Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

ショートトラック

2018-02-04 21:20:52 | 他スポーツ
スピードスケートの亜種?、ショートトラックについて書きます。ショートトラックは普通のスピードスケートのリンクではなく、フィギュアスケートとリンクを共用します。それだけ、スピードスケートより狭い曲率を回るので、より技術を要求されるスポーツです。

ショートトラックには別の一面もあります。それは、ショートトラックは4人一組で滑って、タイムなどは一切関係なく上位2名が次のラウンドに勝ち上がれるルールになっています。そのため、駆け引きが重要で、最初はわざと集団の後ろにつけるような作戦を立てることも場合によってはあります。

また、転倒などが起きた場合でも上位2名の通過です。そのため、時には一番後ろで置いて行かれた選手でも、前に複数の転倒者が出れば逆転で金メダルが転がり込んでくるような奇跡も起こり得ます。ソルトレーク五輪で、豪州の選手がこれで金メダルに輝き「世界一ラッキーな人」と呼ばれてマスコミに注目されたこともあります。

日本では、長野五輪男子500mの西谷岳史選手の金メダルが今でも残る快挙です。当時、西谷選手は「浪速の弾丸」というスタートダッシュを武器にしており、周りの選手が追いつけない差を先につけてしまうという奇策が上手く行った結果の金メダルでした。もっとも、この手は既に世界に知れ渡ったので、今ではどこの国もスタートダッシュを重視するようになり、西谷選手も次のソルトレークではメダルを取れませんでした。

転倒ぎりぎりで勝負する競技ゆえ、「失格」や「判定による救済措置」などが試合を左右することもあります。ショートトラック界では有名な存在だった寺尾悟選手が、ソルトレーク五輪でこの失格で決勝進出を阻まれたこともあります。明らかに妨害が原因で転倒した場合の救済措置は、次のラウンドが5人のグループになることで救済されます。

こちらは今はあまり注目されていませんが、メダルを取ればたちまち注目するのが日本のマスコミです。是非とも結果を出して、日本のメディアを見返す活躍を期待しています。
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フィギュアスケート

2018-02-04 16:09:13 | 他スポーツ
今や日本ではメジャースポーツの冬の五輪の華、フィギュアスケートについて書きます。もともとはフィギュアとは「図形」という意味で、図形を正確にたどるという地味なスポーツからスタートしましたが、今やジャンプで4回転を次々と回る、アイスショーの国際大会と派手になり、テレビでも中継されるスポーツになっています。

皆さんご存知の通り、演技の内容をジャッジが採点する競技ですが、以前は得点の基準がなく、2002年ソルトレークシティー五輪で「疑惑の判定」を生むことになりました。そのため、今の採点方式はどんな技を繰り出せば何点という明確な基準があります。かつての金メダリストの荒川静香さんは「点数のために滑っていてあまり楽しくない」と感じたこともあります。

最近、ジャッジの点数がテレビで公開されるようになってきたので、どの技を出せば何点という情報は一般視聴者である私にも知るところとなりました。それを見ていると、今の男子フィギュアと女子フィギュアは、だいぶ内容の違う次元での勝負になっていると感じます。

男子フィギュアは、今や「大技合戦」の様相です。4回転は当たり前になり、羽生結弦選手や宇野昌磨選手は、ショートで2本、フリーで4本の4回転を飛ぶようになりました。同じ技を2回飛ぶと減点されるので、違う種類の4回転を飛ぶことが必要です。そのため、最も簡単な「4回転トーループ」では十分でなく、「4回転フリップ」や「4回転サルコウ」などの大技への挑戦が進んでいます。

これに対し、女子フィギュアはまだ試合で4回転を飛べる選手はいないので、3回転-3回転のコンビネーションに挑むか、トリプルアクセルを飛ぶかどちらかの選択となります。点数的には3回転-3回転のコンビネーションの方が高いので、このコンビネーションの最初のジャンプで失敗して、1回しか飛べないと大きな減点になり非常に痛いことが理解できます。

今回の平昌五輪は時差がないので、フィギュアもリアルタイムでの観戦も可能でしょう。羽生結弦選手がどんな状態で出てくるかにもよりますが、今回もメダルのチャンスなので、楽しみにしたいと思います。
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