ナサラ農法開発者の翡翠先生のブログ

農業が注目される今、本物の農業が必要です。安心安全で環境に優しい農業を推進します。美味しい・栄養価の高いものへと・・

大きな被害にならないために!

2011-03-23 00:05:58 | 近況ニュース

4大公害病といわれる、水俣病・第二水俣病・イタイイタイ病・四日市喘息は、日本の高度成長期の傍ら、公害による人的被害を大きく齎したものであり、2度と繰り返さないためにも、次世代に伝えなければならない大きな環境破壊問題です。

今、正に昭和における公害が、この平成の時代にも訪れようとしています。

東日本大震災の影響で、多くの方が無くなり、また行方不明者も多数います。そんな悲劇の震災で、もう一つ大きな問題を抱えています。それが、福島第一原発による放射物質によるものです。この放射物質が大量に拡散しようとしています。そして、この拡散が多ければ多いほど、多くの生物に影響を与えることになります。

放射物質においては、ヨウ素131、セシウム134、セシウム137が、検出されました。セシウム137に付いては、10年以上の経過状況を把握する必要があります。とても長き時間の調査が必要となることと、人的被害においても、長期の時間がかかる可能性が高い物といえるでしょう。

水俣病では、有機水銀の内、メチル水銀によるものと判明しました。この時代では、検査方法も少なかったため、何が原因であるかに時間がかかり、多くの犠牲者が出て、とても大きな被害となりました。

そして、どのようにして人の体内に入ったのか、それは、魚介類によるものでした。

長年かけて蓄積されたものが、体内に入ることにより被害者が出ました。

体内に入ってからの被害です。放射物質もある意味では、少し似ているところがあります。体内に取り込んでから、暫くして症状がでてくるという可能性を秘めているということです。

今回の放射物質も、このようにならないような対策が必要です。

今後の調査を短期で終わることなく、何年かけ継続し、調査が必要と考えます。

福島や他4県においてもホウレン草に放射物質が含まれ、出荷が出来なくなりました。これは、生産者にとって、とても大きな打撃となりました。路地栽培もハウス栽培も同じものとみなされてしまいました。ハウス栽培の物は、検出されていない可能性もあると考えますが、非常に厳しい結果となりました。日本の市場を見るとこの地域での生産は大きく占めているので、日本のほうれん草が、一気に価格が上がることは、間違いないように感じます。

これから、どのように対処すべきか?についても慎重に判断が求められます。

我々は、我々自身で守るほかありませんが、どのように守るかも考えなければなりません。

拡散した物質をどのように、拡散を防ぐのか、又拡散した物質をどのようにして、対処するかに、かかってきます。

日本に沢山いる研究者も集まり、方法も考えなければいけない時期に来ているように感じます。今こそ一丸となり、「日本を守る」只この一言だけで進めることが重要と考えます。



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