南町の独り言

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富士山世界遺産の真の意義

2013-08-04 17:12:09 | Weblog
「富士山世界遺産登録感謝の集い」がグランシップで開催されました。
町内の草刈り奉仕作業を終え、大急ぎでシャワーを浴びて参加しました。

カンボジアで大活躍してくれた前文化庁長官近藤誠一氏は、記念講演で「世界文化遺産登録の意義」についてこのように語ってくれました。

『世界遺産登録の正式名称は「富士山ー信仰の対象と芸術の源泉」です。
その意味は単なる富士山の美しさや壮大さが評価されたものではありません。
富士山の文化的、歴史的、文明史的価値を評価されたものです。
またそれは日本人の思想、文化の価値を評価されたものでもあります。
そのことを通じて日本人が改めて再認識、再評価し、自信と誇りを取り戻さなければなりません』

日本人の自信と誇りを取り戻すきっかけになれば最高ですね。

先日友人からいただいた小冊子「世界遺産富士山のヒミツ」には子どもにも分かるように世界遺産について説明してありました。

富士山の「なに」がみとめられたの?のページにはこう書かれています。
『富士山は神さまが怒って噴火するのだと信じられていたので、神様をなだめるために麓に浅間神社を建てました。
噴火がしずまるとこんどは富士山の上には仏さまの世界があるとして、それをめざして山に登るようになりました。
江戸時代にはたくさんの人が登山し、それは今でも続いています。
また、富士山の姿は、世界でもほかにないくらい美しいので、昔からたくさんの絵の題材になってきました。
なかには世界にも注目された絵もあります。
このようなことが世界からみとめられて、富士山は「信仰の対象と芸術の源泉」として世界遺産に登録されたのです』
(発行:富士吉田市教育委員会)

ほんとうに分かりやすいですね、感心しました。



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