[写真]国会議事堂、4年前の2016年、宮崎信行撮影。
補正予算案の審議が始まりましたが、衆議院の各委員会では、きのうの閣議で決定した関連法案3法案が質疑され、終局。参議院の委員会でも法案がある委員会はすべて開かれました。
【衆議院財務金融委員会 令和2年2020年6月9日(火)】
「金融機能強化法改正案」(201閣法58号)が審議され、質疑が終局しました。あす採決。
【衆議院厚生労働委員会 同日】
「雇用保険法改正案」(201閣法59号)は野党提出の「対案」(201衆法17号)とともに審議されました。201閣法59号は質疑終局、あす採決。
【衆議院内閣委員会 同日】
「REVIC地域経済活性化推進機構法改正案」(201閣法57号)は野党の「対案」(201衆法22号)とともに審議されました。閣法は質疑終結、あす採決。
【衆議院農林水産委員会 同日】
「防災重点ため池に係る防災工事等の推進に関する特別措置法案」(201衆法 号)が起草され、全会一致で委員長が提出することに決まりました。この委員会は、今国会冒頭に「豚コレラ改め豚熱」の議員立法を超党派でしていました。
【参議院国土交通委員会 同日】
前日遅くに開会が決まりました。「サブリース規制法案」(201閣法44号)を審議し、採決。全会一致で可決すべきだと決まりました。附帯決議に対する大臣の発言のところで、赤羽一嘉大臣は「また、本日は特別のご配慮をたまわりこのように遅くまで委員会を開催いただきましてありがとうございました」と語りました。衆議院から回ってきている「ドローン規制のための航空法改正案」(201閣法29号)は審議入りせずに、散会しました。
【参議院内閣委員会 同日】
「科学技術・イノベーション推進基本法の改正案」(201閣法44号)が趣旨説明されました。質疑は後日にして、散会。
【参議院経済産業委員会 同日】
「中小企業事業承継円滑化法改正案」(201閣法50号)が趣旨説明されました。質疑は次回。付託前後の法案が残っていた参議院の委員会は、きょうすべて開かれました。
【衆議院予算委員会 同日】
「令和2年度第2次補正予算案」。基本的質疑の1日目が、午前9時前から午後4時まで開かれました。あすが2日目で、その後、採決へ。
与党側筆頭理事で、現在閣僚を出せていない石原派の所属で、当選6回、69歳の坂本哲志さん。高市早苗総務大臣は「第1次補正予算による特別定額給付金」では、銀行口座番号の確認に手間取っているとし、今回提出されたマイナンバーと銀行口座番号を紐づける議員立法の提出に感謝を示し、「振込口座の登録があれば、事後の社会目的の多様な行政からの給付」が迅速になるという趣旨の答弁をしました。坂本さんは「スケジュールを前倒したい」と語りました。
立憲民主党代表の枝野幸男さんは「第2波にそなえてPCR検査を拡充すべきだ」と語りました。川内博史さんは、電通、パソナ、トランス・コスモスによる「サービスデザイン推進協議会」の中抜きを取り上げました。川内さんは「下請けになりたがるのは異常だ」と語り、経済産業省の受託先よりも、再委託先の取り分が多くなる隠蔽体質モデルを批判しました。また、川内さんの義理の祖父は、全国旅館業組合の会長をつとめたこともある熱海選出の自民党衆議院議員でしたが、川内さんはGo Toキャンペーンについて、「ホテルは装置産業だ」とし、ホテルのサービスは施設そのものであり、仮に政府がお金を投じるならば今すぐやるべきだであり、消費の喚起を良いことだと思い込んでしまった「消費税体質」の霞が関を批判しました。
インターネット版官報
Ⓒ2020年、宮崎信行 Miyazaki Nobuyuki
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