【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

石破茂自民党総裁が来週1日第102代首相に、無派閥の総裁は世襲で38年連続当選、地方創生継続、逆転された女性・高市早苗さんに同情論もあるか

2024年09月27日 16時07分00秒 | 第214回国会
[写真]石破茂自民党総裁、きのう26日、東京・上野で、宮崎信行撮影。

 自民党総裁選は、1986年初当選の大ベテラン石破茂さんが当選しました。来週、令和6年2024年10月1日(火)の第214回臨時国会初日に第102代首相になります。

 女性初の首相に近づいた、第1回首位の高市早苗さんを僅差でかわしました。高市さんは要職起用が確実。アメリカで「カマラ・ハリス大統領」が半々の可能性になるなか、自民党に対する輝く女性の反発が予想されます。「小石河連合」の約束を破り出馬した河野太郎デジタル相は「有事に強い元外相・防衛相」を煽りましたが、わずか30票でしたので、干されることは確実です。小泉進次郎さんは議員票だけはトップでした。

 首相が2回連続で総裁選に出られなった陰湿な自民党ですが、石破さんは安倍晋三元首相(おととし暗殺)よりも初当選が7年前ですので、世代交代の時計の針が戻りました。逆に挙党態勢になるかもしれません。石破さんはきのう、東京・上野で「東京の人は知らないかもしれないが、東京から見ると鳥取が手前で、島根が奥だ」とし、安倍さんに幹事長から左遷された「地方創生担当」を強調しました。なお、この演説会の司会は平将明さん、挨拶は岩屋毅さん、三唱は藤井一博さん(参院特例枠1期)がつとめました。 

 人事では、財務省・国税庁・金融庁の大臣に12年間連続で居座る「麻生太郎・鈴木俊一兄弟」の処遇も注目されます。






 公明党は石井啓一新代表があす就任します。

 立憲民主党は野田佳彦代表のビラ配りが党内外で注目されています。 





[写真]ビラを配る野田佳彦立憲民主党代表、おととい25日、東京「ときわ台」で宮崎信行撮影。




 
[写真]交流する石破茂自民党総裁、きのう26日、東京・上野で、宮崎信行撮影。

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