goo blog サービス終了のお知らせ 

ニュースサイト 宮崎信行の国会傍聴記

元日本経済新聞記者の政治ジャーナリスト宮崎信行が3党協議を現地で取材したり国会中継を見たりして雑報を書いています。

岡田克也さん、ソチ五輪の19歳「金」羽生結弦選手「天才」、41歳「銀」葛西紀明選手「世界の目標」

2014年02月24日 08時39分18秒 | 岡田克也、旅の途中

ソチ五輪が閉幕=日本、国外最多メダル8個―次回は韓国・平昌〔五輪〕(時事通信) - goo ニュース 

 おはようございます。

 24日未明(現地23日夜)、ソチの第22回冬のオリンピックが閉幕。日本はやはりロシア強く、金メダル1個はじめ8個のメダルで、1998年長野オリンピックの10個につぐ獲得メダル数となりました。

 男子フィギュアスケートで、19歳の羽生結弦(はにゅう・ゆづる)さんが金メダル。41歳で7大会目の出場の男子ジャンプの葛西紀明(かさい・のりあき)さんが銀メダル。この「19歳の金」と「41歳の銀」が日本の層の厚さを見せた大会でした。

 8期で60歳の岡田克也さんは、夕刊フジの連載で「羽生選手は、本人の努力のたまものであることはもちろんだが、やはり天才のなせる業なのだろう」と19歳を「天才」と評価。

 その一方、「葛西選手は7度目の五輪ながら初の銀メダル、世界中のアスリートの目標となるはずだ」と41歳の努力も讃えました。

 19歳の天才が金で引っ張り、41歳の努力家が銀で下支え。まさに成熟期日本の姿に重なります。

 民主党内では、41歳の葛西さんを評価する一方で、19歳の羽生さんを無視する動きがあり、世代交代をおそれる代表経験者の姿が浮き彫りになりました。

 6期64歳の海江田万里ネクスト首相17日の記者会見で、「特に銀メダルの葛西紀明さん41歳。私と年齢が近いということではありません、私のほうがだいぶ上でありますが、やはり“レジェンド”、伝説、中年が大いに頑張ってくれたことは大変うれしく思っています。こうした活躍、これからもまだフィギュアの女子もありますので、あまり過大な期待をかけてそれがプレッシャーになってはいけませんが、いい成績をおさめていただけるよう願っています」と話し、羽生選手を無視。

 7期51歳の前原誠司ネクスト財務大臣は23日のTBS時事放談で、「50を超えたものとして、41歳の葛西さん、銀をとったということでうれしかった。それと女子の(17歳の)高梨沙羅ちゃん、期待されながらも4位と言うことででも立派ですよね、まだ若いので(次に向けて)頑張ってほしい」と語りました。

 ともに19歳の金メダルを無視する天邪鬼ぶりを発揮し、世代交代への危機感が見えてしまいました。

 英国労働党は、少数与党ラムゼイ・マクドナルドが首相を降りた1935年6月7日から、保守党チャーチルの解散自爆で、クレメント・アトリー労働党初の単独過半数での首相になった1945年7月27日まで下野10年間。アトリー労働党が下野したのは1951年10月。その後、ハロルド・ウィルソンが労働党3代目のリアル首相になるのが1964年10月。この「アトリーからウィルソンの13年間」が現在の民主党の置かれた歴史的状況であり、海江田さんや前原さんは自分が再びリアル大臣になる年齢に関して世代交代への恐怖感を持っているようです。この世代交代への恐怖感は、政権交代ある二大政党政治では、イデオロギーを越える重要なベクター(物を動かす因子)になります。だから、与党期に「消費税上げ法案」のような小さい法案で党内対立するのは愚の骨頂であり、青票を投じるのは、豆腐の角に頭をぶつけるような愚挙なのです。

 自民党世襲議員の9期57歳の石破茂幹事長は時事放談で、「カーリングだけはまだルールが分からない。反省しております」と政治家として無難な返答に終始しました。

 市場原理主義、自由経済を徹底する「天才が引っ張る」世の中を原理としながら、消費税増税・社会保障拡充・財政再建という最低保障機能のある社会を同時に追求して、それが矛盾することなく止揚する岡田流「やさしさ原理主義」。

 それは父イオン岡田卓也さんとワーカホリックの父の隙間を埋めてくれた祖母でシングルマザー全国団体「全母子協」の副会長だった高田ちえさんの2人の背中を追いかけて、通商産業省と厚生省から内定をもらった21歳の岡田少年の姿がそのまま60歳のソチ五輪で日本の進むべき道として表出したのです。それが民主党の進む唯一の道であり、日本が進む唯一の道であることはみなさんお察しの通り。もっとハッキリ声を挙げましょう。

 さて、私は今週土曜日に40歳になります。自民党の石破幹事長は金曜日の予算案採決を主張しています。しかし、そうなると、憲法59条「予算30日規定」が働き、3月の参院での予算審査が完全に消化試合になります。ことしは国政選挙と二大政党党首選挙が絶対にない年。だからこそ、緊張感ある国会審議をしなければ、政権交代ある二大政党制の確立につながりません。何が何でも、金曜採決を粉砕しなければいけません。

 緊張感ある一週間となります。

[岡田克也夕刊フジコラム「ズバリ直球」から引用はじめ]

ソチ冬季五輪で日本人選手が大活躍している。

 フィギュアスケート男子では、19歳の羽生結弦選手が今大会日本初の金メダルを獲得した。ショートプログラムで世界歴代最高の101・45点を叩き出し、フリーでも最後まであきらめない演技で世界中の人々をひきつけた。私もテレビで見たが、実に感動的だった。

 羽生選手は、東日本大震災で仙台市の自宅が被災し、避難所生活を経験した。今回の金メダルは、どれだけ被災地の方々を勇気付けたことだろう。五輪特有のプレッシャーの中でよく頑張った。本人の努力のたまものであることはもちろんだが、やはり天才のなせる業なのだろう。

 ノルディックスキー・ジャンプ男子ラージヒルでは、41歳の葛西紀明選手が銀メダルを獲得した。冬季五輪日本選手最年長のメダリストだという。銅メダルに輝いた選手が「自分が生まれる前から、葛西選手は飛んでいる」と語っていたが、まさに「レジェンド」「中年の星」だった。

 葛西選手は7度目の五輪ながら、個人種目の表彰台に立ったことがなかった。さまざまな苦難を乗り越えての銀メダル。「また目標ができた。金メダルを目指して頑張りたい」と語っていたが、世界中のアスリートの目標となるはずだ。

[引用おわり]

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

岡田克也さん、JT株・公務員宿舎売却で落選前議員らの志をつなぐ 誰かのせいにすればたやすいことを

2014年02月14日 22時11分56秒 | 岡田克也、旅の途中

 岡田克也さんは、2014年2月14日(金)、衆・予算委で質問に立ちました。

 といっても、この日は一般的質疑でテレビはなく、総理の出席もありませんでした。副総理経験者が一般的質疑に登場したのは、おそらく憲政史上初めてではないでしょうか。

 岡田さんは「これも天命なのかな」の3度目の民主党幹事長を退任した後、党行政改革調査会長の初代会長になりました。

 この行革調査会の事務局次長には、藤田憲彦さん(公認内定)、岡田康裕さん、緒方林太郎さん(公認内定)、奥野総一郎さん(現職・2期)、後藤祐一さん(現職・2期)、空本誠喜さん、玉木雄一郎さん(現職・2期)、花咲宏基さん、三村和也さんら、第45回衆院選(あの暑い夏の総選挙)で当選した議員9名が名を連ねていました。2度目の岡田幹事長のもと当選した「岡田チルドレン」とも呼ぶべき人材で、9名中3名、33%が現職です。第45回総選挙で民主党は144名が初当選しましたが、46回で再選したのは他党さんで当選した3名を含めて6%の狭き門でしたから、行革調査会メンバーの再選率は驚異的。

 ただ、岡田さん、花咲さん、三村さんらは総支部を持てない状況で今年を迎えています。総支部を持っていない前議員も何人か県連枠で2014福島大会に参加しましたが、このメンバーは参加していなかっただろうと思います。

 2014福島大会のフィナーレで聞いたAVE(エイヴ)さんの「福の歌 がんばっぺバージョン」を聞いた岡田さんは、「誰かのせいにすれば容易い事を 自分のせいにして立ち上がろう」「民主党ならやれるだろう 何度でも立ち上がろう」という言葉を聞いて、今週2度目の質疑に立とうという気持ちになったようです。玉木雄一郎さんに負けていられないと思ったのかもしれません。しかし、その玉木さんも初出馬の第44回総選挙では岡田克也代表のもと落選しています。リンカーンは8回落選していますが、何度でも立ち上がらなければ、改革はできません。

 岡田さんは質問で、JT株について、「私はJT株は全株売却すべきだと主張したが、福島に葉タバコ農家が多いこともあり、(2011年度第3次補正「復興予算」の関連法である)復興財源確保法附則13条で、全株売却の検討があったがどうなったか」と確認。

 麻生財務相は「岡田大臣・・・というか岡田先生がご存じのところでしょうが附則13条や、国会での附帯決議をうけて、葉タバコ農家や小売店の状況を引き続き調査していますが、数が多いので時間がかかっています」と答弁。

 岡田さんは「たばこ税が財政収支に占める割合に鑑みると、たばこ税の前提となる葉タバコの全量買い取り制度はやめるべきではないか」と質疑。これは長年の自民党税調の権力基盤となってきたところです。麻生財務大臣は「葉タバコ農家を守るためだけにやるのは、検討の余地がある」と前向きな答弁。これは財務省から見て、全量買い取りをやめさせたい、との考えがあるからで、一定の前進を引き出した答弁です。

 岡田さんは「(JTによる)全量買い取りやめればJT株が上がり、全株売れば、少なくとも2兆円になる」と主張しました。

 次に、東京地下鉄株式会社(通称・東京メトロ、旧・帝都高速度交通営団)の株売却について。岡田さんは「これは東京都との関係もあると思うがどうなっているか」。太田昭宏国交大臣は「早期の売却が必要だ」と答弁。岡田さんは「2020年に東京オリンピック・パラリンピックが来ることからも利便性を考えると統合が東京地下鉄と都営地下鉄の必要で、オリンピックをターゲットにして統合の話を進めたらどうだろうか。そう考えるとあまりゆっくりしてもいられない」と主張しました。ところで、私見ですが、私は東京メトロの運賃を払って国会議事堂に通っていますが、都営地下鉄・都バスは無料パス(2年に1回の手数料1000円)を持っているので、現在の東京メトロも無料パスが使える経営統合を考えてほしいものです。

 予算委に戻って、岡田さんは公務員宿舎の売却に言及。麻生大臣から進捗状況の報告を受けて、岡田さんは「おおむね進んでいる」と評価しました。そのうえで、「問題は独立行政法人の宿舎だ」として、稲田朋美行革相から「方針にもとづいて実施計画のフォローアップをことしとりまとめる」と答弁。やはり進んでいない印象ですが、岡田さんは「国家公務員と比べると難しい面もあるので、フォローアップに期待したい」と語りました。

 この後、日米密約における大蔵省に行政文書が存在しなかった追加負担に関する調査、内閣府と内閣官房の肥大化と組織および会議体のスリム化に関して、外相、財務相、内閣官房長官から、それぞれ第1次与党期の民主党の答弁などを引き継いでいることを確認する答弁を引き出しました。

  

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

集団的自衛権で連携?公明党の太田昭宏大臣が歩み寄り、民主党の岡田克也前副総理と会談 新進党同僚

2014年02月12日 09時03分13秒 | 岡田克也、旅の途中

[画像]太田昭宏・国土交通大臣が、野党席に歩み寄り、岡田克也・前副総理と仲睦まじく会話、2014年2月12日午前8時55分、衆議院インターネット審議中継からスクリーンショット、赤丸は筆者加筆。

 2014年2月12日(水)の衆議院予算委員会は基本的質疑2日目となります。この開会前に、公明党前代表で国土交通大臣の太田昭宏さんが、野党席にかけより、民主党の岡田克也前副総理となかむつまじく会談するさまが、衆議院インターネット審議中継で放送されました。なお、開議前の部分は、ビデオライブラリには残らないことが通例。

 岡田克也さんと太田昭宏さんは新進党の立党から、分党までの3年間、一貫して同僚でした。

 太田さんは2009年8月に党首でありながら落選。2012年12月まで浪人しましたが、第47回衆院選の東京12区で、自民党の推薦を受けたものの、民主党の候補者がいなかったこともあり、小選挙区で勝ち上がり、大臣になりました。

 今国会から秋の臨時国会に向けた集団的自衛権の議論をみすえて、もともと志を同じくする2人が、コミュニケーションを良くするねらいがあると可能性があります。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

岡田克也さん「修行僧になる」 平成26年度本予算(案)審議きょうスタート

2014年02月10日 07時32分09秒 | 岡田克也、旅の途中

[写真]修行僧。フリー写真素材から。

 平成26(2014)年度本予算(案)はすでに1月30日(木)に衆参両院の予算委員会で趣旨説明がありましたが、きょうから衆院予算委で基本的質疑がスタート。国会の一番凛として充実した1カ月間が始まります。

