林業試験場で開催された自然観察会研修では幾つかの虫えい(虫こぶ)が観察できたので紹介していきます。まずはナラメリンゴフシで、コナラなどナラの木の芽に作られた大型の虫えい(虫こぶ)です。
成熟して大きくなると赤くなって本当にリンゴのように見えてきます。この虫えい(虫こぶ)を食べたという人の話を聞いたのですが酸っぱかったそうです???
この虫えい(虫こぶ)はナラメリンゴタマバチによって冬芽に作られるのですが、写真を撮った林業試験場の自然観察会研修の時はまだ成熟していませんでした。購入したばかりのデジタル顕微鏡で二つ割にした虫えい(虫こぶ)を拡大し、撮影すると結構きれいにタマバチの幼虫が撮影できていました。
このあと5月下旬までには蛹化して6月下旬に成虫となって飛び立ち地中の根に産卵します。卵は7月に孵化して根に虫えい(虫こぶ)を作り無翅成虫が12月に現れて枝先に這い上がって冬芽に産卵するのだそうです。ここまで調べた研究者の方って凄い!
このデジタル顕微鏡・・・役に立ちそうですね!
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