ぶっちゃけ寺の記事の時に、良寛さまのことを書きました。
りょうかん て、誰?・・・一休サンではありません。(笑)
新潟県の出雲崎、350年も続いたお金持ちの旧家に、長男として生まれた。(江戸時代の後期のこと)
結構、若い時は遊んでいたが、なぜか18歳の時、急に寺へ駈け込んで、僧になった。
曹洞宗の禅僧として厳しい修行や旅をして、晩年は、故郷の出雲崎に戻り、海辺の小さな庵にすんでいた。
子供が大好きで、一緒にかくれんぼをして、隠れたまま日が暮れ、子供は皆帰ってしまった。
良寛さまは、翌日もそのまま、村人に何をしていると聞かれたら、「しいっ、子供に見つかる」と言ったという。
70歳の時、40歳位年下の「貞心尼」という、尼さんに出会い恋愛関係になった。
(なんでも貞心尼さんが積極的でとのこと。。)
亡くなるときも、貞心尼に、看取られた。
二人が交わした歌が、たくさん残されている。(結構離れて住んでいたとのこと)
死病に倒れた良寛さまは、切なくも 早く会いたいと歌を送る。
『あづさゆみ春になりせば草の庵を とく出てきませ会いたきものを』
駆け付けた貞心尼を見て、素直に喜んでいる、良寛さま。
『いついつと待ちにし人は来たりけり 今はあひ見てなにか思わん』
素直で、美しい。
私は、高校時代に、友人達とこの庵を訪ね、お坊さんと尼さんなのに・・とか言って、面白がっていました。
(えっつ、まじ~、そんなのあり~!!でしょうか)(笑)
今は、プラトニックであろうがなかろうが、二人の愛に、人として感動するものがあります。