 民主党の岡田克也予算委員はブログで、「2月いっぱいは「修行僧」のような生活になる」と宣言しました。

 自民党の切り込み隊長は、高市早苗さん。政調会長が切り込み隊長になるのは与党期・自民党の典型的なパターン。その後、元厚生労働副大臣の鴨下一郎さん、元農林水産副大臣の宮越光寛さんが続きます。

 公明党の切り込み隊長は国政復帰した上田勇さんで、党女性委員長で厚労委員の古屋範子さんが続きます。

 民主党は午後2時ごろから登場の見通し。

 海江田万里代表が切り込み隊長となり、大島敦・政調会長代行(政調会長は参院議員)が続きます。

 続いて、岡田克也さん、長妻昭筆頭理事となります。

 平成26年度本予算審議が、現時点では、消費税増税による史上初の50兆50億円の歳入を何に使うか、という「歳出国会」になると予想されます。とくに2年前の「社会保障と税の一体改革3党合意」の順守の確認になりますが、法的拘束力がないなかで、どこまで与党を追い詰めるか「力技」が必要になります。

 ◇

岡田克也さんの質問通告
http://www.katsuya.net/yosan140207.html

 衆議院予算委員会質問
   
  日時: 2014年2月10日(月)15:40~16:20

【質問要旨】

 1.集団的自衛権と日本国憲法

  1) 憲法9条の意義と集団的自衛権

  2) 集団安全保障と憲法9条


 2.衆議院選挙制度改革
 
  1) 1票の格差

  2) 小選挙区における定数削減

 ◇

 平成26年度予算書は次のページでみることができます。

http://www.bb.mof.go.jp/hdocs/bxss010bh26.html 

 ◇

 ところで、きょうの朝日新聞経済面に興味深い記事がありました。イオン名誉会長・岡田卓也さんのインタビューで、オイルショックのときに、トイレットペーパーの値段をジャスコが吊り上げているのではないか、として国会に呼ばれ突き上げられたときに、「先生はスーッときて、パーッと消えるような店のことを言っているんじゃないですか」と反論したそうです。これは「スーパー」を揶揄する言葉を使った反論したようです。その後、カップ麺をめぐって日清食品が@100円から130円に値上げする」と一方的に通知したので取引を停止したそうです。そこで、ジャスコのカップ麺「Jカップ」を85円で売り出したそうです。これがイオンのプライベートブランド第1号になるわけです。その後、三菱商事が仲裁に入り、2年後に日清の安藤百福社長と和解したそうです。

 岡田卓也さんと安藤百福さんは次男同士が高校の同級生という関係にあります。

 2007年12月、JTフーズが中国・天洋食品から輸入した冷凍ギョーザから猛毒メタミドホスが発見。このとき、イチバン激高した記者会見を開いたのは、天才安藤百福さんの次男、安藤宏基・日清食品社長。何に激怒したのかというと、猛毒が発見されているのに、「まず回収してそれから何があったか調べようとしなかったJTフーズはDNAが違う」として合併合意を破棄しました。それから2年後、外務大臣になった岡田克也さんは、中国外相に対して、「ギョーザは日本では子供の弁当のおかずだ」と禅問答のような理論で、ちゃんと捜査するよう要求。中国公安当局は2010年3月、呂月庭容疑者を逮捕。3週間前、2014年1月20日(月)、呂月庭被告は、無期懲役の実刑判決を受けました。

 偉大過ぎる父を持っているという面では、安藤宏基社長の方がたいへんだと思います。アフリカなど飢餓を、インスタントラーメン、とくにチキンラーメンは水で戻しても食べられますから、安藤百福さんは史上最も世界的に偉大な日本人だと思います。

 麻生太郎財務大臣は首相就任・リーマンショック直後の2010年10月28日、テレビ入り国会中継で、カップラーメン(日清カップヌードル)の値段を「 最近買ったことがないんでよく知りませんけれども、昔最初に出たのが、最初に出たときは、日清が出したときに、たしかえらい安く出たなというのがあるんですが、あのとき何十円かで、今四百円ぐらいします。」との大失言をしてしまい、政権を失いました。この答弁を引き出した牧山弘恵(牧山ひろえ)参院議員は、昨夏の厳しい選挙でもしっかり再選しました。

 このくらいの力技が必要です。とはいえ、選挙はまだ先だし、予算には、優越規定があります。民主党大会で、「きょうの天気は変えられないが、あすの政治は変えられる」という印象的な言葉がありました。しかし、私は、いつになっても、その日の天気は変えられない、という謙虚さが民主党に必要だと考えます。

 ところで、都知事選の報道が盛り上がらなかったというような論調があるようです。しかし私は当然だと考えます。都知事選は民選になって以来、統一地方選前半戦で行われてきました。これが前回から統一外地方選になりましたが、これは衆院選とダブルでした。今回統一外、衆院選別日になりました。これまでも都知事選は統一地方選前半戦の目玉として報道されてきましたが、都知事選に限定した報道量は今回よりもむしろ少なかったと思います。そもそも、日本語人口のうち、都民は1割に過ぎないので、インターネットでの関心は国政選の1割。さらに、東京都は県域放送が以前で言うUHF局の東京MXテレビしかなく、県紙は一つもありません(東京新聞はブロック紙)。

 テレビというものは落ちていく人の生きざまを映しますが、都知事選に先立つ、猪瀬直樹知事の記者会見・議会でのうろたえぶりは、古賀潤一郎元民主党衆院議員の学歴詐称事件以来。そして地上波デジタル放送が始まってからは最大の人生劇場になりました。このため、Twitterとの親和性が高く、都民以外の日本人が「じぇじぇじぇ」になったので、錯覚が生じたと考えられます。都知事選なんてものはこのていどのものです。

[お知らせ1 はじめ]

 「国会傍聴取材支援基金」を設けています。交通費、資料代に充当したく存じます。日本唯一の国会傍聴ブログにご協力ください。

 「国会傍聴取材支援基金」の創設とご協力のお願い

 よろしくお願いします。

[おわり]

[お知らせ2 はじめ]

 会員制ブログ(有料)で今後の政治日程とポイントを解説しています。

 今後の政治日程 by 下町の太陽

 最初の1ヶ月は無料で試し読みできます。購読方法はシステムを提供している「レジまぐ」へお問い合わせください。

[おわり]

[お知らせ3 はじめ]

 このブログは次の各ホームページを参照して、記事を作成しています。

衆議院インターネット審議中継

参議院インターネット審議中継

国会会議録検索システム(国立国会図書館ホームページ)

民主党ニュース(民主党ホームページ)



衆議院議案(衆議院ホームページ) 

今国会情報(参議院ホームページ)

各省庁の国会提出法案(閣法、各府省庁リンク)

予算書・決算書データベース(財務省ホームページ)

goo 政治ニュース

インターネット版官報

[おわり]

tags

http://p-search.kantei.go.jp/ja_kantei/search.x?q=%E5%AE%AE%E5%B4%8E%E4%BF%A1%E8%A1%8C&ie=UTF-8&page=1&submit.x=-1110&submit.y=-52&submit=%E6%A4%9C%E7%B4%A2

https://www.google.co.jp/search?q=%E4%BB%8A%E5%BE%8C%E3%81%AE%E6%94%BF%E6%B2%BB%E6%97%A5%E7%A8%8B

http://nsearch.cao.go.jp/cao/search.x?q=%E5%AE%AE%E5%B4%8E%E4%BF%A1%E8%A1%8C

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

思想信条は違えども、愛国者・市田忠義議員に万雷の拍手を贈りたい【追記有】

2014年01月18日 23時59分27秒 | 岡田克也、旅の途中

[この記事の初投稿日時は2014年1月19日(日)午前6時30分で、そこからバックデート]

【追記 2016年7月20日】

 市田忠義さんは、引退の意向を撤回し、第24回参議院議員通常選挙に出馬。7・7万票を獲得し、日本共産党(601万票)内ではトップ当選で、2022年7月までの任期を得ました。

【追記終わり】

 日本共産党は、伊豆にある党寮で大会を開き、志位和夫委員長の続投と、14年コンビを組んだ市田忠義・書記局長(参議院全国比例)の退任を決めました。後任は山下芳生(やました・よしき)氏で、昨年の第183通常国会から参院会派代表者を市田氏から引き継いでおり、予想通りの交代になりました。

 市田さんは引き続き、2016年の参院任期満了まで環境委員を務める見通し。

 さて、共産党は愛国者でしょうか。私にはそうは思えませんが、市田さんは愛国者かもしれません。

 岡田克也さんが「これも天命なのかな」と与党幹事長を引き受けた2010年。岡田さんは第176臨時国会で、菅直人総理代表・岡田幹事長が求める「小沢一郎氏の証人喚問について」、市田さんから11月30日、「党首が一兵卒の元代表に『国会に出なさい』と言い『分かりました』と言わせられないのは、近代政党として情けない。共産党ならあり得ない」と発言。これに対して、岡田さんが「うちは共産党とは違いますから」と答えたところ、市田さんが激高し、発言の撤回と謝罪を要求したようです。

 これを受け12月、岡田さんは、市田さんと会食し、「次の第177通常国会では、きっちり審議拒否なしの国会を作っていこう」と意気投合。このもようは同党の機関誌「赤旗」でも報じられました。

 あくる2011年。

 私は記者会見で岡田さんに「(30日規定も3分の2規定も使えない状況で)予算関連法案で共産党の協力を得ることもあるのか」と質問したところ、岡田さんは「案件によりけりだと思いますが、基本的に(日本共産党が)予算関連法案(で賛成するの)はなかなか難しい問題があるのではないかと思います」としながらも、「あらゆる可能性を追求したいと思います」と答えていました

 日切れ法案の一つ「子ども手当法案」が衆参ねじれによる、自民党と公明党の抵抗で暗礁に乗り上げました。「あらゆる可能性を追求する」と繰り返していた岡田さんは、 ついに、2011年3月9日、共産党が「子ども手当法案に賛成する」ことに応じてくれました。

 なぜか。これは、統一自治体選挙を1か月後に控えて、子ども手当法が失効すると、共産党のライバル公明党の児童手当が自動復活してしまうことを避けたからです。

 3月11日、東日本大震災。

 3月31日の参議院本会議で、賛成120、反対120となり、西岡武夫議長は「可決(・成立)」を宣言しました。

 ◇

 さて、子ども手当法どころではない異次元の国難となってしまった震災国会。

 6月2日、小沢グループによる許しがたい裏切りにより、菅内閣不信任案採決が混乱し、「一定のめど」発言。

 週明けの6月5日(日)のフジテレビ報道2001で、岡田幹事長は「「私は期限付き大連立をして次の総選挙で国民の信を問うのがいいと思う」と発言。

 そして、NHKに移って、全党幹事長・書記局長によるNHK日曜討論。

 まず、連立与党・国民新党の下地幹郎幹事長が自ら「大連立の話もあるけれども、こんなに(民主)党内がまとまらないのに、大連立はないと岡田幹事長にも(先週)一遍話したが、確約してほしい」 と牽制しました。小党である国民新党の埋没をおそれた発言。

 この後、しばらく大連立の話は出ませんでしたが、みんなの党の江田憲司幹事長が「大連立と言っても閣議は全会一致だから、はんこを押す押さないという話になる」と批判。

 しかし、ここで市田書記局長が「国難だから大連立をするということになると大政翼賛会的になる」と批判しながらも、「大連立をするなら期限とテーマを設けるのが秘訣だ」と助け舟(市田助言)。

 すかさず、岡田さんが「期限とテーマを決めて大連立をやっていきます」と明言すると、下地さんが「大連立という言葉を岡田幹事長が言うこと自体信じられない!」と絶叫。

 さて、この後、期限としては「近いうち解散」、テーマは「社会保障と税の一体改革」「バラマキ4kの政策効果の検証と特例公債法案の賛成」という財政問題にしぼった、閣外での大連立、すなわち「3党協議」ができて、2012年12月28日まで、我が党はしっかりと第1次与党期をまっとうすることができました。

 愛国者。

 よくわからないけれども、天皇制を否定する共産党が日本という国家に対して愛国者ということがあるのでしょうか。もちろん、「私は愛国者だから、今すぐ日米同盟を破棄して、真の独立を果たす」というネットウヨは愛国者ではありません。

愛国者はもともとPatriot です。

 岡田克也が「天命」と言って与党幹事長になり、3・11、小沢グループを切って、菅直人総理の名誉を守りながら、安宅の関を逃がした岡田勧進帳。

 日本政治の今振り返ると名場面に、市田助言があったことになります。

 思想信条は違えども、岡田の敵は僕の敵だし、岡田の味方は僕の味方です。つまり私は岡田のPatriotであり、それすなわち愛国者Patriotです。

 いつ、どこで、だれが、どんな政治状況で、どういう経済基盤で、岡田を支えたり、岡田を裏切ったりしたか、僕は一生覚えていようとしています。

 それでいえば、市田忠義さんは岡田さんを助けてくれました。それは私の中では、国家を支えてくれたこと、私を支えてくれたこととまったくイコールです。

 金子満広さんが書記局長から副委員長にひいた後も、けっこう発言力はあったと思います。市田副委員長も引き続き、われわれ二大政党をチェックしてい欲しいと期待します。

以下、関連エントリー

子ども手当つなぎ法、野党の“共”力で成立へ 岡田幹事長の「あらゆる可能性」が結実

2011年03月09日 22時16分12秒 | 第177常会(2011年1月)大震災・3党合意

[画像]左から、民主党の安住淳・国対委員長、藤村修・幹事長代理、岡田克也幹事長、日本共産党の市田忠義書記局長、穀田恵二・国対委員長、2011年1月18日、穀田さんのブログから

