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思い出の戦術(2006年ポルトガル代表)

2016-11-24 22:31:37 | ワールドサッカー
オフネタの昔話は、2006年ドイツW杯で4位と結果を出したポルトガル代表の記憶です。当時のポルトガルは強く、2年前の地元開催の欧州選手権で準優勝と結果を出し、勢いに乗って臨んだのがこのときのW杯でした。当時のポルトガルは、ブラジル代表を2002年W杯で優勝に導いた名将、ルイス・フェリペ監督が率いていました。

当時のポルトガルが強かった理由には、少し運もありました。それは、準優勝した欧州選手権の直前の欧州CLで、モウリーニョ監督が指揮したポルトガルのFCポルトが優勝と結果を出していたことです。ルイス・フェリペは、このFCポルトの主力選手を、そのままポルトガル代表の主力選手にする道を選択しました。

トップ下のデコ、ボランチのマニシェ、コスティーニャは、そのままFCポルトの主力からポルトガル代表になりました。戦術的にもそのままの4-2-3-1でしたが、当時のポルトガルの見せたスタイルは今でも鮮明に記憶に残っています。それは、1トップのパウレタは基本的におとりに使って、中盤の5人で組み立てからフィニッシュまですべてやり切ってしまうサッカーでした。

もちろん、その中盤に、フィーゴ、Cロナウドという稀代のスーパースターがいた幸運もあります。フィーゴがいたので、Cロナウドといえど右サイドでは出られず、左MFに回ったというほどの豪華布陣でした。このフィーゴとロナウドがサイドをドリブルで仕掛け、ボランチのマニシェがミドルシュートを狙ったり、逆サイドのウイングが中に詰めて点を狙うなどの多彩な攻撃がありました。

パウレタはフランスリーグで得点王になったほどの一流FWでしたが、そのパウレタはいいボールが来たときのワンタッチプレーに役割を絞っていました。その動きで2点ほど取っていますが、いい意味でパウレタが目立たないチームでした。

ポルトガルは準々決勝でイングランドにPK勝ちして4強入りしましたが、準決勝ではジダンのいるフランスに敗れました。しかし、このときのドイツW杯は、どのチームもいいコンディションで臨んだ思い出に残る大会でした。そんな大会に近い内容の試合を、またロシアW杯で見られることを期待しています。

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