お父さんが帰ってきていろいろあったけど、なかなか日記をつけるひまがなかった。
久しぶりにみて、やっぱ退院当時は優しい気持ちだったのだなあ〜、と。
介護は雑用の嵐だった!
仕事から帰ってきてすぐ散らかった部屋を片付け、床掃除、
汚くなっているトイレ掃除、便を漏らしていたらその始末と着替え、次の日の昼と夜のお弁当を
計算と計量しながらつくり、手足の傷の消毒と包帯交換、
そうそう、自分の夕飯も作って食べきゃー、なんて
最初の2ヵ月くらいはまじめにやってたけど、寝不足過ぎてとても体と気持ちがもたない!
5時に終わる公務員みたいな仕事ならいいけど、オレ仕事終わるのが早くても20時、遅い日は23時だぜ〜!
できるか!
と一人で突っ込み、だいぶ手を抜くようになった。
それでも十分忙しいけど
だいたい、カロリーたんぱく計算きちんとしても、案の定昼間に勝手に間食してるし、
勝手にでかけちゃ転んで呼び出されたこと何回あるか!
これはまじめに一生懸命介護すればするほど怒りも大きくなることに気がついた。
献身的に介護をしている人が、時々相手を殺してしまう事件があるけれど、わかる気がする。
介護は先が読めないし、よくなっていくことはまずない。
こちらの思ったようには動いてくれないし、
介護される側も必死だから、感謝もせず、怒鳴り散らされる場合もあるだろう。
希望もなくなって、つい発作的に‥。
って感じだと思う。
介護する側の話し合いの場、とかいうけどそんなとこいってる暇ないんだよね。
介護する側が一番ありがたいこと、それはたぶん、その人の家庭のことがよくわかっていて、
本当に困った時は自分の代わりに面倒を見てくれる、
それを厭わない人たちが身近にいることだと思う。
そしてそういう人がいるんだという安心感だと思う。
実際に頼まなくても、そういう気持ちだけで、介護する側の気持ちは十分救われると思う〜。