(前略)

 さて。

 民主党は「平成22年度の子ども手当支給法」(第174国会閣法6号)を、半年間延長するつなぎ法案を、議員立法で提出する見通しとなりました。これに日本共産党が「前向きに検討」と社民党が「賛成」を表明しました。参議院本会議で、民主党、国民新党、日本共産党、社民党が賛成した場合は、過半数まであと「2」になります。無所属のうち、沖縄県選出で「革新共闘」で当選している糸数慶子さんは社民党などと行動をともにするとみられ、民主党と関係の深い無所属議員(例えば大江康弘さん)がもう1人賛成すれば、現行の子ども手当の6月、10月の支給にメドがつくことになります。仮に参議院で否決されても、日本共産党の「前向きに検討」により、衆院本会議での3分の2以上による再可決は確実な情勢になりました。

 民主党幹事長の岡田克也さんは9日、日本共産党の市田忠義書記局長と会談し、協力を取り付けました。

 実は岡田さんと市田さんは、秋の第176臨時国会中の与野党幹事長・書記局長会談で、大げんかになった経緯があります。2010年11月30日の会談で、「小沢一郎氏の国会招致」を求める市田さんが「党首が一兵卒の元代表に『国会に出なさい』と言い『分かりました』と言わせられないのは、近代政党として情けない。共産党ならあり得ない」と発言した際、岡田さんが「うちは共産党とは違いますから」と答えたところ、市田さんが激高し、発言の撤回と謝罪を要求したようです。この後、岡田さんが市田さんをとりなすつもりもあったのでしょうが、自民党の石原伸晃幹事長に「自民党は審議拒否をすべきでない。共産党さんを見習って欲しい」と話したところ、今度は石原さんが激怒。さらに岡田さんが公明党の井上義久幹事長に「公明党は本会議に出席してくれますか」とたずねると、井上さんが「それは、そちらがその環境をつくるべきだ」と口論になり、陰険な雰囲気の幹事長・書記局長会談となってしまったようです。

 これを受けて、岡田さんは市田さんとのわだかまりを年を越させないと考えたようで、12月、ホテル内のレストランで、市田さんと夕食をともにして、大人として「次の第177通常国会では、きっちり審議拒否なしの国会を作っていこう」と意気投合したようです。

 そして、迎えた第177通常国会ですが、「名古屋・愛知ショック」で、民主党だけでなく、共産党も「既成政党」として、共通の危機感が抱いていると考えられます。岡田さんは、まず、「児童手当法の改正」というボールを公明党に投げたのですが、よい返事がなく、また児童手当法の所得制限840万円の「拡充」の意図がうまく伝わらずに党内外の反発が出ました。

 そこで、岡田さんは児童手当法改正という公明党に投げたボールを(いったん)あきらめ、「平成22年度の子ども手当法」を半年間延長するつなぎ法案(ブリッジ法案)を議員立法する方針に展開しました。これにより、ことし6月と10月の子ども手当は、これまでと同様の金額が払われることになると思われます。仮に半年延長なら、9月分までは確定しますので、自治体の窓口により違いがあるかもしれませんが、10月の支給はある、と私は現行法も読み返しながら考えております。まだ確定ではありませんし、利害関係者は引き続き報道などでご確認下さい、子育てで忙しく、また心もせわしないのに申し訳ありませんが。

 なお、きょう(3月9日)の衆院厚労委員会で、厚労大臣の細川律夫さんが「平成23年度の子ども手当支給法案」(177閣法9)の提案理由説明に踏みきりました。ただ、これで、与野党の理事・委員による「修正協議の機運」が出てくると思います。とくに衆院厚労委は、日本共産党、社民党、公明党の委員が以前から固定していますので、話がスムーズに行くと期待しています。

 さて、ここのところ忙しくて、岡田幹事長の記者会見に行けていないのですが、私は2月7日の定例会見で、参院では自民党・公明党・みんなの党の野党共闘でも過半数には足らないので、法案によっては、予算関連法案で、日本共産党が賛成してくれるのではないかという趣旨の質問をしました。これについて、岡田さんは「案件によりけりだと思いますが、基本的に(日本共産党が)予算関連法案(で賛成するの)はなかなか難しい問題があるのではないかと思います」としながらも、「あらゆる可能性を追求したいと思います」と答えていました

 きのう(3月8日)の衆・財金委でも、日本共産党の佐々木憲昭(ささき・けんしょう)さんが「自公政権時代の基礎年金の国庫負担の2分の1への引き上げは、民主党と日本共産党は反対していた」と発言がありました。また、参院総務委員の日本共産党の山下芳生(やました・よしき)さんが、前日NHK会長を退任したばかりの福地茂雄さんが議員会館に訪れたことを驚いた筆致でブログで紹介しています。これを読んで、福地茂雄さんが社長を務めた「アサヒビール」が、キリンビールの販売量を抜いたり、ビール業界ではサントリーすらも凌駕している「強さ」の秘けつを感じ、敬服しました。

 さあ、公明党さん、元祖・地域政党なのか、はたまた、既存政党なのか分かりませんが、真価が問われる4月を前に、国会議員団も現実を見すえなければいけません。

 前へ。

 2011年3月9日の国会はこう見えても、前に進みました。

 苦しいときこそ、前へ。立ち止まると病気になりますよ、ホント。

 前に進みましょう。

 なお、あす3月10日は東京都平和の日です。東京大空襲から66年目となります。私も時間的余裕はあまりありませんが、午後1時の黙祷にご協力ください。あの東京がイチバン熱かった夜の11万人のためにも、前へ。前へ。前へ。

子ども手当つなぎ法が成立 昨年と同額で6月10月支給が確定 年長の市田議員、寺田議員が協力

2011年03月31日 17時16分12秒 | 第177常会(2011年1月)大震災・3党合意

[写真]子ども手当つなぎ法に賛成した市田忠義、寺田典城両参院議員、参議院ホームページの所属議員一覧から

 参議院は3月31日(木)午後4時から本会議を開き、午後4時45分から午後5時10分にかけて、「子ども手当つなぎ法案」(衆院民主党の城島光力さんら提出)を審議。押しボタン式ではなく、自民党の愛知治郎さんら82人の発議で、記名投票採決(堂々巡り)をしました。

 この結果、投票総数240、賛成(白色票)120、反対(青色票)120の可否同数となりました。このため、西岡武夫議長は「可否同数のときは、憲法56条第2項により、議長が決するものとします」として、「議長の判断は可であります」として、議長の決定により、子ども手当つなぎ法は可決・成立しました。

 このほか、賛成多数で、国税つなぎ法、地方税つなぎ法、思いやり予算協定、金融円滑化法(亀井法)の延長、改正関税定率法、改正IMF・IBRD加盟法、改正内閣府設置法(地域自主戦略交付金=地方一括交付金)、改正地方交付税法、改正港湾法、改正踏み切り道改良促進法、「国会議員の歳費の3割削減法」も成立しました。

 これに先立つ厚生労働委員会でも、可否同数のため、国会法50条後段にもとづき、津田弥太郎委員長が「可」としました。衆議院は両院協議会や3分の2議決にそなえて、午後12時に始まった本会議を休憩にしていましたが、参議院でイッパツで決まりました。

 
[画像]挙手による採決で、可否同数となったため、委員長として「可決」を宣言した津田弥太郎・参院厚生労働委員長。津田さんの隣には、ボードを持った参院事務局職員の姿が。


[画像]子ども手当つなぎ法の委員会可決を参院本会議に報告する津田弥太郎委員長、2011年3月31日、午後4時45分ごろ。参議院インターネット審議中継からキャプチャ。


[画像]記名投票採決で、白色票(賛成票)を投じ拍手を浴びた寺田典城・参議院議員=オレンジ色の丸囲み。


[画像]集計する参議院参事たち。白色票と青色票がまったく同じ120票ずつなのが、画像からもうかがえます。

 これにより、4月~9月支給分の子ども手当は昨年と同様の金額が支給されることが確定しました。

 このほかにも、重要な歳入関連法案のつなぎ法や、歳出関連法(日切れ法案)が可決・成立し、「3月危機」と言われた、ねじれ国会での予算関連法案をめぐる攻防は一段落しました。今後は、まずは、歳入では、赤字国債の発行に関する臨時特例法案、歳出で間に合わなかった在外公館などの給与法案、そして、4月補正予算案、さらに6月末につなぎが切れる、国税、地方税それぞれの改正法案があります。そして9月末には子ども手当つなぎ法も切れます。また、税と社会保障の改革(消費税アップ)もけっして、政治スケジュールから吹っ飛んだわけではありません。

 私は6月22日(水)の会期末などありえない。秋の臨時国会を8月に前倒すというアイディアもないと思う。第177通常国会を100日間以上延長して、9月過ぎまで、いつでも政府からの緊急の提案に応じたり、質疑を通じて、与野党・衆参・政府内外がいろいろな情報を速やかに共有できるシステムを整えておく。それが危機管理だと思います。

 なお、3月29日(火)の午後4時過ぎ、衆院厚労委での審議で、厚労委理事および議運・国対の経験が長い、自民党の田村憲久さんがスピード質疑のなかで、法案提出者である、民主党政調会長代理で政務三役の経験がまだない、城島光力さんが答弁席で長広舌だったとして、「前段後段が長いというのは、問題がありますよ」と指摘しました。この自民党の国会運営の中堅エース格が「問題がありますよ」といった意味がどういうことか、民主党の政府外議員には、受け止めて、よく考えて欲しいと思います。

 
[画像]法案提出者として答弁した城島光力・民主党政調会長、2011年3月29日、衆院厚労委員会、衆議院インターネット審議中継からキャプチャ。
 
 また、3月31日(木)の参院本会議での討論では、自民党の石井準一さんが平成23年度における子ども手当支払い法案(閣法)と、子ども手当つなぎ法案(衆法)に関して、「一つの国会のなかで、政府と与党で異なる法案が出たことは問題だ」と指摘したうえで、「ぶれる政府が現在の国難に対応できるわけがない」としたのも、説得力がある話でした。もちろん、「走りながら考える」(岡田克也幹事長)なかで、市田忠義さんや、寺田典城さんら人生経験のある70歳以上の議員、市田さんは満68歳ですが、戦前・戦中生まれでもある年長議員が助けてくれたわけです。なぜ困難なときに、57歳の岡田さんを、ギリギリのところで年長議員が助けてくれるのか。前に進む岡田さんの道がひらけるのか。まあ答えは言葉で書けば、これはカンタンです。カンタン過ぎるからあえて書きません。映画で、俳優が態度で表現しようとすると、これはとても難しいでしょう。民主党内に岡田幹事長の背中を全速力で追いかけながら、言葉でなく態度で示せるようになった議員が民主党内に数人だけでも、出てくれば、国難は乗り切れると思います。

 国会はノンストップで知恵を出すしかありません。前に進むしかありません。

岡田、石原両幹事長「期間くぎって大連立」衆参ねじれ克服で懸案処理→総選挙二大政党定着へ【追記あり】

2011年06月05日 10時44分51秒 | 第177常会(2011年1月)大震災・3党合意

 民主党の岡田克也幹事長と自民党の石原伸晃幹事長は2011年6月5日(日)のテレビ番組で、期限付き・テーマ限定の大連立政権をつくり、震災復興や、税と社会保障の一体改革などのめどをつけたうえで、第46回総選挙に臨む考えを打ち出しました。

 午前7時半からのフジテレビ「新報道2001」は岡田さんと石原さんの2人でおよそ1時間対談しました。NHK日曜討論では、午前9時から10時まで、与野党幹事長とともに出演しました。

 岡田さんは菅直人首相の進退について、NHKで、「退陣の時期を明言すれば、レームダックになる」として、出処進退は総理自身が決めることだとしながらも、「総理の判断が民意とかけ離れれば、私が進言する」として、いわゆる“鈴つけ役”を買って出ました。また、当たり前ですが、フジテレビで、菅総理・代表が辞めれば、自分も幹事長を辞めるとしました。

 石原さんはフジテレビで、「衆院選のたびに、自民党が300議席・民主党が100議席、民主党が300議席・自民党が100議席というようにスイングする選挙制度」に懸念をしながらも、今は政権交代ある二大政党制の「過渡期だ」としました。

 岡田さんは、自民党が「バラマキ4k」と批判し、平成23年度の赤字国債発行法案(特例公債法案)の見直しの前提(4月29日の3党合意)としている子ども手当について、公明党が児童手当の対象外の中学生にも月1万円支払うことを認めつつある。自民党が幼年扶養控除の復活をあきらめ(「控除から手当へ」)その分の高所得者への支給額の配慮を認めつつある。として、自公案がまとまりつつあるとの考えを示し、石原さんも同意しました。

 そのうえで、岡田さんはフジテレビで「私は期限付き大連立をして次の総選挙で国民の信を問うのがいいと思う」としました。これに先立ち、石原さんは「岡田さんと話しても、岡田さんとは違うもう一方の原理主義の人たちが邪魔をする。党内をまとめてほしい」として、マニフェスト原理主義を掲げる、小沢グループ・鳩山グループを排した「一本になった民主党と話をしたい」と述べました。この後、岡田さんは、マニフェスト原理主義の排除について、「党首選になると大きなテーマになる」となぞの発言をし、顔を赤らめました。これは、次の代表選が来年9月であることを勘違いしたため、顔を赤らめたものだと思われます。

