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Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

大学進学の意味(羽生直剛)

2006-12-20 21:22:46 | 他チーム
レッズ選手の紹介シリーズは、ほぼ選手を一周してしまったので、たまには他チームの選手について少々述べます。第1回は、羽生直剛選手(千葉)です。代表に入った今は有名な選手になりましたが、まだ千葉で試合に出始めたばかりの頃の、サッカーマガジンの記事が今でも印象に残っています。

羽生は、地元の八千代高校の出身で、当時県内で無敵だった市立船橋を破って選手権に出場したときに、初めて名前を知りました。ただ、当時はプロからオファーが来るほどの選手ではなく、卒業後は筑波大に進学しました。その進学の理由が、当時18歳だったにもかかわらず、ずいぶん大人びた決断だったので印象に残っています。

それは、プロになるならないにかかわらず、スポーツのことをじっくり勉強したいという理由で筑波大を選んだことです。筑波大のスポーツ専修は、練習、栄養、休養というスポーツ上達の3ヵ条を教えたり、経済学などの授業もすべてスポーツに絡めた内容になっているそうです。

他の名門校だと、法律などスポーツとは関係ない授業を聞く必要があることが、筑波大を選んだ決定的な理由でした。筑波大でプロ意識の基礎を学んだことが、千葉で活躍できる理由になったとインタビューに答えていました。18歳で、ここまで考えて決断できるのは、自分が18歳だったときのことを思えば驚異的です。あの頃は、私の場合はとにかく大学に行けば勉強することは見つかるみたいに軽く考えていたと記憶していますから。

羽生のいいところは、トップ下というポジションにとらわれず、そのときにチームが空けているスペースを正確に埋める技術です。ボランチにいることも、FWにいることもありますが、どちらでもいい仕事ができます。かつての森島(C大阪)のように、得点力が加わるともっといい選手になれると思います。
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