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川崎戦マニアック分析

2016-04-25 16:08:59 | 浦和レッズ
2ラインコンパクトサッカーの川崎の守りには手こずりましたが、決勝点になった武藤のゴールはうまく浦和の連動性が機能しました。それまで、関根や宇賀神からの低いクロスで勝負していた浦和ですが、この日は興梠がなかなか決定機を決められず、苦しい展開でした。そのため、関根をおとりにした森脇のアーリークロスを攻撃のパターンに変え始めていた頃でした。

得点シーン、森脇のアーリークロスから、李がヒールで落としたところを武藤がフリーになって、見事ゴール右隅にミドルを突き刺してゴールになりましたが、このゴールが決まった伏線には、興梠のフリーランニングがあります。興梠が右サイドで裏を狙う動きをしていたので、どうしても川崎DFは一枚つられて興梠を見るので、森脇のクロスのルートが空きました。

武藤のフリーで受けるセンスはさすがで、この日の川崎が2ラインコンパクトサッカーで引いていた、そのわずかに空いていたエリアをうまく見つけていました。それだけ時間があれば、武藤の技術があれば外さないです。きわどいところに蹴れば、いくら相手GKが韓国代表の鄭でも、取れないコースはあります。

このゴールを見て、川崎は思い切って前に人数をかけ始めます。そこで浦和が取った現実主義が、このチームの成長を感じました。それまで、強気に4-1-5の攻撃的布陣でボールをキープしていた浦和ですが、リードを守り切るためには5-4-1もやむを得ないと、逆に後ろにブロックを引き始めました。

それでも、相手には名パサーの中村憲剛がいますから、チャンスは時折ありましたが、それを抑えた後に逆に繰り出したカウンターが有効でした。独走した李を追いかけた関根が外してしまいましたが、決まっていればこちらを勝因に上げたくなるほどです。

ミシャも「10点満点」を口にするほど、この日は悪かった選手の名前が思いつかないほどの試合でした。とても、豪州遠征から帰って中3日の試合には思えないほどでした。幸い、次の名古屋戦が終われば、浦項戦が消化試合になったので主力に休養を与えられます。ちょうどいい流れになっている、そう感じた試合後の印象でした。

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