この蔓植物は何度も取り上げているのですがインパクトの強い名前がどうしてもブログタイトルになってしまいますね! 他にヤイトバナとかサオトメバナとかの別名もあるのですが、葉や茎や果実を揉んだ時の臭気から付いた名前には勝てないようです。
しかし、花をよく見ると灰褐色の釣鐘型ので5弁に分かれて開く花冠ののど部分と内側が紅紫色で結構きれいなのです。
花を割ってみると紅紫色の花冠の内側には腺毛が密生し中央付近に5個の雄蕊が張り付くように有って、ひょろひょろと腺毛の中を伸びた雌蕊があって柱頭は先端まで伸びています。
この中に入った虫が体に花粉を付け出ていくときに入口付近の雌蕊に花粉を付けていくのですかね。受粉のための仕組みはどんな花も素晴らしいです・・・
結実の率は高いようで、すでに青い実ができていました。
そして蕾が凸型になった変形があって・・・
割って見ると橙色のタマバエの幼虫(↓の中央下)が出てきました。ハリオタマバエの一種が作ったヘクソカズラツボミマルフシです・・・
こんな臭いの植物にも虫は関係なく寄生するのですね・・・
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