内的自己対話-川の畔のささめごと

日々考えていることをフランスから発信しています。自分の研究生活に関わる話題が多いですが、時に日常生活雑記も含まれます。

少し休ませてください ― K先生の遺言的随筆集『初夏、澄んだ青空の下、風にそよぐポプラの木の根本で私は死にたい』(出版予定なし)より

2020-06-25 20:27:26 | 雑感

 今日は、ほんに身も蓋もない短い雑言でございます。
 仕事上、パソコンの画面を眺めている、いや、そこに表示されている、メッセージ・情報・データをちゃんと読み、それに即応するということに費やす時間は、平均して、一日ざっと六時間は下回らないという業務形態を数年に渡って続けてきたわけですが、それがこの三月から、少なく見積もって八時間に増えており、そのための眼精疲労はもう苦痛の域に達しており、誰に向かってかわかりませんが、「もういい加減にしてくれ。少し休ませてくれ」というのが現在の偽らざる心境でございます。
 というわけで、誰の承認を受けたわけでもありませんが、明日は一日、自主的に一方的に休みます。メールには一切返事をしません。でも、休むって言ったって、それは翌日の研究発表の準備の時間を確保するためで、何もしないで、ボーッと過ごす休日ではありません。
 私は体力もストレス耐性も人並み以上だと思いますが、最近つくづく思うのは、自分はいったい何のためにそれを使ってきたのかということです。労ばかり多くして、結局無益なことのために無駄に使ってきたのではないかという思いを拭い去ることができません。
 一言で言えば、すべてのことに対して、「バ~ッカじゃないの」って、叫びたい衝動を抑えるのは容易ではありません。
 それでも私は「キレません」、というか、「キレる」ことができないのですね。はぁー、これって、育ちなのか、なんなのか知りません。一つはっきりしていることは、私は自分が大嫌いです。
 と言っておきながらなんですが、明後日の発表原稿、結構「イケてるじゃん」って、自己満足に浸りながら(まだ半分しかできてないのですが)、この愚にもつかない記事を書かせていただきました。
 ここまでこの文字通りの駄文を読んで下さった、その寛大さ海のごとく広く深い皆様に、衷心より感謝申し上げ、筆を置かせていただきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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1 コメント

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Unknown (mituki)
2020-06-26 07:39:36
ずいぶん昔のドラマで、
「今の自分が好きですか」という
セリフがあり、心に残りました。
これは結構、背筋が伸びる質問です。。

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