現代新疆ウイグル自治区をテーマにしたコミックなどがないかと折々に探すのですが、やっぱり少ない。いままで、マスターキートン、EDEN、なんてところがありました。と思ってたら来ましたよ。
天下の「ゴルゴ13」
2002年8月に発表されたようです。
http://www.bigcomics.shogakukan.co.jp/golgo13/magazine/mag_top.html
ウルムチ駅、大勢の漢族が列車を降りてくる、それを見て不快感を表すウイグル人たち。
そして、その中にまじってあの男が・・・・
ズガガーン と突然の爆発!
自動小銃?を持った公安?(武警?)が「くそっ、またイスラムのテロか!」
「あやしいやつは撃ち殺せっ」
ここで状況説明そのなかで
「シルクロードを通じてアラブ商人により栄えたイスラム国家は19世紀に清朝に征服されて新疆省となった。」(すごく大雑把で且つ間違いもまじっているのでは!!!)
舞台は移ってある村の学校建設風景、地元の期待と人望を集めるウイグル人エリートが自ら汗を流して学校建設を手伝う。ありがたがるウイグル人たち。
(セリフが江戸時代の日本の村人みたいである。)
なぜかバザールで養蜂業者をさがすゴルゴ。
また、学校建設現場、やたら威張り散らす地方幹部。
「先日、ウルムチ駅で刑事がイスラム過激派に爆殺された!」
「共産党を否定する教派の暗躍がこれ以上目に余るならば、唯一のウイグル人教育部員アッシジに責任を負わすからな!」
怒りを現すウイグル人たちをなだめるアッシジ
「コーランに書かれているとおり、弾圧を耐えるのです!」
しかし、夫を中国軍に殺された女性ハーディアは信じない。
彼女は養蜂業者だった。そこへあの男が、「養蜂箱を売ってほしい。」
教育部、ウイグル人の陳情を受け付ける教育部幹部アッシジ。
漢民族中心の教育の強化を愁うウイグル人たち、「教育部の方針を変えるようにいってください。」「わかりました。共産党の人たちもわかってくれますよ。」
ところが、彼の正体は・・・・・・
こういう書き出しである。
今発売中なので、みなさん購入して突っ込みをいれてあげてください。(笑)
