雪が積もる夜はいつも静かだ。昨晩、寝る前には異変を感じなかった。今朝、目を覚まして
ビックリ、隣の屋根は北向きだから30cm弱はあろうか、庭木に大きく地面に顔をつけようとし
ている。車の少ない通りだからかすかに轍(わだち)の跡が残っている。
今、炭焼きの当番で先日からの窯のコントロールをお手伝い、そのため少し奥にある炭窯ま
で行かなければならない。この辺は500m単位くらいで雪の量がドンと増える。
窯の近くは路面でも30cmはあるが雪質は湿っぽいので、案外早く溶けそうだ。
その後、町内の幹線は雪かき自動車が走ったので交通に支障はなくなった。問題は今日溶
けた雪が明朝に凍結することが怖い。
炭窯に行ったり来たり、山小屋で魚の捌きをしたりと爺も年末の忙しさと闘っている。
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