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西大伍、浦和退団

2022-01-16 19:38:29 | 浦和レッズ
先日の浦和の新体制会見で、背番号8が小泉佳穂選手になっていたことで、「そういえば西はどうなった?」と気付きました。その会見の前に、彼は契約満了で浦和を退団すると発表になっていました。この時期に退団を発表するのは、彼のためには移籍先が見つかりにくくなるため、残念な印象はありますが、古巣札幌のキャンプにテスト参加することが報道されていました。

西は札幌の下部組織の出身で、プロ入りも札幌ですが、彼の在籍した当時の札幌はJ2に降格するなど低迷期で、内田篤人のドイツ移籍で右SBの即戦力が欲しかった鹿島が彼を完全移籍で獲得しました。この鹿島時代が彼の印象では強く、得点数こそそれほどではなかったものの、攻撃力のある右SBとして浦和にとって脅威でした。

鹿島で右SBのレギュラーに定着していたので、神戸への完全移籍には驚きましたが、本人は「イニエスタと一緒にプレーしたかった」のを移籍の理由に挙げていました。神戸でも右SBのレギュラーに定着していましたが、昨年に橋岡の移籍で右SBが手薄になっていた浦和が、完全移籍でオファーを出して移籍してきました。この時点で33歳と、スタメン候補での獲得でした。

開幕には出遅れましたが、西のプレーを味方として見ていればいいところも見えてきました。それは高い位置に出てボールをキープできるゲームメークのセンスです。ロドリゲス監督の戦術はSBを高い位置に出してサイドからゲームを組み立てるので、西のところでボールを失うと大きなピンチになりますが、彼の持っているボールキープのセンスは、前にいる右MFの関根を走らせることもできていました。

西にとって不運だったのは、中断期間に獲得した大物DF酒井宏樹の加入でした。西も確かにいい選手だとは伝わってきましたが、酒井宏樹はこれまでの浦和の右SBとはレベルが断然違う選手です。酒井宏樹加入後は西はベンチを温めることが多くなり、左SBに回す案もありましたが、明本の急造左SBなどのオプションをロドリゲス監督が用いたので西の出番は減りました。

今季の補強はDF陣が多く、酒井宏樹のバックアッププレーヤーは若手でということなのでしょう。西のスタメンを見ることが少なかったのは残念ですが、札幌へのテスト入団が実現するよう、遠くから願っています。

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