  岡田・石原対談の後に、単独でフジに出演した前原誠司さんは、「今の打開策は時限的な大連立だ」と岡田さんらと同じ考えを明言。そのうえで、「マニフェストを見直して国民の信を問う」とし、「代表選は衆参がねじれている状態で、(時限連立内閣に参加する各党が納得する)だれが(首相を)やるのかという問題だ」としました。これに関連して、NHK日曜討論の中で、国民新党の下地幹郎幹事長は「民主党の代表は総理大臣を決める選挙だから、そのディベートは政治空白ではない」として、ある程度の時間をとってもいい、との思いやりを示しました。民主党の代表選規約では、任期途中での代表辞任の場合の代表選挙は「40日以内」(第6条の2)となっています。いかにも野党時代の規約で、さすがに40日間もとれないでしょう。昨年5月の総選挙後、英国労働党は下院議員のハーマン女史(もともと副党首=閣外)が党首代理をつとめながら、5ヶ月間かけて、エド・ミリバンド新党首(影の首相)を選びましたが、これは野党転落で時間ができたからです。民主党は与党ですから、なかなか時間がとれませんが、それでもマニフェスト見直しのための議論を経たうえでの、臨時党大会でじっくり時間をかけて建て直した方が、かえって震災復興のスピードが上がることになります。

 ここから先はNHK日曜討論の発言だけです。公明党幹事長の井上義久さんが「不信任案提出は苦渋の選択だった」と反省しました。みんなの党幹事長の江田憲司さんは時期について疑問があり、「提出に加わらなかった」としました。日本共産党書記局長の市田忠義さんは「不信任否決の翌日の参議院予算委はやめる、やめないの話ばかりだった。具体的な政策論争はわが党だけだった」「国会のやるべきことは政治の中味をめぐる論争だ」としました。

 社民党の重野安正幹事長は「再生可能エネルギーの特措法案が重要だ」、たちあがれ日本幹事長の園田博之さんは「マニフェストの優先順位を見直すことが大事だ」としました。岡田幹事長は「マニフェストを前倒しで見直す」として、自民党らに対して「特例公債法案を人質に取る方法だと、どの党が政権をとっても衆参がねじれているので何も決まらない」として、予算の30日ルールのように衆院を優先すべきだとしながら、赤字国債は半分が過去の借金の返済だとして「自民党にも責任を共有して欲しい」としました。

 江田さんは「大連立といっても、閣議は全会一致だから、はんこを押す、押さないという話になる」として慎重な姿勢を示唆しました。下地さんは「大連立ということばが岡田幹事長が言うこと事態考えがたい」として反対を明言。その一方で、市田さんは「国難だから大連立だといういことになると、大政翼賛会的になる」としながら、「期限とテーマを限ってやるのは一つの案だ」と肯定的な発言をしました。この発言を受けて、岡田さんが「今解散しても、民主党も自公もともに過半数を参議院で持っていない」と強調すると、石原さんが「岡田さんの言うように、解散しても参院は変わらない」と同調しましたが、その後、「信頼関係をつくるのが大事だ。(民主党と自民党などが大連立しても)数ヶ月から半年ぐらいして信頼関係ができていれば解散できる」と早期の解散にも言及しました。井上さんは「大連立ではなく、テーマが大事だ。例えば年金財源の安定化だ」などとしました。

 NHK解説委員の島田敏男さんは「ポスト菅は代表経験者から出る可能性がある。岡田さんはどうか」と問うと、「現時点では考えていません」と岡田さんは述べました。島田さんが「北澤俊美・防衛相が党員・サポーターも入れた臨時党大会を提案しているが」と聞くと、岡田さんは「それは気の早い話ですね」とし、「総理が正式に辞任してからの話です」としめくくりました。

 当面は、復興基本法案、特例公債法案、税制改革法案、子ども手当の見なし案、税と社会保障の一体改革の成案、第2次補正予算(案)の編成・審議・成立など重要な政策課題が続くので、これらにメドが立った段階で、民主党と自民党が大連立。それに先立ち、民主党代表選を前倒して、じっくり時間をかけて主流派(反小沢)の統一候補と親小沢系統一候補との対決。ここで、マニフェスト修正と新代表選出、そして小沢切りをし、新首班で、民主党と自民党などが連立。この時点で衆参ねじれは解消されます。ここで、国民新党や公明党、みんなの党が埋没からどう脱するのかの難しい判断を迫られます。そのうえで、ある一定の段階で、第46回衆院選で私たちが政権を選ぶことになります。私としては、政権交代可能な二大政党デモクラシーをすすめたいので、民主党と自民党、どちらが勝ってもかまいません。ただ、「300議席vs100議席」という泰山鳴動・テレビの見過ぎの日本国民から卒業して、しっかりと成熟した有権者が増えることが、日本を前に進めることになると思います。

 岡田さん、石原さん、どちらも世襲議員ではありません。2人とも、イメージのギャップがあるようですが、世議議員ではありません。ちなみに菅さんへの不信任政局で、民主党内で造反しようとした人たちは、ほとんどが世襲議員や二世議員で、非世襲議員による菅民主党への個人的な妬みが大きいように思います。

 大連立で、懸案を処理し、二大政党制の新しい日本へ。1990年初当選の当選7回生コンビが、一気に動き出しました。世の中にはいろいろな人がいます。1億人の有権者全員に分かりやすいタイムスケジュール、工程表をある程度、示してほしいところです。

 【追記あり 2011年6月6日(月)午前11時】

 岡田克也幹事長は、きょう午後7時半からの「NHKクローズアップ現代」でも、語ります。

 ところで、岡田代議士、石原代議士が初当選した、1990年の第39回衆院選の自民党のポスターをご紹介したくなりました。正確には、石原伸晃さんは公認漏れで無所属で出馬し、当選直後に追加公認されています。

 
[画像]第39回衆院選の自民党の政策ポスター(「目で見る議会政治百年史」衆議院・参議院編、大蔵省印刷局発行)

 まるでトレンディドラマのような若い男女が寄り添い、キャッチコピーは、「世界のあこがれ、自由な日本。夢ある明日へ、確かな歩み。自民党」というものです。いかにもバブル期の浮かれた日本社会の気質を感じます。自民党は海部俊樹首相(総裁)と小沢一郎幹事長のコンビで、このポスターでたたかい、275議席をとりました。その前の参院選で宇野内閣を倒した、「おたかさん」土井たか子委員長率いる日本社会党も136議席と健闘しましたが、友好政党の公明党、民社党の議席を食う格好となり、小沢自民党幹事長の逃げ切り勝ちという感じでした。経団連(当時の会長は平岩外四・東京電力会長←社長)への300億円の政治献金請求でも話題になりました。

 それにしても何か勘違いした自民党の1990年ポスター。

そして、これが1985年~1990年~2010年までの国債などの発行残高を示したグラフです。(wikipediaから)

 ↓下のサムネイルをクリックすると大きい画像になります。


[画像]第39回衆院選の各党のポスター()内は選挙での獲得議席、引用元=前掲

 この各党のポスターをみると、「くらし上向き、実感したい。生活先進国をつくる 民社党」がイチバン、今の民主党の政策の主軸になっています。

 
[画像]第39回衆院選の民社党のポスター、引用元=前掲

 また、「福祉と平和の新時代 『生活者の政治』をめざす公明党」というポスターは、公明党(Clean Government Party)が新進党を経て、公明党(New Konmeito)になった今も、変わっていない。ぶれない政党であることを感じさせます。ただし、世代交代が遅れることにもつながっています。一方で、日本共産党が「消費税、米輸入自由化ではぼくらの未来はまもれない」としていて、これは今の小沢グループの主張に近くなっています。これはふしぎな現象です。

 とにもかくにも、1990年初当選の岡田さん、石原さんは、ずっと日本が右肩下がりを続けてきた失われた20年の中、隔靴掻痒としながら、とりあえず小選挙区で7回連続当選してきた2人です。ぜひ、その両方の背中に期待したいと考えています。まずは、民主党と自民党が手を携えて、小沢切りです。【追記おわり】

[お知らせ①]


 会員制ブログを設けております。

今後の政治日程 by 下町の太陽・宮崎信行

 月840円(税込み)となります。最初の1ヶ月は無料で試し読みできます。いつでも気軽にご登録ください。

 これまでのクレジット払いに加えて、「ポイント」を、コンビニ払いや銀行振り込みで購入して頂き、そのポイントを充てていただくことができます。ですから、個人だけでなく、法人として購読していただくこともできます。

今後の政治日程 by 下町の太陽・宮崎信行」の購読のしかたは、下のアドレスでご確認ください。
http://regimag.jp/navigation/buy

[お知らせ②]

 確かな取材、情報源に近づけるために、「国会傍聴取材支援基金」にご協力いただきたく存じます。

 アクセス数を稼ぐための「あおり」がなく、権力とのしがらみがない、本質にせまった国会傍聴記、政治の実態をブログでお伝えしていきます。

 詳細は、次のリンク先でお読みいただけます。

 「国会傍聴取材支援基金」の創設とご協力のお願い

 どうぞご協力ください。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

どうなる岡田克也の2014年、岡田ミクス3本の矢(1)アベノミクス(2)成長戦略(3)財政健全化

2014年01月06日 22時16分05秒 | 岡田克也、旅の途中


 2014年平成26年(第46期衆議院、第22・23期参議院)の岡田克也さんはどうするでしょうか。

 民主党最大の経済通である岡田克也さんは、昨年末に公式ホームページに「岡田かつやが語る国政の重要課題」(http://www.katsuya.net/kokusei_kadai.html)を発表。

 続いて、仕事始めに「2014年―もう一度、民主党を力強い政党に生まれ変わらせる」(http://katsuya.weblogs.jp/blog/2014/01/post-fcb3.html)を発表しました。

 年末年始、岡田克也さんは「私は、予算委員会で是非安倍さんと議論したい」と主張。海江田万里代表・松原仁国会対策委員長に対して、先の臨時国会でつとめた衆議院予算委員(民主党は7名)の続投を要望しました。

 そのうえで、安倍晋三首相(自民党総裁)と黒田東彦・日本銀行総裁による、アベノミクスを評価しました。

 1本目の矢、黒田日銀の「2年間でマネー2倍」について、岡田さんは

1本目の矢、異次元の金融緩和は確かに円安を招き、輸出を増やし、景気回復の一助になっています。マクロで見たときに、輸出の増加が全体の景気を押し上げていることは間違いありません」、「デフレ脱却の可能性が出てきたのではという期待感を抱かせる状況は、私は非常に素晴らしいことだと思います

と評価しました。

 民主党国会議員では、アベノミクス1本目の矢に対して最大級の賛辞を送りました。

 ただ、2本目の矢「公共事業の増額」について、岡田さんは

公共事業の増加についても、短期的には景気を押し上げています。しかし、現場では人手不足で人件費が上がり、資材価格も上がっています。そして、これを長く続けるということになれば、財政を悪化させることは間違いありません

 と語りました。

 優秀な作業員の取り合いによる人件費増と、建築資材の高止まりにより、公共事業による景気押し上げ効果に関して2014年は天井にあたるとの予測です。

 そして、3本目の矢「成長戦略」については、岡田さんは

 「人口減少が始まった日本で経済成長していくためには、生産性を高めるしかありません」とし、「規制改革であれば、いろいろな既得権とのぶつかり合いになりますので、多くの支持団体を持つ自民党にとっては、民主党よりも更に困難な課題です。TPPについても、国内対策を含めて逃げずにしっかりと取り組んでもらいたいと思います

 としました。

 規制改革とTPPは民主党の方が進めやすいとしながらも、政権交代は早くても2016年となりそうなので、岡田さんは

 「私は、日本が抱える様々な困難の中で、最大のリスクは財政だと思います。国だけで1000兆円を超える借金を抱えて、5年もつかどうか、10年は絶対もたないと私は考えています。いままで大きな赤字を抱えた国は、最終的には戦争か超インフレで解決するしかなかったとさえ言われています。日本も戦前の大きな借金を戦後に預金封鎖して、100倍近い物価上昇で借金をいわば帳消しにしたわけです。預金が消えて苦しんだのは国民でした。もちろん、そんなことをいま繰り返すわけにはいきません

 と強く牽制しました。

 そして、経団連企業の支援者も多い岡田さんですが、

 「安倍総理は、法人税の減税が賃上げにつながると言っています。法人税を払っているのは利益の出ている企業ですので、7割を占める赤字の企業にとっては、法人税の減税は効果がありません。したがって、そういった企業が減税を理由に賃金を上げるということにはなりません

 と語りました。

 民主党ナンバー1の経済通が岡田克也さんであることは、異論をはさむ余地がないところです。

 その岡田さんの経済学、岡田ミクス3本の矢は、

(1)安倍・黒田による異次元の緩和は始めちゃったのだから認める
 
(2)(規制緩和と規制強化による)規制改革と(アジアの成長を取り込む)自由貿易による成長戦略

(3)経済成長と消費税増税による税収増と安定財源確保による財政健全化

 岡田ミクス3本の矢。

 岡田さんは、臨時国会閉会後に、韓国やインドを訪れパワーアップしました。とはいえ、野党内野党ですから。いわば、映画「孫文――百年先を見た男」に描かれたペナン島にいるころの孫文みたいな時期ですな。

