「戯言の部屋」

セピアス、戯言を語るの間

むっしっし 第三弾

2006-01-16 20:41:15 | Weblog

 午前4時に泣きました。
 あうあう・・・・。
 今回の「第十二話 眇の魚」。
 映像がキレイすぎて、もうハートにズッキュンでした。いがった~。

 で。
 個人的に、アノ「夜は一向に明けなかった」のヒトコトから、夜→朝までの時間について語りたいと思い立ちました。
 全然ストーリーと関係ないですが、皆様の朝方の時間がちょびっと豊かなものになるやも?

 
 はい。ここでクイズです。

「夜が明け始めて、空がうっすらと明るくなってきたときのことを何と言うでしょうか」
 
 夜明け・・・というボケは却下です。
 曙(アケボノ)・・・惜しい!
 正解は、東雲(しののめ)です。
 知らねーよ!と思ったかた。
 大丈夫!古典を専攻していたセピでさえ知りませんでした(←駄目っ子)

 夜から朝にかけての空の状態によって、驚くほど沢山の名称があります。
 時間軸に合わせて書き出してみると・・・

1 「ゆうべ」・・・多分、夕焼けが一番キレイな時間。

2 「よい」・・・日が沈んだ直後。

3 「よなか」・・・夕闇が降りて、あたりが真っ暗になった頃。

4 「あかとき」・・・暁のこと。時間にして午前3時から5時。辺りが明るくなってきた頃。

5 「東雲」・・・日が昇る直前。

6 「あした」・・・日が昇る頃。
 
 凄くないですか!?
 こんなに色々と表現があるんですよ。
 古来の人々の感受性に驚嘆せずにはいられません。
 
 で、立ち戻ってむっしっしですが・・・。
 ギンコが彷徨った時間はどの時間なのかなと思いまして。
 ま、月が昇って沈んでまた昇っていたわけですから・・・「よなか」なんでせうが。
 個人的には「よい」→「よなか」→「あかとき」ちょっと前を彷徨っていたんでないかと考えています。
 なんとなくね、こう・・・時間がループした曖昧な空間だったんじゃないかとw

 寒い冬の朝。
 仕事に行く前の一時、ぜひとも空をご覧なせえ。
 そして、影も生まれぬ日も昇らぬこの時間に、東雲という名をつけた古え人の繊細さに想いを馳せてはいかがでせう?