災難に逢う時節には災難に逢うがよく候

2019-09-01 20:27:09 | 心のつぶやき

 

越後出雲崎海岸 良寛さん 遠くに佐渡が見える


                           写真はlineトラベルさんの広告より

今日は防災の日
思い出すのは、良寛さんの言葉です。

 

『災難に逢う時節には災難に逢うがよく候 死ぬ時節には死ぬがよく候 これはこれ災難をのがるる妙法にて候』


良寛は、越後出雲崎の僧侶。

1828年当時住んでいた、越後の(新潟の)三条で、大地震が起こった時1500人位亡くなった。

子供を亡くして、失意の底にあった知人に出したお見舞いの書状の一部分です。

 

自然災害は、防ぎようがない。
だとしたら、それらを受け入れて生きるしかないという意味の言葉です。


「人として生まれたからには生老病死からは逃れることはできず、
あるがままを受け入れ、その時自分ができることを一生懸命やるしかない」ということらしいです。

 

今はなんでも、自分の力で何とかなるような気がする時代。
ですが、大きな地震や豪雨などの自然災害を前にした時に

人間の無力さを、目の当たりにしてきました。


そうなったときには、生きているだけで。。
今、鬱々と悩みがあっても、なんだか小さいことに感じるかもしれません。

 

その時(今)自分が出来る事って。。。
歴史や、犠牲になられた多くの方々が、教えてくれていると思い
出来る備えもしようと思ったりしています。