南町の独り言

様々な旅人たちが、日ごと行きかふ南町。
月日は百代の過客、今日もまた旅人が…。

ゆううつな年末

2006-12-25 22:12:54 | Weblog

実家のK労組定例会議に出席。
ほぼ毎月1回の会議にはできるだけ参加し、活動報告をおこなう。
ことのついでに診療所へ寄って定期チェック。
途中、市長選がらみの話をしてきたせいか、それとも、この2~3日の不摂生のせいなのか血圧が異常高騰。
原油価格と同様に高位安定(?)。
ゆううつな年末に年賀状を書く気もおこらない。

今回の定例会議では、正月休みの暇つぶしに2冊の本を紹介。
少々重たい2冊であるが、私のような小さな眼もちょっぴりは開けてくれる。

第2次世界大戦後、世界を2分した冷たい戦争。
アメリカを盟主とする資本主義国家群とソビエトを盟主とする共産主義群。
1945年からはじまった冷戦は、1989年「ベルリンの壁」崩壊により終結する。
冷戦終了後の世界の見方をめぐってふたつの論文がぶつかった。
フランシス・フクヤマの書いた「歴史の終わり」と、サミュエル・ハンチントンの「文明の衝突」である。

2001年9月11日アメリカで連続テロ発生。
ハンチントンの予想通り、アメリカはイスラム世界との戦争に突入していく。
アメリカはイラクの泥沼に引きずり込まれ、今年11月の中間選挙で共和党敗北の憂き目をみる。
西欧文明1極化から世界は多極化へと歩み始める。

グローバル化・多極化・IT化の近未来(現在)世界を描いた1冊は、先に紹介したトーマス・フリードマンの「フラット化する世界」。

冷戦後の姿を言い当てたサミュエル・ハンチントンの「文明の衝突」と、これからの社会を予測するトーマス・フリードマンの「フラット化する世界」をご賞味あれと薦める。


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