食道がんと闘う自然爺の活動

自然の中での暮らしに憧れ、自作の山小屋を起点に自然と戯れていたが、平成21年10月、食道・胃がんが見つかり手術。

『墓掃除』

2013年08月10日 18時04分24秒 | 日記

退職して割と気ままな暮らしをしているから、3連休、大型連休などと世間が賑やか

になっても、ピンとこない。もう直ぐ盆、大体の会社は直近の土曜日から盆休みにな

るところが多く帰省ラッシュもそれと共にやって来る。昔々は私もこの頃になると横

浜や広島から実家の米子まで帰省したものだ。当時の移動は今のように高速バス

などなく、新幹線は高額に加えて帰省時期の予約などとれる状況になく、よくて寝

台列車出雲号の座席、それも立ち席などというものもあり、最初から最後まで座るこ

とは出来ないのを承知で乗るから、根性なくしては帰省できない環境だった。

帰省を今の時代と比べることは、江戸時代と明治時代を比べるようなものかもしれ

ない。盆の帰省は先祖様の墓参りが大義名分なのに、時代が何を変えたのか知ら

ないが、帰省した人の数だけ墓参りが賑やかになっているようには見えない。

今日は墓掃除に出かけた。いつものことながら出かける時期、時間帯によるのかも

しれないが感ずるところ年々、出かける人の数が減っているようにみえる。駐車場

に車は止まっているから墓参り、掃除に来たと思われるのに墓の方には人影はな

く、私と妻ふたり、尤もこの寺は広いから奥の方にいたのかもしれない。掃除をし

ている間に若い家族が子供連れで墓参りに来られたものの、子供たちは墓参り

より水道の水で遊ぶのに忙しそうだった。

墓掃除で一番張り合いのないのは、墓石をいくら綺麗に掃除してもBefore、After

に何の変哲もないことだ。最新の墓石専用洗剤なんて殺し文句につられて、使っ

てみても効果を味わうことはないから、ささっと水をかけて終わっても分からない。

それでは先祖様に申し訳ないからと一生懸命に、汗だくで墓石や灯篭を磨き13日

スタートの盆に備えは万全だ。


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