ナサラ農法開発者の翡翠先生のブログ

農業が注目される今、本物の農業が必要です。安心安全で環境に優しい農業を推進します。美味しい・栄養価の高いものへと・・

楽しみな季節とルール

2013-01-30 23:34:04 | 農業

今日も朝から渡る空、一日中良い天気になりました。

気温も先日から随分暖かくなってきましたね。

数日で、庭の梅の蕾も大きくなってきました。

もう直ぐで花が咲き始めますね。

梅の花が咲き始めると山では、蕗の薹が顔を出し始めます。

その後、暫くすると毎年楽しみにしている、タラ、コシアブラ、コゴミですね。

いよいよそんな季節になってきました。

 

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しかし、近年山の植物に変化が出てきています。

それは、特にタラです。

どうなっているのか?

大きく成長したタラが切り倒されて、芽が取られています。

背が高いところは、届かないので、木の幹を切り倒して採取しているのです。

そして、全ての芽を採ってしまうので枯れてしまい、どんどんタラの数が減ってきている。

昔は、木を切り倒し採取したり、全て採るような事は無かったのだが、近年そんな状況が目に入ります。

知人の山の地主もこんな状況になり怒っていました。

何度か、切り倒して採取している所を目撃し、注意した事があるとのこと。

その方たちは、皆遠方の街の人たちだそうです。

昔から山と共生している人は、そんな事はしないですね。

毎年、恩恵を受けなければならないから、そんな事はしないのです。

秋は、山芋堀りの人たちにも頭を抱えているそうです。

掘り起こしてままにしてしまう。

芋の上部に4本の根が伸びています。その部分を又土に埋めておくと又芋を造り出します。

そして、又大き成長するのですが、掘り出しその部分は、掘ってそのままにし、枯れさせてしまっています。

もう芋はできないですね。

猪では、その部分を掘ることなく、下の芋だけ掘り起こし食べていきます。

そうすることで、また芋が食べられるということですね。

自然の中のルールです。

自然のルールを守らないのは人間だけ。

だからこそ、山の食料が不足し、田畑へ出てくる原因の一つとも言えるでしょう。

人間社会に於いてもその国ごとのルール、その土地ごとのルールがあるように、山には山のルールが有ります。

皆が心がけ、大切な山の恵みを大事にしていきたいですね。

 

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