Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

試合を左右した個人技(6/26名古屋対浦和)

2024-06-29 21:58:35 | 浦和レッズ
かなり前の試合ですが、水曜日の浦和レッズのアウェイ名古屋戦は1-0で浦和の勝利に終わりました。この日の浦和はCFでいつものチアゴ・サンタナでなくリンセンを起用してきました。リンセンは上背が170cmとそれほど高くないのでクロスを放り込んでも合いませんが、この日はリンセンが自分の役割をよく理解していた動きを見せました。

それは、フィジカルの強さを生かした相手DFに対するボール奪取です。序盤、佐藤が出した縦パスに対し、このリンセンの動きも効いて相手DF吉田がクリアミスしました。それを拾ったリンセンは左サイドを上がってきたソルバッケンにパスを出し、ソルバッケンの仕掛けからファーサイドで待っていた渡邉凌磨が合わせて、浦和は前半10分で1点リードを奪うことができました。

リンセンの前からの守備だけが浦和の強みではなく、この日はソルバッケンが好調で、相手DF吉田に対して1対1はほとんど勝てていました。たまたま、クロスを名古屋DFがクリアして決定機にこそならなかったものの、名古屋を率いる長谷川健太監督がこの劣勢に対しては策を打ち、まずは3バックだった守備陣で左アウトサイドだった内田を最終ラインに下げて、自陣に4枚常に残る布陣変更を打ちました。

それでも、浦和のリンセンのボール奪取は名古屋にとって脅威で、内田のところでボール奪取したリンセンに対し、内田が後ろからファウルで止めたという判定になって内田は2枚目のイエローカードで退場します。この退場で名古屋は4-3-2に布陣を変え、左SBには後半から投入された野上を置き、前に中山と山岸を置いて前からの圧力を弱めない戦い方を選択します。

浦和にボールを奪われたら即カウンターというリスクの高い戦い方ですが、名古屋が圧力を弱めなかったことで浦和としては逃げ切り方が難しい試合になります。それでも、前田直輝が独走して決定的な場面も作れましたが、GKランゲラックが止めて最後までわからない展開は続きました。最後、浦和が何とか1-0で逃げ切れたのは、伊藤敦樹と安居のダブルボランチが落ち着かせたところもあったでしょう。

しかし、この勝利の代償は大きく、この試合だけでソルバッケン、前田直輝、関根と3人も負傷交代を出してしまいました。いずれも筋肉系の怪我のようで長引きそうで、ただでさえ選手層に課題がある浦和がここで3人負傷で失うのは痛いと、勝ったものの素直に喜べない勝利ではありました。しかも、この日途中出場のMF岩尾の退団まで明らかになり、これからどうなるのだろうとちょっと今後が気になりました。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« オナガ | トップ | 今季一番の快勝(6/30浦和対磐田) »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

浦和レッズ」カテゴリの最新記事