところが我々、日本人が臭った
こともないような異様な臭いに耐えないと買物や市場散策はできない。最初
は、息苦しくてせき込み、その内クラクラがつくように感じる。
魚や肉の腐ったような、魚や肉の血と何かの混ざったような、一言では説明
のできない強烈なものだ。
タオルでマスク代わりにして、耐えていれば、段々と慣れてくるが、いくら新鮮
だと思われる魚だとして、とて買う気にはならない。そんな中でも屋台があり、
現地の人は平気で食事をとっている。郷に入れば郷に従え、
しかし・・・・ここでの食事だけは勘弁して。
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