令和2年2020年1月20日(月)に第201回通常国会が召集されました。
自民党は、同党から東京都選挙管理委員長が出ているうちに、早くも都知事選の日程を決定。2020年6月18日(木)告示7月5日(日)投開票。その告示日の前日である、
2020年6月17日(水)が
第201回通常国会の当初会期末
となります。
第201回通常国会は、召集日に政府が超大型補正予算案を提出。令和2年当初予算案を同日に提出することも考えられます。後半国会は老齢年金などをめぐる年金制度抜本改正法案の審議。
以上です。
[写真]高市早苗総務大臣、きょねん2019年の自民党大会会場付近で、宮崎信行撮影。
高市早苗総務大臣は、きのう17日の閣議後定例記者会見で、「このような状況の中ですので、郵便法改正案につきましては、通常国会への提出は見送らせていただきます。」と断言。週明け月曜日から始まる第201回通常国会への提出が見送られました。
働き方改革のために、郵便配達を週6日から、週5日にする改正構想。2年前の9月に構想が報じられましたが(当ブログ内記事)、きょねんの通常国会は「NHKインターネット配信」「ケータイ電話自称4割値下げ」が優先されました。高市大臣はことしも見送る理由について次のように語りました。
「 日本郵政グループを巡りましては、昨年12月27日、日本郵政及び日本郵便に対しまして、かんぽ生命の不適正募集事案に関する行政処分を行ったところでございます。
まずは業務改善に専念していただくと共に、不利益を被られた顧客の皆様への対応に万全を期していただきたいと考えております。
更に今後は、当分の間、四半期毎の報告を精査していく必要があると考えております。
このような状況の中ですので、郵便法改正案につきましては、通常国会への提出は見送らせていただきます。」
上のカギかっこは、高市大臣の発言。
但し、私の取材では、新聞社各社が週休2日になると、郵送配達地区で、月曜日に3日分届けなければならなくなるため、圧力をかけている、ことも大きな要因だと考えます。
首相の信任の厚さから再登板した高市総務大臣は「NHKプラス」(NHK地上波のインターネット常時同時配信と見逃し1週間録画配信)のスタートが当初よりも4か月前後遅れたり、総務事務次官が更迭されるなど、旧郵政系に厳しいリーダーシップをとっています。
この記事は以上です。
[写真]河野太郎防衛相、某年某月某日、某所で、宮崎信行撮影。
週明け月曜日から150日間の通常国会が始まります。
きょうは、衆参議運のほか、安保・外防委で、昨年の仕事納め当日に決定した、中東への自衛隊派遣について政府報告と質疑が、閉会中審査として行われました。
【衆議院安全保障委員会 きょう令和2年2020年1月17日(金)】
政府報告が、河野太郎防衛大臣と茂木敏充外務大臣から各々ありました。
野党の質問では、防衛省設置法第4条の「調査・研究」にもとづく派遣について異論が出ました。「自衛隊法制は、やっていいことしか書いていないポジティブリストだ」とし「調査・研究は戦史研究の根拠であり、漠然としたものでなんでもやっていいわけではない」と防衛相に迫りました。河野太郎防衛相は「調査・研究は戦史に限ったものではない」と反論し「少し法律的にどうなのかというのはいろいろな人の話を聞いてみたい」と語りました。
防衛省が所管する法律は自衛隊法と防衛省設置法だけで、武力攻撃事態対処法、重要影響事態法、国際平和共同対処法などは内閣官房・内閣府との共管だと思います。さらに日米安全保障条約や日米物品役務相互流通協定もあり、自衛隊関連法制が複雑になっていることがうかがわれます。防衛官僚いわゆる内局背広組も何が何だか分からなくなっているかもしれません。こういう面からも、一連の安倍晋三内閣の分かりにくい束ね改正法案の手法は、民主主義を空洞化する危険性がひそんでいる、と私はかねがね思っていました。
【参議院外交防衛委員会 同日】
上述の「自衛隊中東派遣」に関する政府報告とそれに対する質疑がありました。
【衆議院議院運営委員会 同日】
【参議院議院運営委員会 同日】
衆・議運委は理事会で、来週月曜日の本会議を午後1時からセットしました。
参では、理事会だけでなく委員会も開かれました。
【今後の日程】
来週は月曜日から、政府4演説と衆参本会議での代表質問が始まります。まずは、(1)桜を見る会(2)自衛隊中東派遣(3)IRカジノーーの3つ。役所としては内閣府が忙しくなりそうです。
【閣議 同日】
小泉進次郎環境大臣が長男誕生に立ち合い、それから閣議に駆けつけました。
更新ペースにかかわらず、昨日も訪問者1000IP超えました。よろしくおねがいします。以上です。
[写真]内閣府と首相官邸、きょねん2019年12月、宮崎信行撮影。
第201回通常国会は来週月曜日召集されます。私は元気なんですが、他の仕事で外出しづらいのと、リベラル議員の親子そろってのだらしなさに、やる気を失ってしまい、取材活動は続けていますが、停滞気味です。でも、このブログはしっかり更新します。
【衆議院議院運営委員会 令和2年2020年1月16日(木)】
理事会に次いで、委員会も開かれました。
広島地検が強制捜査に乗り出した、河井克行前法相・河井あんり参議院議員夫妻の前夜の記者会見は不十分だと野党が指摘。本来は、疑いをかけられた議員が自らの意思で濡れ衣を晴らすために設けられた、政治倫理審査会での弁明を働きかけました。通例では、「提出予定法律案等件名・要旨調べ」が配布されたと思いますが、筆者はまだ入手できていません。院の予算についても話し合われたと思います。
【参議院議院運営委員会理事会 同日】
理事会が開かれました。
【参議院予算委員会理事懇談会 同日】
理事懇で、内閣府が、きょねん提出した資料の中に部署名を消していたものがあったと謝罪しました。
【あすの日程】
あす17日(金)衆議院安全保障委員会と参議院外交防衛委員会が各々、閉会中審査。防衛大臣と外務大臣から自衛隊の中東派遣に関する政府報告を5分程度聴取。それに対する各党質問が、衆は3時間コース、参は2時間コース。参は小西洋之さんも登場。
以上です。
[写真]麻生太郎さん、3年前の2017年7月、東京・港区「ホテルオークラ」で、宮崎信行撮影。
通常国会召集を1週間後にひかえて首相は中東訪問中。副総理が地元で暴言です。
西日本新聞によると、麻生太郎副総理・財務大臣(兼)金融担当大臣は、きょう令和2年2020年1月13日(月・祝)、福岡県直方市での国政報告会で、「2千年の長きにわたって、一つの民族、一つの王朝が続いている国はここしかない」と発言した、と報じられました。同日の福岡県飯塚市での国政報告会でも「2千年にわたって同じ民族が、同じ言語で、同じ一つの王朝を保ち続けている国など世界中に日本しかない」と語りました。
朝鮮半島にゆかりがある特別永住者、アイヌ、旧琉球王朝を除外した発言。
政府は、来週月曜日に補正予算案などを提出するはこび。安住淳国対委員長が率いる野党最大会派の反発はひっしで、第201回通常国会が冒頭から荒れる見通しとなりました。
以上です。
[写真]「逆さ厚労省」、日比谷公園の池に、その全身を逆さに映した厚生労働省の庁舎、ことし2019年12月4日、宮崎信行撮影。
「中途採用率」を計算してインターネットなどで公開することが301名以上の企業の「義務」になりそうです。けさの産経新聞1面トップの記事によると、施行は令和3年2021年4月1日の見通し。
政府は、令和2年2020年の第201回通常国会に、「労働施策総合推進法」を改正する法律案を出すことになりました。「全世代型社会保障検討会議」の中間報告に盛り込まれました。関心の高い「年金70歳繰り下げ選択肢」「厚生年金のパート月給拡大」などと一括した改正法律案になるとみられ、タイトルに「労働施策総合推進法」の名前は入れないとみられます。
政府の報告では、次のような比率も合わせて公表することができる、と例示しました。
「中高年層の中途採用・経験者採用比率」、
「正規雇用労働者のうち前職が非正規雇用労働者・無業者の中途採用・経験者採用比率」
「管理職の中途採用・経験者採用比率」
「役員の中途採用・経験者採用比率」
繰り返しますが、政府は「全世代型社会保障検討会」の中間報告を、今月2019年12月19日とりまとめました。最終報告は来年6月ですが、中間報告から法案を切り出して、通常国会に提出。
当ブログが2年前から繰り返し書いてきた以下の4本の記事はすべて、今回の中間報告をもとに提出される法案のことです。
2020年通常国会にも年金支給年齢70歳引き上げ法案、65歳、60歳と選択制の法案提出へ
この4本の記事はアクセス数が多く、関心が高いようです。党派やポジションに限らず、予習しておいた方がいいでしょう。政府は、2012年の民主党政権時代から、「人生前半の社会保障」という言葉を使いだし、保育を社会保障と位置づけました。保育、医療、年金、介護をひとまとめにし社会保障4分野と呼びました。政権交代後もこの路線は継続しており、厚労省から内閣官房に「一億総活躍推進室」「全世代型社会保障推進室」が移され、3歳時以降の保育・幼稚園の無償化が実現。この財源は3党合意にもとづく消費税率10%や、労働保険特別会計の積立金から充当されています。保育の無償化に続いて、今度は年金を「生涯もらわないという選択肢」を、ごくごく一部の高齢者に用意するのが、2020年通常国会に提出する法案の最大のねらいです。
この法案が次の国会の最大のテーマとなりそうですが、与党国対は「対決法案にはならない」と予防線を発信しています。
以上です。
[写真]警察庁(左奥)と法務省(右手前)、ことし2019年1月、宮崎信行撮影。
「あおり運転罪」が設けられることになり、「道路交通法改正案」(201閣法 号)を警察庁、「自動車運転処罰法改正案」(201閣法 号)を法務省が閣議に諮り、第201回通常国会に提出する見通しとなりました。
ただし、前年から「桜を見る会」「IRカジノ」疑惑が年をまたぐ内閣委員会や、唯一継続案件「外弁法改正案」が残る法務委員会のいずれかに付託されることが予想され、成立は令和2年2020年5月以降にずれ込むこともありそうです。
道路交通法はその第26条で「車両等は、同一の進路を進行している他の車両等の直後を進行するときは、その直前の車両等が急に停止したときにおいてもこれに追突するのを避けることができるため必要な距離を、これから保たなければならない 」
自動車運転処罰法はその第2条で、「人又は車の通行を妨害する目的で、走行中の自動車の直前に進入し、その他通行中の人又は車に著しく接近し、かつ、重大な交通の危険を生じさせる速度で自動車を運転する行為 」
をそれぞれ、違法な行為として定義し、刑事罰を設けています。
しかし、直前に侵入してすぐに減速する行為を「あおり運転」として定義して、ともに罰則を設ける方向となりました。
今月、警察庁の方針が報道され、すぐに森まさこ法相が記者会見で来月に法制審議会に諮問することを自ら発表しました。警察庁と法務省刑事局のさやあてがあったのかもしれません。
以上です。
[写真]輝く内閣府・中央合同庁舎4号館、今月2019年12月、宮崎信行撮影。
2つの要素がありますが、とりあえず1本の記事に書きます。
地方議員が、その自治体に3か月以上住み、住民票のみならず、生活の実態がないと、当選後でも失格になる「居住要件」に罰則が設けられることになりそうです。30万円以下の罰金と公民権停止5年以下。但し、人生の転機をめざして地方議員に「就職」した人にとっては、選挙債務は残りながら、罰金と公民権停止という重すぎるペナルティーになるように感じます。
「第10次地方分権一括法案」(201閣法 号)
が、令和2年2020年の第201回通常国会に提出されるはこびとなりました。
きのうの月曜繰り上げ定例閣議で「令和元年の地方からの提案等に関する対応方針」が決定されました。
内閣府の地方分権改革推進会議に上がっていた
「(ⅲ)地方議会議員の選挙における候補者の立候補の届出(86 条の4第4項)については、効率的な事務の実施に資するよう、9条2項及び3項に規定する住所に係る要件に関し、立候補の届出時の添付書類の見直し等必要な措置を講ずる」
との地方自治体からの要望を、国が認めました。
他の報道を加味すると、公職選挙法第9条第2項「引き続き三箇月以上市町村の区域内に住所を有する者」にそむくと、罰則があるとすることで、届け出書類の確認作業を行革したいとの考えのようです。
公職選挙法の罰則強化は、内閣府でもなく総務省でもなく、なるべく議員提案で全会一致で衆参両院で可決、成立させる方がいい、とのならわしがあります。
今回の内閣府→総務省→国会という立法過程は、公職選挙法改正に限れば、異例となります。
この動き。NHKから国民を守る党の地方議員候補者をめぐって、区選管が調査をしながら、開票日まで有権者には明示しなかったという問題が、ことしありました。かつて、地方議会を就職先だとして、無所属の市議が、近隣の定数が有利な自治体の新人にスカウトした児童養護施設出身の女性が「アイドル政治家」ともてはやされながらも、当選後に住民票をおいていたのに、水道メーターが3か月動いていなかったと指摘され、「コンビニのトイレを借りていた」という苦しい言い訳を、市選管、県選管にしながら、失職した事例もあります。この場合は、選挙にかかった事務所家賃などの債務はそのままでで、地方議員としての向こう48か月間の、一軒家一個分のお金、議員報酬・期末手当・政務活動費・費用弁償・公費派遣の債権をすべて失う大ペナルティーとなります。
一部で観測があった、懲役などの身体刑は見送られると思いますが、罰金30万円・公民権停止5年でも、きついように感じますが、どうでしょう。
蛇足ですが、ことし初めて知ったのですが、県議会、政令指定都市の議員に立候補する場合は、その自治体に3か月以上住んでいればよく、立候補する区に住んでいなくていいそうです。今まで知りませんでした。
第10次地方分権一括法案は2020年2月下旬から3月上旬にかけて国会に提出されると予想されます。議運委が内閣委、総務委、特別委のどこに付託するにせよ、閣法の積み残しはありませんので、他の枠づけ・紐づけの移譲規定案と同じく、後半国会で粛々と処理されることになるかもしれません。
Ⓒ2019 宮崎信行