 岡田克也の2014年は「経済の好循環」のスタートの1年になりそうです。

[岡田かつや公式ホームページから全文引用はじめ]

  


1.経済はどうなる

デフレ脱却
アベノミクスが成果を上げて、景気回復しつつあると言われています。長かったデフレからの脱却を私も期待しています。しかし、私は楽観的な見方に違和感を覚えています。景気回復は一時的なものに終わってしまうのでは、という心配です。

超金融緩和のリスク
まず、「1本目の矢」、異次元の金融緩和は確かに円安を招き、輸出を増やし、景気回復の一助になっています。マクロで見たときに、輸出の増加が全体の景気を押し上げていることは間違いありません。

ただ、将来景気回復期には、金融緩和策をやめなければいけない。その出口のところが果たしてスムーズにできるのかどうか。そこに大きなリスクが残されていることは、最近の米国の例を見ても明らかでしょう。

出口に入ったところで、金利が急激に上がるということにもなりかねません。そうなれば、市場は混乱し、過大なインフレのリスクも出てくるわけです。そのとき最も影響を受けるのは、弱い立場にある国民です。

公共事業は選択と集中で
公共事業の増加についても、短期的には景気を押し上げています。しかし、現場では人手不足で人件費が上がり、資材価格も上がっています。そして、これを長く続けるということになれば、財政を悪化させることは間違いありません。

「公共事業は悪だ」と言うつもりは全くありません。防災やインフラ整備をはじめ、必要な公共事業はあります。それでもあえて、民主党政権の時代には、選択と集中で公共事業予算を3割カットしました。将来世代のため、財政の健全化に重点を置いたわけです。

いまやそういったことは忘れ去られ、公共事業予算が大幅に増え、国民の中にもそれを歓迎する声があります。しかし、そういったバラマキでどんどん借金を増やしてきてしまった過去の失敗を、いま繰り返しているだけではないかと思います。

3本目の矢こそ本命
大事なことは「3本目の矢」、規制改革や成長戦略です。民主党時代に道筋をつけたTPP(環太平洋パートナーシップ)協定やASEANとの経済連携協定なども重要です。一つひとついろいろな困難があります。例えば、規制改革であれば、いろいろな既得権とのぶつかり合いになりますので、多くの支持団体を持つ自民党にとっては、民主党よりも更に困難な課題です。TPPについても、国内対策を含めて逃げずにしっかりと取り組んでもらいたいと思います。

人口減少が始まった日本で経済成長していくためには、生産性を高めるしかありません。これが「3本目の矢」の意味なのです。自民党ではできない政策もあれば、自民党だからこそできる政策もあるでしょう。いい政策であれば、しっかりと後押しをしていきたいと思います。


2.財政再建を忘れるな

消費税引き上げは着実に
私は、日本が抱える様々な困難の中で、最大のリスクは財政だと思います。

国だけで1000兆円を超える借金を抱えて、5年もつかどうか、10年は絶対もたないと私は考えています。いままで大きな赤字を抱えた国は、最終的には戦争か超インフレで解決するしかなかったとさえ言われています。

日本も戦前の大きな借金を戦後に預金封鎖して、100倍近い物価上昇で借金をいわば帳消しにしたわけです。預金が消えて苦しんだのは国民でした。

もちろん、そんなことをいま繰り返すわけにはいきません。政府は、2020年までにプライマリーバランス(基礎的財政収支)を黒字化することにしていますが、それは財政を立て直す第一歩として重要な意味があります。

財政がしっかりしなければ、社会保障も持続できません。私は強い危機感を持って、消費税増税を決めました。10%への引き上げも、経済によほど問題が出ない限り、実現しなければならないと考えています。

5兆円の経済対策は疑問
消費税引き上げのショックを和らげるために、安倍さんが10月に5兆円規模の経済対策を打ち出しました。私は、規模として大きすぎるし、内容も問題があると思っています。

消費税引き上げが経済に一時的に悪影響を及ぼすことは間違いありません。ここ数年、ショックを和らげるための短期対策は必要ですが、それ以上のものを経済対策の名のもとに財源のあてなく行うべきではありません。

増税したものの、結局経済対策として法人減税や公共事業に使われてしまったのでは、何のために増税したのか分からなくなってしまいます。消費税は社会保障にのみ使うことは国民との約束です。

法人税率の引き下げは賃上げにつながるか
安倍総理は、法人税の減税が賃上げにつながると言っています。法人税を払っているのは利益の出ている企業ですので、7割を占める赤字の企業にとっては、法人税の減税は効果がありません。したがって、そういった企業が減税を理由に賃金を上げるということにはなりません。賃上げは必要ですし、法人税減税も決して反対ではありません。しかし、この2つは結びつかないのです。

恒久法人減税を5%やれば2兆円、10%やれば4兆円の財源が必要になります。その財源の手当てなくして減税をやれば、結局赤字国債の増発か、あるいは、引き上げた消費税を財源に充てるということになりかねません。

進まぬ歳出削減
財政を立て直すために、経済成長による税収増と増税に加えて、歳出削減が必要なことは言うまでもありません。

民主党時代の事業仕分けは、予算の削減だけでなく、予算の内容を明らかにし、国民的な議論が行われたことに大きな意義があります。

私は副総理兼行政改革担当として独立行政法人の改革や公務員の定員の削減などに取り組んできました。

例えば、私が国家公務員の新規採用の6割削減を行ったときに、メディアからも相当厳しく批判を受けました。公務員定員数の30万人の1%にあたる3000人を1年間で純減するという計画も、霞が関からは根強い抵抗がありました。しかし、そういうものを乗り越えて、強い決意で実行しました。

安倍総理を見ていると、予算を使う話は多いが、削減の話はほとんどありません。厳しいことも、より真剣に進めてもらいたいと願っています。


3.エネルギー議論は冷静に

いろいろな方とお話をすると、原発について厳しいご意見をいただくことがあります。

民主党も、新たな原発は造らず、将来的には原発ゼロになるわけです。他方で、原子力規制委員会が安全だと判断したものに限って再稼働を認めるとの考えです。

これに対して、再稼働も認めるべきではないというご意見もいただきます。福島の厳しい現実を見れば、すべてやめるべきだという意見があるのは理解できます。ただ、その場合にどういう問題があるかということも、併せて考えなければならないと思います。

石炭やガスによる発電を増やしていけば、CO2が発生し、地球温暖化問題がより深刻になります。世界の学者(IPCC:気候変動に関する政府間パネル)はこのままでは今世紀末までに最大で気温は5℃、海面水位は82㎝上昇すると警告しています。

将来の方向性としては、自然エネルギーにより多く依存することが正しいと思います。ただ、いまの技術ではコストがかかりすぎますので、電気料金が上がるという問題は避けられません。

したがって、安全性、地球温暖化、そしてコストといったことの総合判断を冷静にしないといけません。だからこそ、この問題は難しいわけです。

どの程度の省エネができて、必要なエネルギーを何で賄うかということについて、中長期的な計画を示し、多くの国民の皆さんの理解を得ながら、エネルギーの問題は進めていく必要があると思います。


4.日中・日韓関係は重要

日韓関係を改善すべき
安倍総理は就任以来、活発に外交を展開しています。特に、海外を頻繁に訪問していることは評価できると思います。

しかし、安倍総理が言うほど、日米両国が緊密な連携をとれているかというと、必ずしもそうではないと判断しています。日本の対韓国と対中国の政策については、米国政府は懸念を抱いていると言うべきだと思います。

特に日韓関係は、民主主義や市場経済という価値観を共有し、米国から見れば、韓国も日本も重要な同盟国なので、日韓が対立している状況を何とかして欲しいというのが米国の本音でしょう。

韓国側の主張にも首をかしげることがありますが、やはりここは大局を見て、日韓関係を立て直さなければなりません。そのことに高い優先順位が置かれるべきだと思います。

安倍総理は、「ドアはいつも開いています」と、首脳会談を呼びかけていますが、従軍慰安婦の問題や安倍総理の歴史認識に対して韓国側が持っている疑念をなくす努力が必要です。総理になる前の過激な言動、総理になってからも誤解を招きかねない安倍さんの発言が制約になっているのです。

日韓関係というのは、経済的にも極めて相互依存関係が進んできており、国民レベルでも交流が深まってきています。政治レベルでの対立が改善していないことは大変残念で、より真摯な努力が求められます。

日中関係は大局に立って
日中関係には、尖閣諸島という問題があり、ここは日本としては譲るべきではありません。国有化したことについて中国側は批判をしますが、これは中国に対し過激な発言を繰り返していた石原都政が所有するのと比べれば、明らかに望ましい対応だったし、そのことは中国側も分かっていたはずです。

いろいろな理由があって現在の厳しい対立状況になっていますが、この対立状況が軍事的な対立ということにならないように、細心の努力を双方払わなければなりません。同時に、尖閣の問題は、日中関係全体の一部にしかすぎません。日本は中国を、中国は日本を必要としているし、アジアや世界のためにも日中関係は重要であるとの大局に立って、両国関係を改善していく努力が求められると思います。

安倍総理には、広い視野に立って、是非一歩踏み込んだ対応をしてもらいたいと思います。


5.進めなければならない選挙制度と国会の改革

選挙制度改革は国民との約束
衆議院の選挙制度改革については、やるべきことは2つです。1つは定数削減、もう1つは一票の格差の是正です。

定数削減は、野田総理と安倍自民党総裁との最後の党首討論で約束したことです。消費税の引き上げで国民に痛みを強いるときに、国会議員だけが特別ということは許されません。安倍総理には是非約束を果たしてもらいたいと思います。

一票の格差の問題は、民主主義の最も基本というべき重要なテーマです。住んでいる選挙区によって投票の権利に大きな格差があるということは、是正しなければなりません。300の小選挙区を5つ減らす、いわゆる「5減案」がすでに成立をしていますが、これでも選挙区の最大格差は1.998倍で、現時点では2倍を超えています。

2011年の最高裁判決は、47都道府県に1議席を割り振ったうえで、残りの253議席を比例配分するというやり方に対して、「憲法上の合理性がない」とはっきり判示しています。

こういう中で、民主党は比例・小選挙区ともに定数を削減し、小選挙区は人口に比例して各都道府県に議席を配分するという極めて理にかなった提案をしています。最高裁の要求に応えるのはこれしかないと思っています。

国会を機能させるための改革
なぜ国会改革が必要か。それは国会が機能していないのではないかという疑問を多くの国民が持っているからです。実際、効率が悪く、十分な審議が行われていないというのが現状です。したがって、効率的な運営と十分な審議を車の両輪とした改革が必要です。

効率化に関しては、例えば、私が外務大臣のときは、国会審議のため海外になかなか行けず、代わって副大臣に国際会議に出席してもらったり、週末ごとに各国を訪問し、土日に外相会談や首脳との会談をしていました。

消費税の議論のときには、野田総理も週3~4日間、国会に朝から座っているというのが当たり前でした。これでは総理大臣も十分な仕事ができません。

審議の充実という意味では、例えば、最近は議員立法が増えています。しかし、その議員立法が一度も審議されることなく廃案になってしまうことが非常に多いわけです。議員立法についても、国会で真摯に議論しなければいけません。

あるいは、党首討論という制度がありますが、事実上形骸化し、機能していません。そういったところについて、きちんと見直す必要があります。

国会がきちんと機能し、国民から信頼されるよう、審議の充実と効率化を車の両輪として、しっかりと議論していくという観点で議論を深めたいと思っています。

※「岡田かつや後援会会報2013年冬号」より

 

[お知らせ1 はじめ]

 「国会傍聴取材支援基金」を設けています。交通費、資料代に充当したく存じます。日本唯一の国会傍聴ブログにご協力ください。

 「国会傍聴取材支援基金」の創設とご協力のお願い

 よろしくお願いします。

[おわり]

[お知らせ2 はじめ]

 会員制ブログ(有料)で今後の政治日程とポイントを解説しています。

 今後の政治日程 by 下町の太陽

 最初の1ヶ月は無料で試し読みできます。購読方法はシステムを提供している「レジまぐ」へお問い合わせください。

[おわり]

[お知らせ3 はじめ]

 このブログは次の各ホームページを参照して、記事を作成しています。

衆議院インターネット審議中継

参議院インターネット審議中継

国会会議録検索システム(国立国会図書館ホームページ)

民主党ニュース(民主党ホームページ)



衆議院議案(衆議院ホームページ) 

今国会情報(参議院ホームページ)

各省庁の国会提出法案(閣法、各府省庁リンク)

予算書・決算書データベース(財務省ホームページ)

goo 政治ニュース

インターネット版官報

[おわり]

tags

http://blog.goo.ne.jp/kokkai-blog/c/259082c8ba917e37b789ba6fec95c048

http://p-search.kantei.go.jp/ja_kantei/search.x?q=%E5%AE%AE%E5%B4%8E%E4%BF%A1%E8%A1%8C&ie=UTF-8&page=1&submit.x=-1110&submit.y=-52&submit=%E6%A4%9C%E7%B4%A2

http://www.katsuya.net/opinion/2012/11/241113.html

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「有休をしっかりとって、メリハリある仕事と生活を」岡田幹事長が職員に約束

