「花粉を風が運ぶ樹(風媒花)」の記事が続きます・・・
花粉症の方には画像を見ると顰蹙をかってしまいそうですが、花粉を風に運んでもらう樹(風媒花)の代表選手、それも最近は超悪役のスギの登場です。
最近は花粉の生産量が多すぎて前年対比で少ないなんて言っても絶対量は結構多いのですよね。 その証拠に前日に洗ったばっかりの車のフロントガラスもボンネットも真っ黄色・・・
スギの場合、雄花も雌花も枝の先端付近に着くのですが・・・
雄花の個数は非常に多く一枝にブドウの房状に30球くらい付きます。この1球に30万個の花粉が入っているというのですから、一枝から1000万個近い花粉が出され最盛期には黄色い煙が出ているように見えてしまいます・・・
(↓)こちらが雌花・・・「そんなに花粉が必要なのかねぇ~」と思いますよね。 相当受粉効率が悪いのですかね?
そして昨シーズン作られて種を出し終わった球果・・・
画像を見ているだけでクシャミが止まらなくなった方・・・ゴメンナサイ
【参考】
最近は少花粉スギなどが作られ植え替えられていますが、群馬県のスギ林の面積は約79,000haもあって年間造林量は200ha・・・すべてのスギを切って少花粉スギに植え替えるとしても単純計算で400年近くかかってしまうのです。
花粉放出量の多いスギ林の伐採・植え替えととともに窒素酸化物の削減対策や体質改善もやって行かないと花粉症対策は解決しないでしょうね・・・
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