南町の独り言

様々な旅人たちが、日ごと行きかふ南町。
月日は百代の過客、今日もまた旅人が…。

求人倍率“1”を実現させよう

2011-07-15 17:02:16 | ユニオン
鳩山さんの首相就任時の所信表明演説に感銘したことがありました。
その後、その言葉は知的障がい者の雇用に力を入れている日本理化学工業の会長の受け売りだったことを知りました。
行動を伴わない言葉をいくら巧みに使っても、そのリーダーからは真の“いのち”が育たないことをよく理解しました。
当時の演説はこんな内容でした。
『「ものやお金があれば幸せだと思いますか。」
「人間の究極の幸せは四つです。
愛されること、ほめられること、役に立つこと、必要とされること。
働くことによって愛以外の三つの幸せが得られるのです。」
「その愛も一生懸命働くことによって得られるものだと思う」』

当時も雇用状況は大変な厳しさでした。
あれから1年半、まったく雇用環境は好転していません。
好転どころか3・11大震災の影響を受けて、静岡県内の有効求人倍率は全国平均を大きく下回る0.54(5月)で、全国35位という不名誉な記録を更新しています。
国民にとってまず第一に必要なものは“働く場”です。
そのことを演説で鳩山さんは意味じくも語っていますが、逆に言うならば、「働く場がなければ人間の幸せは得られない」となります。

連合静岡の労働相談には「仕事が見つからない」という深刻な相談が多く寄せられるようになりました。
なんといってもまずは“働く場”を創造していかねばなりません。
それがあってこその“労働相談”です。

連合静岡の当面の大目標を「有効求人倍率“1”の回復」におくというのはいかがでしょうか。
どうすればそれが実現するのか、すべての方々に協力いただけるよう皆さんと一緒に考えていければと思います。


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