2014年01月01日 00時00分00秒 | 岡田克也、旅の途中

[写真]民主党2010年仕事納め式の岡田幹事長ら=12月27日、宮崎信行撮影

 民主党の2010年の仕事納め式が12月27日午後5時から、党本部内で、党職員、岡田幹事長、江田最高顧問、滝総務委員長、長浜財務委員長、報道陣が出席して開かれました。

 初めて1年間を与党として過ごした民主党本部。なかなかうまくいかない一年間でしたが、岡田幹事長は「有給休暇(有休)が取りにくい党(職場)だ」という意見があるので、2011年は有休を取りやすくして、休み時は休む、仕事をする時は仕事をするメリハリある生活ができるよう、党職員への約束がありました。

 「参議院議長を終えて、数年ぶりに党本部ホールに入った」という江田五月最高顧問・倫理委員長からは、「空念仏に終わらないように」と岡田幹事長に釘を刺しました。会社の総務・人事部長にあたる民主党総務委員長の滝実・衆議院議員(奈良2区)からは、「私たちは4年(衆院議員)、6年(参院議員)の中で選挙をしている」として、各種選挙の度に仕事が増える党職員に、メリハリのある生活を促しました。

 この後、岡田幹事長の指名であいさつに立った裏方さんトップの、民主党事務局長、秋元雅人さんが「岡田幹事長の“お年玉”は来年(の仕事納め式で)も言っているような気がする」と述べると、岡田幹事長はじめ党職員みんなが大笑い。しかし、秋元事務局長も職員の有休取得について、「しっかりチェックしていきたい」としました。とにもかくにも、選挙はメリハリですから、党本部もメリハリのある生活で、日常業務の“仕分け”をしっかりやって、平常時は鋭気を養い、“いざ鎌倉”の第46回総選挙では万全の力を発揮できるようにしてほしいと考えます。

 日本は資源がない国ですから、労働時間が長くなるのはやむを得ません。でも、だからこそ、労働生産性をアップするためにも、しっかりと仕事を“仕分け”して、有休をとり、良い仕事をしていきましょう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

仲井真弘多・沖縄県知事が普天間飛行場返還へ歴史的英断 辺野古崎沖埋め立て移転へ

2013年12月27日 15時24分04秒 | 岡田克也、旅の途中

[写真]名護市役所前で記念撮影する筆者、1998年。

 やっとのど元に刺さった魚の小骨がとれた気がします。

 沖縄県の仲井真弘多(なかいま・ひろかず)知事が、宜野湾市のアメリカ海兵隊「普天間飛行場(普天間基地)」を、名護市の辺野古崎沖の埋め立て飛行場に移す計画を2013年12月27日(金)決断しました。アメリカは数年以内に、普天間飛行場を返還する見通し。

 結果として、1997年11月の政府決定に沿った格好となります。

 鳩山由紀夫・民主党代表(ネクスト総理)が2009年7月19日、国民新党代表の亀井静香氏にせまられる格好で、思わず口をついた「最低でも県外」の発言で、迷走しただけに、一人の民主党員としてのど元に突き刺さった小骨がとれた気がします。

 沖縄本島の北部は、もともと、那覇とは違う王朝がありました。この北部地域の国政府の地域振興策により、読谷村(よみたんそん)、北谷町(ちゃたんちょう)は、商業施設が整っていますが、名護市は北部地域でも他自治体に比べて見劣りしてきたとされています。今回の名護市への負担増により、地域振興は確実であり、名護市民のみなさんは、自分たちの生活を考えて、政治行動をすればいいように、門外漢の私には感じられます。

 一方、宜野湾市にある普天間飛行場(普天間基地)は本島の交通では要衝といえる位置にあり、交通渋滞と危険性にさいなまれてきました。普天間飛行場が返還されれば、まずは道路の拡張ということもあるでしょう。開発ということになりますが、しっかりと自然もいかした素晴らしいものにしてほしいと、切望します。

 ちなみに、安倍首相は2021年度までの予算確保を明言しました。「2021年度」とは「2022年3月31日まで」のことです。沖縄では大事なことは、下1桁が「2」の年に決まると言われます。これは単純な理由で、1972年に本土復帰し、アメリカ軍基地と那覇防衛施設局(現・沖縄防衛局)と、それぞれの地主との契約が始まっているため、この更新期に大事なことが決まるとされています。

 もともと、「最低でも県外」発言のあと、アメリカに呼び出されて、1週間説明したのは、民主党政策調査会の職員と、岡田克也幹事長の秘書の2人です。かなり厳しいことを言われたこともあったようです。

 その後、岡田克也外相が「米海軍嘉手納基地への統合案」を検証。私もいまだに、2度にわたり「嘉手納統合案」が消えた理由はさっぱりわからず、いつか知りたい。


 さらに、岡田さんが幹事長に戻った後、マニフェストの「地方一括交付金」について、内閣府沖縄総合事務局から実現させることにし、沖縄県地域振興交付金が実現しました。これが、安倍内閣でも功を奏した格好になります。ぜひ、沖縄県庁の自由度100%の交付金として、2021年度以降も、どの党の内閣でも続けて考えます。止めるのは税源そのものを移譲するときだけです。

 そして、何よりも、防衛事務次官だった守屋武昌さんが自叙伝のなかで、稲嶺恵一・沖縄県知事から「守屋さん、沖縄では大事なことは20年かかるんですよ。石垣島空港だって20年かかって誰も困らなかったではないですか」と言われて怒りを持ったという話。これは防衛事務次官が上記の沖縄返還と地主と沖縄防衛局の関係を事務次官ともあろうものが知らなかったんだろうと、私は思います。4年間事務次官を務めたのですから有能な官僚なんでしょうが、事務次官在任中に歴史に名を残そうとして暴走した可能性もあります。

 やはり、20年以上かかる話は政治家がしっかりグリップして、国民が支えなければならない。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

岡田克也さんが新党応援、「2014年は動きが顕在化」明言、岡田克也を日本のネルソン・マンデラにしよう

2013年12月10日 20時22分09秒 | 岡田克也、旅の途中

[画像]釈放され支持者を前に両手を挙げるネルソン・マンデラさん(左、俳優による再現)と初当選し支持者と万歳する岡田克也さん、ともに1990年2月中旬=それぞれ、映画「マンデラの名もなき看守」と、NHKニュースから筆者撮影。

 岡田克也さんは2013年12月10日(火)夜、前日のみんなの党分裂劇について、「渡辺喜美代表の言動には首をかしげることが多かったのも事実」「江田憲司さんや小野次郎さんは、私が政治家になる前からの長い付き合いで、いろいろな意味で意見交換を続けてきた人たちです。非常にいい人たちが集まったなという感じはします」と語り、江田新党に期待を寄せました。

 江田憲司さんは通産省の後輩、小野次郎さんは東大法学部同級生。自民党竹下派(田中系)のホープだった岡田さんが離党後に、政権を取った同じ竹下派(佐藤系)の橋本内閣で首相秘書官を務めたのが江田さんで、岡田代表が対峙し敗れた小泉内閣の首相秘書官が小野次郎さんです。小野次郎さんはプライドの高い警察官僚なのに、同学年の岡田さんに対して、「西山記者事件、あれはいったいなんだったんですか?」と昨年2月質問しています

 国会対策として「お付き合いする党が1つ増えますが、江田さん中心の新しい党と、残されたみんなの党、いずれも野党として必要な連携をしていきたいと思います」とバランス感覚を見せながら、「まず民主党がしっかりすることが重要」との背骨を示しながらも、「そのうえで他党との連携があると基本的に考えています」「いずれにせよ、来年1年は様々な動きが顕在化する」と、与党の一部も含めた政界再編に含みを持たせました。

 

○みんなの党分裂―自民党と対峙し、国民の選択肢となる塊が必要

みんなの党が分裂しました。江田憲司さんはじめ14名で新しい党をつく
るということです。

いろいろな経緯はあったと思います。特に、渡辺喜美代表の言動には首を
かしげることが多かったのも事実です。ただ、党の分裂というのは当事者
間の問題なので、評論家のようにいろいろと言うことは差し控えたいと思
います。

江田さんや小野次郎さんは、私が政治家になる前からの長い付き合いで、
いろいろな意味で意見交換を続けてきた人たちです。非常にいい人たちが
集まったなという感じはします。

1つの党をつくっていくのは大変なことです。かつ、これから野党がいろ
いろな意味で1つにまとまっていくなかでご苦労も多いと思いますが、し
っかりと頑張っていただきたいと思います。

もちろん、非常に優れた人たちが引き続きみんなの党に残っておられるこ
とも事実です。お付き合いする党が1つ増えますが、江田さん中心の新し
い党と、残されたみんなの党、いずれも野党として必要な連携をしていき
たいと思います。

これから、野党がどうやってまとまっていくのか。まず民主党がしっかり
することが重要で、そのうえで他党との連携があると基本的に考えていま
す。

いずれにせよ、来年1年は様々な動きが顕在化する。そして、いかなる形
であれ、自民党にしっかりと対峙し、国民の皆さんの選択肢となる塊が必
要であるということは間違いありません。

しっかり気を引き締めて頑張っていきたいと思います。

 ネルソン・マンデラANC党代表(アフリカ民族会議党代表)が27年間の獄中生活から解放され、支持者の前に出たのが、1990年2月11日(日)。岡田克也さんが衆議院議員に当選したのが、1990年2月18日(日) 。ベルリンの壁が崩壊し、世界が大きく変わった頃でした。なお、マンデラさんをたたき上げの立志伝中の人物のように評価する国内報道がありますが、マンデラさんは同国の代表的な酋長の子です。岡田さんが岡田屋・イオンの代々創業者の子のようなものです。

 私の古い友人で、同い年で、西川壮太郎君から学生時代に聞いた話。1994年4月の南アフリカ大統領選挙に国連監視団の一員として、現役中央大学生として派遣された西川君は、外務省で、羽田孜外相(細川内閣・副総理兼務)から送り出され、監視団員として南アフリカで活動。マンデラ大統領誕生(デクラーク副大統領)の歴史的シーンを見届けて、日本に帰ったら、外務省で柿沢弘治外相(羽田内閣)から「やー君たちお疲れ様」と出迎えられて面食らったそうです。が、柿沢外相は2か月で交代し、村山内閣で河野洋平外相に変わった。世界がこんなに変わったのに、日本はこれでいいのか。彼は帰国報告会などで「持ちネタ」にしていたようだから、この話はほかに聞いた人もいるかもしれません。それから20年、BRICsともてはやされる南アフリカと、いまだに官僚主導政治が続く日本があります。現在はJETROハノイ事務所駐在員を務める西川君は、最近では、ハノイの家電売り場が韓国製品ばかりになってしまっていることを日本人に知ってもらいたい、と訴えています。

 別に西川君は、政党などは関係ありません。

 さて、政党の話に戻って、おととい閉会した第185臨時国会は、福山哲郎、芝博一・両元官房副長官の特定秘密保護法審議への抗戦に心打たれました。すでに、参議院というハウスにおいては、福山哲郎外交防衛委員長、芝博一内閣委員長。福山さんは外務副大臣として官記もいただいています。今回参議院みんなの党の分裂により、民主党・新緑風会は向う6年間の参議院第2会派の座がますまず盤石となりました。しかし、その安住の先には、参議院社会党の衰退が待っています。

 しっかりと参議院をグリップした政権運営ができることこそ、私たち岡田系に求められる野党期の自己鍛錬なのでしょう。

 不幸中の幸いで、秘密保全法制という対立軸ができました。岡田さんも当初は秘密保護法に対してその必要性を強調していましたが、福山・芝両理事の鬼気迫る委員会運営もあって、最後は明確に反対を打ち出しています。

 閣議の議事録作成は、公明党も賛同しており、方向性は完全に一致しています。

 なお、岡田さんは、渡辺美智雄元大蔵大臣に巣食うバブルの紳士が経営するゴルフ場の会員権を、通産官僚時代に必要に迫られて、1つ購入したところ、バブル崩壊で、大損して、完璧主義者なので、いまだに損切りできずにいるようです。

 それはさておき、もう1回政権を取った時には、オープンガバメントを徹底し、総選挙による国民の政権の選択をしやすいようにする。そのために、マンデラさんのように27年もかけるわけにもいきませんが、前回の野党期15年との通算で、向う11年(すでに第2次野党期は1年経過)以内には政権を取り戻しましょう。

 もう2回などと言ってはいけません。

 人生1度きりです。

 もう1回だけ。

 岡田が決めたらどこまでも。一度決めたら同じことを言い続けられる人が一番強い人です。

 まっすぐに、ひたすらに、オープンガバメント街道を走っていきましょう。日本をあきらめない。

  

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

岡田克也さん「オープンガバメント勉強会」を発足 CP研(比較政治制度研究会)から22年目の秋

2013年11月13日 23時59分59秒 | 岡田克也、旅の途中

 岡田克也さんは2013年11月13日(水)に「オープンガバメント勉強会」(OG勉)を立ち上げたことを、14日・15日、自ら発表しました。

 岡田さんは、衆院小選挙区による政権交代可能な二大政党政治をめざした「比較政治制度研究会」(CP研)を1991年11月14日(木)に立ち上げました。自民党、公明党、民社党、社会党の4党の同期で、メンバーは十数人。

