【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

トリプル党首選、役者揃う

2024年09月06日 19時48分18秒 | 第50回衆院選(2025年11月より前)
[写真]自民党の小泉進次郎・神奈川県連会長(おととし2022年7月3日・神奈川県内で)、石破茂・元幹事長(2021年8月、同党大会ホテルで)、小林鷹之元国務大臣(2024年9月、新潟県で)、立憲の泉健太代表(2023年1月、国会内で)、枝野幸男前代表(2024年8月、同)、野田佳彦元首相(2019年11月、同)、公明党の石井啓一幹事長(2023年5月、埼玉県内で)、維新の馬場伸幸代表(2023年1月、国会内で)、国民の玉木雄一郎代表(2020年12月、永田町で)、共産党の田村智子委員長(2023年4月、神奈川県内で)、れいわ新選組の山本太郎代表(2021年9月、国会内で)、立憲と衆参で共同会派を組む社民党の福島みずほ党首(2021年9月、同)すべて宮崎信行撮影。

 皇嗣・秋篠宮の悠仁親王殿下におかれましては、きょう18歳のお誕生日を迎えられ、成年ご皇族になられました。

 退陣する岸田文雄内閣のきょうの定例閣議は、官房長官がエレベーターに閉じ込められため、定刻を過ぎてから首相が議長としてつとめました。

 主要3政党が惑星直列した、トリプル党首選は、きょう泉健太立憲民主党代表、小泉進次郎・自民党神奈川県連会長が記者会見をしたことで、役者が揃いました。

 第50回衆院選では、全国維新と参政党が新人を大量擁立しており、残り1年1カ月の任期で、どの党の現職も「次は厳しい」と語っています。

 トリプル党首選の結果、およそ3年以上はこの顔ぶれとなりますが、来夏までの衆参選挙の結果いかんで短命政権となる党首もでそうです。

 自民党総裁選は、菅前首相が推す小泉進次郎さん、非主流派の石破茂さん、4期生以下が推す小林鷹之さんを中心としたたたかい。

 立憲民主党代表選は、「弁論部・山井事務所系」が担ぐ泉健太代表、自治労系を中心としたサンクチュアリが推す枝野幸男前代表、一清会・花斉会が推す野田佳彦さんの3人を中心としたたたかい。

 公明党は、山口那津男代表の「茨城・東京系」の直系、石井啓一衆議院議員へのバトンタッチとなります。

 維新は馬場伸幸代表、国民は玉木雄一郎代表、れいわ新選組は山本太郎代表が続投。

 女性党首は田村智子・共産党委員長と、福島みずほ社民党党首(衆参とも立憲と共同会派)となりますが、組織中心となるため、無党派女性への浸透は限定的となりそうです。

 黄金の3年間のぬるま湯から起き上がった衆参与野党の現職の生き残りをかけたたたかいは「倍率」ではかなり熾烈になりそうです。党首・幹部の世代交代の時計の針も急激な進み方をすることもありそうです。

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