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引越しいたします。

グアンタナモ基地に拘束のウイグル人をアルバニアが受け入れ

2006-05-07 00:41:33 | ニュース

ゴールデンウィーク中はかなりウイグルについての動きがあったのですが、とりあえず速報のニュースです。

毎日新聞 2006年5月6日 【ワシントン笠原敏彦】米国務省は5日、キューバのグアンタナモ米軍基地に「敵の戦闘員」として拘束されてきた中国・新疆ウイグル自治区出身者5人をアルバニアが受け入れることに合意した、と発表した。米政府は04年秋には同基地に収容中のウイグル族(イスラム教徒)の一部の釈放を決めていたが、中国に送還すれば迫害される懸念があるため受け入れ国を探していた。

 ウイグル族の拘束者らは、米国によるアフガニスタン攻撃(01年)後に同国で拘束された。報道によると、20人を超えるウイグル族拘束者の半数以上が「脅威なし」と判定された。しかし、米国は受け入れを拒否し、定住国探しは難航していた。

http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/europe/news/20060507k0000m030021000c.html

グアンタナモ基地にアメリカがアフガン戦争時にトラボラ地区等で拘束した戦闘員?の中にウイグル人がいることは以前からエントリーしている。
参考http://blog.goo.ne.jp/kokkok2014/d/20050828
船橋洋一の世界ブリーフィング
http://www3.asahi.com/opendoors/zasshi/syukan/briefing/backnumber/700/716.html
彼らは22人前後いるといわれ、そのうち2人については最近、ワシントン地裁や最高裁が釈放要求が却下されていた。彼らはアメリカにとってもはや敵戦闘員ではないと判断されているにもかかわらずである。
アメリカ国務省はもし彼らが「国籍地」中国に送還された場合、拷問、処刑の危険があると見てそうはできないと判断した。しかしアメリカ本国や第三国に送還することも出来なかった。国々は中国との関係悪化を恐れ拒否したからである。
つい最近もドイツにアメリカは交渉しようとしていた。
このたび、アルバニアが送還地として上がったのには驚いた。アルバニアといえば社会主義時代は中国と良好な関係にあったからである。わたしがホッジャという名前を知ったのは以前のアルバニアの権力者の名前「ホッジャ第一書記」が初めてだった。よく似た言葉のウイグル史のホージャはムハンマドの後裔を自称し、神権的政治を行なった実力者のことである。
今のアルバニア政権は対中関係はどうなのであろうか。ちょっと検索してみればなんと回良玉国務院副総理、中央政治局委員が4月19日アルバニアを訪問している。

http://news3.xinhuanet.com/english/2006-04/19/content_4444602.htm
回良玉といえば公安や鳥インフルエンザ担当で、去年の新疆ウイグル自治区50周年記念行事にも出席している。
回良玉
http://www.china.org.cn/japanese/65160.htm
ウイグル人が送還されたとたんに中国に転送する心配はないのだろうか?

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