 CP研から22年。副総理を経験しながらも、いまだ若き、8期・60歳。

 今回は超党派ではなく、党内の若手(現・前議員)とともにOG勉を立ち上げました。

 CP研の十数人からは、2009年5月中旬の民主党代表選の岡田選対の中心となった細川律夫さん、土肥隆一さん、あるいは仙谷由人さんが含まれています。また、柳田稔さんは、昨年の予算委員長として、いつも「岡田担当大臣」ではなく「岡田副総理」と指名続けるなど、サポートしました。

 12年前の比較政治制度研究会(CP研)発足を報じた、朝日新聞記事は次の通り。なお下の記事には入っていませんが、社会党からは仙谷由人さんも入会しました。

[朝日新聞記事から引用はじめ]

超党派で政治制度研究会を発足
1991.11.15 東京朝刊 3頁 3総 (全289字)  

 自民、社会、公明、民社4党の当選1回代議士17人が14日、超党派の「比較政治制度研究会」を発足させた。与野党の垣根を超えて、政権交代や政界再編を視野に入れつつ新しい日本の政治システムのあり方を探るのが狙い。会の中心になるのは、自民党の政治改革推進グループや、社会党の「ニューウェーブの会」のメンバーら。研究会のメンバーは次の通り(敬称略)。

 【自民】岡田克也(竹下派)、岩屋毅(宮沢派)、住博司(同)、石原伸晃(三塚派)、赤城徳彦(河本派)、今津寛(同)、簗瀬進(同)【社会】池田元久、細川律夫、細谷治通、堀込征雄、松原脩雄、土肥隆一【公明】倉田栄喜、東順治、平田米男【民社】柳田稔

[引用おわり]

 岡田さんの発表は次の通り。



昨日(13日)、私が主催する「オープンガバメント勉強会」というのをスタートさせました。

これは、政治や行政の流れをオープンにすることで、国民の政治参加や行政に対する関心を高めるというものです。

アメリカではオバマ大統領が積極的に取り組んでいる他、各国でいろいろな試みが始まっています。

私は、民主党政権の1つの成果として、事業仕分けやそこから派生した行政事業レビュー、つまり、国の6000の事業すべてについて、内容、予算額、使い道まで含めて、各省庁のホームページですべて分かるようになっています。現在もこれは続いていますが、こういうことが、国民の政治や行政に対する関与・関心、あるいはチェックを深めていくことになります。

このオープンガバメントをさらに前に進めていきたいと常々思っていましたが、たまたま、ある会合でお会いした前議員の江端貴子さんが同様の問題意識を持っておられて、「それなら勉強会を立ち上げよう」ということになり、現職の議員と前職の議員10数名でこの勉強会を立ち上げました。

具体的な内容について、これから折々に触れてお話ししていきたいと思いますが、私は、民主党にとって、オープンガバメントは1つの大きな政策の柱になる非常に重要な問題だと考えています。

いままで民主党政権の中で、このオープンガバメントに関してどういうことに取り組んできたか、あるいは、私自身がどう取り組んできたかということは、次回報告したいと思います。



前回お話ししたオープンガバメントに関して、いままでどういったことが実現したかということを、今日はお話ししたいと思います。

民主党政権で脚光を浴びたものに、事業仕分けがあります。事業仕分けは、国の予算の内容について、外部の有識者を交えて国民の前で議論をして、問題点を明らかにするという試みでした。

もちろん、予算を削減するという目的もありましたが、いままで明らかになってこなかった1つひとつの事業について、国民の前で議論され、どこにどういう問題があるかということがはっきりしたという、非常に大きな、ある意味では革命的な転換だったと思います。

そこからさらに進んで、行政事業レビューシートというものが実現しました。これは、国が6000の事業について、名称、目的、予算額、そして、その予算が最終的にどういう経路(財団法人、社団法人、業界団体など)を通じて、どこにいくら流れたのかということが明確になったシートです。国の事業全てについて明らかにし、各省庁のホームページにアクセスすればそれが分かるようになりました。

この行政事業レビューは、幸いなことに安倍内閣でも引き続き行われています。これは世界に例のない大きな試みだったと思います。

行政事業レビューシートにアクセスすることによって、国民の皆さんが様々な意見を出し、チェックすることで、行政も国民に対して説明できないような事業、例えば天下り法人を通じて中抜きがされるようなことはできなくなったという、非常に大きな価値を持つものです。

私が閣内でやってきたオープンガバメントに関する仕事についても申し上げておきたいと思います。

外務大臣としてまず取り組んだのが、日米密約の解明です。

長年、歴代の総理や外務大臣が「密約はない」と言ってきたわけですが、政権交代を機に、4つの密約について明らかにし、それへの対応も含めてきちんとした結果を出したと思っています。

そして、この密約の問題をきっかけに、外交文書の公開ということを制度化しました。

30年経ったら公開するという一応のルールはありましたが、実際にはそれが行われていませんでした。30年経ったら原則公開するというルールを明確にし、公開しないものは最終的に大臣が判断するということにしました。人員も増やして、外交文書の公開がいまスピードアップして進められているということです。

もう1つ外務大臣のときに行ったのは、記者会見のオープン化で、記者会に入っていないフリーの記者なども含めて、記者会見に参加できるようにしました。

副総理として行ったことは、1つは政府CIO(内閣情報通信政策監)の任命です。

つまり、情報に関する各省庁横断的な責任者を置いたということです。これはアメリカなどに例がありますが、日本でも内閣官房副長官に次ぐような高い地位の役職を作り、遠藤紘一さんという専門家を民間から招いて、政府CIOに任命しました。

各省庁のIT投資はいろいろな重複や無駄があり、レベルも各省庁によって相当差があります。それを横断的に見ることで、IT投資の無駄をなくし、IT化をさらに進めていく。社会保障・税番号制度(マイナンバー)の導入も決まりましたので、これから政府のITを通じた効率化、行政改革というものは、格段に進んでいくと思います。

ただ、政府CIOを総理や官房長官がどれだけ活用していくということにも関わってきますので、ここは是非安倍政権にもお願いしておきたいと思います。

もう1つ私が副総理として取り組んだのが、閣議の議事録を作成し、原則30年後に公開するというものです。

いろいろな抵抗はありましたが、有識者会議も開いて、結論は出しておきました。残念ながら、法案に提出に至らないところで政権交代になりましたが、これなども是非安倍政権にやってもらいたい。いまはまだはっきりしませんが、その重要性についてよく認識してもらいたいと思っています。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

岡田克也さん、東北楽天ゴールデンイーグルス日本一、「(代表辞任以来)8年間応援してきたからうれしい」

2013年11月06日 12時20分09秒 | 岡田克也、旅の途中

[写真]星野監督の胴上げの写真は、東北楽天ゴールデンイーグルス公式ホームページから。

 東北楽天ゴールデンイーグルスが2013年11月3日、プロ野球日本一になりました。本拠地、日本製紙クリネックススタジアム宮城(宮城県仙台市宮城野区)で、球団創設からわずか9年目、東日本大震災から3年目に達成しました

 心よりお喜び申し上げます。

 2500名の行方知らずの方々も、太平洋で喜んでおられるでしょう。

 岡田克也さんは2005年9月12日の民主党代表辞任と入れ替わりに楽天監督になった野村克也さんを「克也」つながりもあり、応援してきました。実際には、毎年4月の戦いを見て、連休明けに今年の応援球団を発表していたのですが、毎年楽天でした。ただ、与党になり、内閣に入り、党幹事長として震災国会の指揮を執る中で、発表が遅れたり、発表がない年もあり、心の余裕を失っていた時期もありました。しかし、一貫して応援してきた8年間。とくに「田中のマー君」と圧倒的に実力のある者を評価する姿勢。新規参入を評価する姿勢がこういうことになったんだろうと考えます。それと、岡田さんは、ちょうどこの8年間というのは、タバコをやめて、禁煙し続けているんですね。そういった様々な人生が岡田という男の周りで動いていくことに面白さを感じます。

 私も、日経新聞横浜支局に転勤した1998年9月に横浜ベイスターズが優勝。それが、半世紀で1回だけの優勝ということで、プロ野球との不思議な運命というものを、たまに感じることもあります。

 東海地方選出でありながら、弟が働き、父が戦後初めてチラシを出した中日新聞社経営の中日ドラゴンズにはリーグの違いもあり、特段のスタンスを見せていませんでした。なお、「巨人もけっして嫌いではありません」と強調し、参院選後、地元活動を強化している衆議院議員らしさをみせました。

 今でも、3・11の漁協組合長さんにはいまだに「岡田幹事長」と呼ばれる岡田さんですが、「田中のマー君」と突出した人を評価する姿勢が、民主党代表辞任から8年間応援し続けたイーグルスがこれだけ、スポーツの力を見せることになるとは驚きです。 

 なお、小沢一郎・衆議院議員の事務所は6日、当ブログの取材に応じて、「特段、コメントなどは発表していない」としました。その理由について「(マスコミなどから)求められていないから」と答えました。 


 岡田克也(岡田かつや)Talk-About から

プロ野球の東北楽天ゴールデンイーグルスが日本一になりました。おめでとうございますと申し上げたいと思います。


私は、野村さんが監督に就任して以来のファンなので、かれこれ8年間、楽天を応援してきたということになります。

いままでの楽天は、どこか粘りがないというか、ずるずると負けてしまうケースが多かったのですが、今年は驚異の粘り腰で、打線もいいときに逆転するといった場面が非常に多かったと思います。

そして、何と言ってもやはり田中投手、マー君は、おそらく20年、30年に1回の1年間だったのではないかと思います。つまり、戦後に今年のマー君ほどの神がかり的な活躍をした投手というのは、いたとしても1人か2人ぐらいではないかと思います。

日本シリーズの最後も1回投げました。私は、投手の起用方法としてどうなのかなと、クライマックスシリーズのときから見ていましたが、本人が「どうしてもやりたい」と言ったと聞いて、納得しました。

まさしく神がかり的な活躍。これで大リーグに行ってしまうのか。大リーグで活躍してもらいたいという気持ちも一方でありますが、他方で楽天のためにもう少しいてほしいという気もします。

三重県の大学(三重中京大)出身の則本投手も、新人ながら本当に頑張ったと思います。

素晴らしい楽天のこの1年だったのではないかと思います。東北の皆さんにも勇気を与えました。是非、来年も頑張って楽しませていただきたいと思います。

巨人も私は決して嫌いではありません。来年こそまた頑張ってもらいたいという思いで、星野監督の顔、原監督の顔を見ていました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

岡田克也・国会改革プラン与野党国対協議へ、ボス猿マッチー「やはり民主党はろくな党でない」とこき下ろす

2013年11月01日 08時21分45秒 | 岡田克也、旅の途中

[写真]民主党国会改革プランを「やはり民主党はろくな政党でない」とこき下ろす、町村信孝・清和会会長、2013年10月31日(木)=NHKニュースから撮影。

 ボス猿マッチ―、町村信孝・清和会会長が、配下の議員にいきがりました。

 自民党の最大派閥・総裁派閥の清和会は、31日木曜日昼、党本部で定例会合を開き、マッチ―こと町村会長は、民主党選挙改革・国会改革本部(本部長・岡田克也さん、本部長代行・大畠章宏幹事長)がまとめた民主党プラン「今後の国会改革の方向」について、こきおろし、「やっぱり民主党ってろくな政党じゃないな」と断言しました。

 私が育った東京・下町では、学年が下の子供とつるんで先輩面しているだけで、同級生からはバカにされます。一方、外国人プロ野球選手で、オバンドーがセギノールより6歳年上なのに、パナマで幼馴染で野球を教えていたと聞くとそういうのもいいかな。だから年下のセギノールは両打ちができるのかなと感じたこともあります。

 北海道開拓の英雄である町村家はどうだったのでしょうか。

 マッチ―はことあるごとに、通産省の後輩の岡田さんに毒づくことで知られます。

 岡田さんは2012年6月の記者会見で「石油部というところで私が計画係長、町村さんが石油企画官という、これはラインは一緒ではないのです。我々は総括ラインで、町村さんはもう一つ違うラインだった」とし、自分はメーンストリーム(主流)だったが、町村さんは傍流だったと明かしています。岡田さんは「石油ショックによるガソリン・灯油統制のための配給切符を印刷して倉庫にしまう」という秘密の仕事を管理しました。

 これに関連して31日の衆・国家安全保障に関する特別委員会(委員長=額賀福志郎・平成研究会会長)の参考人質疑で、元内閣官房PKO室長の柳沢協二さん(防衛省)は、「ポスト争いは官僚の仕事のやる気にもなっている」としながら結果的に、イラク戦争当日に大量破壊兵器がない、という情報を誰一人つかめていなかったことを初めて明らかにしました。2003年3月20日の衆・本会議で岡田さんは「大量破壊兵器がない」可能性について小泉首相に質問しています。

 一方、マッチ―は清和会会長でありながら、会員の福田康夫首相のもとで、内閣官房長官を務めました。自民党の歴史で唯一でしょう。このとき、2008年4月に「ガソリン1リットル25円値上げ法成立」の際には、祝宴を銀座の料亭であげる、という突っ込みどころ満載の世間ずれした自民党の姿を見せ、政権を失いました。

[画像]ガソリン値上げ法の成立の祝宴を上げた福田内閣の町村信孝・官房長官、東京・銀座、2008年5月1日放送の日本テレビニュースゼロから。

 清和会会員は、町村会長をひきずりおろすか、あるいは退会して平成研究会(経世会)に入会する。それが気軽にできる自民党改革でしょう。

 岡田さんがまとめた「今後の国会改革の方向性」は次の通り。岡田さんのホームページにあるPDFでもうちょっと詳しく説明してあります。

 「今後の国会改革の方向性」

 岡田かつや公式ホームページ内(PDFの案内)

 民主党ホームページ内から、以下、引用

「今後の国会改革の方向」(要旨)

(1)国会審議の充実化と(2)国会運営の効率化
•いわゆる「通年国会の検討」――国会審議の活性化や即応性、法案審議の効率化等の観点から、「通年国会」を検討する。
•委員会審議の活性化――委員会定例日は原則委員会を開催することを明確化する。そのうえで、委員会審議は本来野党の時間が最優先されるべきとの観点から、野党審議時間の大幅増を求める。
•総理、閣僚の国会出席ルールの見直し――この見直しは国会審議の活性化の観点から行うものであり、総理その他の閣僚が恣意的に国会審議を避けるための方便とさせないために、与野党合意にもとづく厳格なルールづくりを行う。
•委員長手当等の見直し
•両院協議会のあり方の見直し
•参院の問責決議案の位置づけ検討
•形骸化している党首討論の見直し
•衆院本会議での押しボタン式投票導入の検討
•各種委員制度の見直し
•立法府情報の電子化(「電子国会」e-Diet)の検討
•国会の無駄なハコモノ一掃

(3)議員活動基盤の強化

 議員歳費削減や議員年金の廃止などの改革は進んでいるが、一方で議員の活動基盤強化のための改革は見逃されがちである。国民の負託に応え、国会審議を充実したものにするために、優れた人材が国会議員を目指し、その能力を最大限発揮できる環境づくりを行う。
•立法補佐機能の強化
•立法府情報の電子化「電子国会」e-Diet)の検討
•議員退職後の措置の検討

(4)危機管理対応

 閉会中や土日祝祭日でも、大規模災害等の非常時に国会が即座に対応できる環境を整備する。
•災害発生後の早期の国会機能回復計画の策定
•委員長代理の役割の明確化
•議員の東京滞在ならびに宿舎の機能強化

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

◎岡田克也さんの「集団的自衛権」の考えがついに明らかに 衆予算委 日本>日米同盟>米国>国連

2013年10月22日 12時54分16秒 | 岡田克也、旅の途中

 2013年10月21・22日(月火)に衆・予算委基本的質疑が開かれ、民主党から7人が安倍首相に質疑しました。衆参ねじれ解消後の「黄金の3年間」の実質的スタートになります。

ラストバッターの岡田克也さんは、いつも通り、前日のうちにホームページ、メールマガジンなどで質疑事項を、支持者や国民に公表しました。

 このなかで、私がたいへんに楽しみにしていたのは、集団的自衛権に関する項目。なぜかというと、私は岡田さんの考え方で、集団的自衛権に関する考え方が、イチバン私には理解できなかったからです。それがきょう、だいたいわかりました。

 岡田さんは「総理は、積極平和主義とは国際協調主義だ、と言っているが、集団的自衛権は国際協調主義ではない。アメリカの利益と一致する場合もあるが、一致しない場合もある」と語りました。安倍首相は「(集団的自衛)権利があるのと行使するのは違う」と答弁。岡田さんは「国連憲章第2条の4は国際関係にある武力の行使を原則として禁止しているが、例外的に39条で国連の安全保障措置、51条で個別的または集団的自衛権を認めている」とパネルで示しました。

[画像]パネルを出すように、玉木雄一郎委員に命令する岡田克也委員(右)、2013年10月22日(火)、衆議院インターネット審議中継からキャプチャ。

 で、私はこの普遍的集団安全保障機構であり、メンバーの集団的自衛権を認める国連に加盟している日本がなぜ集団的自衛権を持つことに岡田さんが慎重なのかが、これまでどうしても理解できなかったわけです。

 岡田さんは2001年の「9・11」の後に、アフガニスタン対テロ戦争の特別委員会の筆頭理事を務めたほか、イラク戦争開戦当日の本会議で大量破壊兵器がない可能性を指摘しています。

 岡田さんは「日本国憲法上の権利を持つことと武力を行使することは違う」として、「地球の裏側まで行っていいわけではない」「変えてはいけないものと変えていいものがある。国連憲章の(日本国内での)解釈は変更の余地があるかもしれないが、先の大戦の反省による憲法9条の「侵略戦争の放棄」を変えることは、諸外国に違うイメージを発信してしまう。一つの内閣で(解釈の変更などを)やるべきではない。立憲国家としてやるべきではない」と主張しました。

 これでようやく分かりました。

 つまり、岡田さんは、日本の安全のために、日米同盟を重視している。それは自民党の外交3原則「国連中心主義」あるいは「国際協調主義」ではなく、日本の安全のために、日米同盟を利用すべきだと考えているわけです。しかし、その日米同盟のもとに、イラクやアフガニスタンに時期は別として、自衛隊を出さざるをえないことになってしまっています。それは日本が主権国家として出す出さない以前に、アメリカとの関係でその判断の自由すらない。そして、岡田さんは日米同盟を重視しており、国連は下に見ているのですが、その国連安保理が、イラクPKO、アフガニスタン洋上活動などにお墨付きを与えています。しかし、これはみんな分かっていることですが、国連安保理とは事実上、アメリカ、ロシア、そして、英、仏、中のことです。

 そうなると、日米同盟を日本の平和を守る部分に限ってなるべく利用すべき。だから、日本の憲法の解釈を変えての、集団的自衛権には慎重だということです。

 私の習作として、次のようにまとめてみました。



 このように、日本国を上にもっていき、アメリカも同列にしました。それを下支えするのは当然にして「日米同盟」という公共財。しかし、日米同盟のために、イラク・アフガニスタンに行かざるを得ない。近隣地域では、韓国には一部日米同盟の下支えがありますが、中露ASEANは日本の自分の力での対話による信頼醸成が必要です。そして、岡田さんは国連という権威は下に見ていると言えるでしょう。実はこれは、現実問題としては事実であり、国連を上にある世界連邦と考えるのはまったくの空念仏です。

 さらに、岡田さんは日韓関係について取り上げ、村山談話の中には「植民地支配」と「侵略」という2つのキーワードがあり、この2つのキーワードについては、総理が変えるという趣旨のことを言うべきではないと釘を刺しました。

 黄金の3年間のスタートにあたり、この集団的自衛権に関する岡田さんの考え。私にとっては最も謎だったので、実りの秋となりました。

【追記 2015年9月28日午後11時】

 上の概念図のうち、「PKO」は「集団的自衛権」です。私の言葉足らずです。この「追記」での補足にとどまらせていただきます。他の記事については、岡田さんの過去の発言との整合性が話題になっていることにも配慮して、いっさい修正しておりません。

【追記おわり】

【簗瀬進さんが政界引退】


[写真]簗瀬進さん、2011年、宇都宮市内、筆者(宮崎信行)撮影。

 簗瀬進さん(63歳)は2013年10月20日、第23回参院選の元職としての落選を受けて、政界を引退することを発表しました。来年4月1日から、昭和音楽大学副学長として憲法学の教壇に立つそうです。



[画像]衆院小選挙区導入法案をめぐりハマコー(中央)ともみ合う岡田克也さん(背中)、簗瀬進さん、増子輝彦さん(右)、東京・自民党本部内、1993年6月15日、フジテレビニュース映像から。

 簗瀬さん、お疲れ様でした!!!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

岡田克也さん「公明党席の拍手が非常に少ないな」安倍首相黄金の3年間スタート所信表明演説で

2013年10月16日 06時40分27秒 | 岡田克也、旅の途中

 岡田克也さんは、衆参ねじれが解消し「黄金の3年間」最初の国会となった2013年10月15日(火)の衆・本会議の安倍首相の所信表明演説について、「公明党席も拍手は非常に少ないという印象を受けました」と語りました。同日付ブログなどで情報発信しました。

 私はきのうは所要で国会に直接傍聴に行けませんでしたが、衆に限れば、昨年末から構成は変わらないので、だいたいそういう雰囲気だろうな、と推測しました。

 岡田さんは昨年末までの副総理時代に、閣議・閣僚懇談会の議事録づくりに関する勉強会をつくり、イギリス政府からの知見を得るなどして、取りまとめましたが、下野に伴いやり残しました。

 これについて、政治改革や統治機構改革に強い、公明党の大口善徳さんが、特定秘密保護法案の与党内修正論議で、「閣議・閣僚懇談会の議事録作成に関する公文書管理法改正法案の提出」を、自民党政府に対して要求しています。

 大口さんといえば、1997年12月の新進党最後の両院議員総会で、草川昭三さんとともに、岡田克也さんの1つ前の席に座り、岡田さんの「新進党と書いてくださった有権者に対する裏切りだ」と、小沢一郎氏に対する批判を腕組みしながら耳を傾けたこと議員です。

この辺の動向も踏まえながらの、公明党に対するメッセージとなったのかもしれません。

 ◇

 なお、国会提出法案のトップを切って、厚生労働省が「社会保障制度改革プログラム法案」の全文を同省ホームページに掲載しました。(http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/soumu/houritu/185.html

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

◎岡田克也さん立ちあがる「党改革は避けられない」「具体的な改革案を折々発言する」と宣言

2013年10月09日 17時02分59秒 | 岡田克也、旅の途中

[画像]伊勢神宮の20年ごとの式年遷宮関連の行事に参加した岡田克也さん(60歳)ら、同氏フェイスブックページから。

 岡田克也さんは、秋の臨時国会召集を翌週にひかえた2013年10月9日(水)の午後0時半ごろ、ブログ・メルマガなど各種個人媒体で「次期総選挙にむけて、党改革案を、折々に発信していく」と発信しました。

 岡田さんは昨年末「私が出て行ってもまとまらない状況になった」と語って以降、次期総選挙に向けた民主党改革に関する発言はしていませんでした。

 岡田さんは「衆議院選挙、参議院選挙それぞれの総括の中で、党をいかに国民の皆さんの期待に応えられるものに変えていくか、党改革をどうするかということが、大きなテーマになっています。私は、次の総選挙で国民の皆さんが民主党にもう一度期待していただくために、党改革は避けられない、最も重要な問題だと考えています」としました。

 第47回衆院選の目標については「もう一度期待していただく」として、政権再交代をめざすとまでは言いませんでした。

 発信の最後は、「具体的なことは、これから折々申し上げていきたいと思います」と宣言してしめくくりました。

 頼もしい限り。

 岡田さんは、党では、「民主党改革創生本部の本部長代行」と「民主党選挙制度・国会制度改革本部の本部長」をしています。この2つの本部は、ともに、岡田さんの下に大畠幹事長が入る構成となっており、海江田万里代表が必死に岡田さんを「取り込もう」としているものと思われます。

 海江田代表は、「選挙制度改革総合調査会長」と「衆議院予算委員会民主党筆頭理事」を岡田さんに要請しましたが、断られたもようです。岡田さんはけっこう関心が変わりやすい人で、下野後初めて衆院内閣委員となり、「行革」「マイナンバー」などやり残しを担当しましたが、法案成立もあり、秋の臨時国会では卒業します。

 一方、2009年の外相就任後、しばらく離れていた「地球温暖化対策」に関しての関心が戻ってきたようです。また、2001年の衆テロ対策特別委員会筆頭理事就任から関心がある「集団的自衛権」についても発言を再開しましたがこれに関してはやや「独自の主張」との指摘もあります。

 とはいえ、岡田さんの23年間といえば、言うまでもなく、政治改革です。

 このうち、すべての根幹である衆院選挙制度に関しては、実務者として、小選挙区比例代表並立制の堅持のために、臨時国会中の法制化を要求。

 そして、党改革でも、代表選の規約に関して来年1月の定期大会での改正をめざして、海江田本部長の下の岡田本部長代行として、変えていく意向と考えられます。具体的には代表(ネクスト総理)の任期と衆議院の任期をあわせたい、との思想をずっと持っています。

 さらに、公明党に対して、「今の制度ができたときの小選挙区3、比例代表2の原点に戻りたい」とのメッセージを送ったことから、野党再編ではなく、公明党と民主党による「新進党再結集」の方向性に向けて動いていくものと考えられます。

 国会外では、岡田さんが第1次野党期につくった「調査委託費」の復活を要望する声がありますが、岡田さんの考えはまだわかりません。参議院の「立法事務費」に関しては、比較的仲が良い郡司彰さんが会長になったので、少しずつ意見交換をしていくものと考えられます。

 参議院選挙制度に関しては、第24回参院選(2016年7月)で施行できるように、羽田雄一郎・参院幹事長を信頼しきって、意見交換は密にしながらも、すべてを雄一郎さんにゆだねる考えと思われます。

 私としては、次期代表に玉木雄一郎さんをすえてしまって一気に政権交代、総理交代してしまうダイナミズムを追及したいところですが、なかなか、そこまで民主党の組織力はまだないし、幅広い意味での国民のみなさまの政権交代ある二大政党政治へのご理解という点では、もう少していねいに時間をかける必要があるのかな、とも模索中です。

 実りの秋の臨時国会がスタートします。黄金の3年間は、政権交代ある二大政党政治にとっても黄金の3年間となります。

 しっかりと発言していきましょう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする